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84 :きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/09/20(木) 01:09:44 ID:STS2Dsze

少女は、ポケットから刃物を取り出した...
そしてその刃を突き出しターゲット目掛けて突進した。

「えぇ~い、成敗!!」ポキッ
少女の刃物は、ポッキーのごとく折れた。

「痛っ!もぅ~またペーパーナイフも持ち歩きながらうろちょろして」
ターゲットは、そう言いながら彼女に近づきて来た。
(あわわ~こ・殺されるよぉ~助けて康介くん!!)
「言う事聞かない悪い子はこうだぁ」むぎゅっ
少女は、ターゲットに無理矢理、胸を押し付けられ窒息寸前。
(うぐぐぅ~助けて康介くん!このままじゃデカ乳オンナにおっぱいで殺されちゃうよぉ~)

しかし、当の康介少年は、少女を羨ましそう見ていた
(いいなぁ女の子は、ああいう事されてもお咎めがなくて………)


彼女の名前は、犬神萌(いぬがみもえ)。
同級生の山寺康介(やまでらこうすけ)に
思いを寄せる都立天領ノ酒中学校に通うごく普通の女の子。

これは、嫉妬深くてドジっ子な犬神萌のエキサイティングコンバットラブストーリーである


85 :『ヤンドジさん』 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/09/20(木) 01:12:03 ID:STS2Dsze


うぅ~よくも康介くんの前であんな恥ずかしい事を…もう許さないんだから!!

ようやく友人であり恋のライバル(と勝手に認識している)の牛飼くるみ(うしかいくるみ)の
オッパイ圧殺攻撃から逃れる事のできた萌は、新たなる作戦を実行していた。

ここは、給食室。
今日のクラス分の給食はここに配置されているのだ...
そう、萌の新たなる策略とは、くるみの給食に毒を入れ毒殺するという恐ろしい計画なのだ!!

「フフフ、あなたがいけないのよ」
萌はポケットから保健室から盗んできた薬をくるみの松茸ゴハンの中に入れた。
危うし!くるみの運命やいかに!!

「わぁ~今日は、松茸ゴハンだ!私、松茸ゴハン好きなんだ!」
くるみは、自分のどうでもいい情報をクラスメイトに公開すると松茸ゴハンを貪った。

(さようならくるみ、あなたの最後の言葉は『わぁ~今日は、松茸ゴハンだ!私、松茸ゴハン好きなんだ!』よ)

しかし、放課後になっても死ぬどころか痙攣さえ起こさないくるみ。
萌は、なぜくるみが死なないか不思議でなりません

「…なんで死なないんだろう?」
そう言いながら萌は、毒薬のビンを眺めていました。





『カッパ印の正露丸』


86 :『ヤンドジさん』 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/09/20(木) 01:13:01 ID:STS2Dsze
萌は、なぜ数多くの作戦が失敗するのか考えました。
―――そしてある事に気付きました。

刃物で刺しても毒薬を飲ませても死なないくるみ。
…そうかわかったぞ!実はくるみは地球外生命体なんだ!!
だから昨日、高所恐怖症を我慢して学校の屋上に連れて行っても怖がらなかったんだ
(ついでにその『屋上から突き落として自殺に見せかけよう作戦は失敗)

などと脳内MMRを展開させる萌。
『宇宙人=人間の康介が好きになるわけがない』という構図から
くるみはもう敵ではないと考えた萌は、今度は、どうやって康介を自分に振り向かせるかを考えた。

振り向かせるだけじゃ駄目!私だけを見て私だけを愛させる方法...
萌が脳内会議を白熱させていたその時!!

「えぇ~また某国が拉致をした疑いが浮上しました」
たまたま拉致事件のニュースが耳に入った萌は、恐ろしい策略を思いつくのであった。

そうだ!康介くんを拉致して私の部屋に監禁し、私の魅力に気付かせよう 
その後、愛し合う二人…そして康介くんと結婚。

『ヤンドジさん』第三部(も続いてないけど) 完!!

しかし、相手は男の子、とても私みたいな女の子じゃ拉致監禁は無理…
なので『拉致』の部分を『家に招いて美味しいご飯でもてなし』に変更。
『監禁』もママにバレたら怒られるので『帰りたくなくなるようにする』に変更。

…完璧だ
これで康介くんの心は私の物―――

「あ、あは、あはは、あ~っはははははははははははは………」


果たして、康介少年の運命やいかに?

To be continued...