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183 :溶けない雪 [sage] :2007/09/27(木) 17:39:44 ID:jbjk43y6
2

水無月 雪梨・・・・・・

自分の友達作りも、
雲海の紹介から輪に入り、
雑談を少しした事で上手くいった。
さすがに友人が居るとはいえ、
緊張はしたが別に大した事もなく、
直ぐに話に入れたので問題はなかった。
さすがに後押ししといて後は知らんぷりというのもどうかと言う理由から、
視線だけで水無月さんを探す。
彼女は窓際に居た、
先程のどこか退屈そうな感じで窓の方を見ていた顔と違って、
今は楽しそうに女子の中心で話していた。
良かったなと思う。
そんな事を思うのは単なる自己満足に過ぎないけれど、
それでも良かったなと思う。



今の心境を答えるとこうなる、
やっぱりか、と。
現在、教室では新学期でいう恒例の自己紹介が行われている。
早口で何を言ってるか分からないまま自己紹介を終える者、
テンションの上がりすぎでその場の勢いでネタに走る者、
だんまりしたまま流れで何も言わないまま次の人に回される者、
自己紹介なのにいきなり初恋の話を暴露しはじめる者、
只の人間には興味がありません、とよく分からん事を言い始める女子、
となかなか騒がしい雰囲気で自己紹介が行われていた。
まぁ、よくもこんなに自己紹介で盛り上がれるものだね。
だけどこれはこれで悪くないとも思う。
どうせなら僕もたまには普通に終わらせずに何か普通じゃない自己紹介をしようかな?
そう思っていると自分の番がきた、
「えっと、坂田 健二と言います。
ありそうでなさそう名前だねとよく言われます。
これから一年よろしく」
と、大した事も言わずに自己紹介を終えた。
やろうと思っても実際に行動したら大概はこんなものだな、
と思うと同時に、
自分には冒険心があるのだろうか?と自問していた。
やはりないのだろうと結論を出した頃、
水無月さんの番がきた。



184 :溶けない雪 [sage] :2007/09/27(木) 17:40:16 ID:jbjk43y6
「私の名前は水無月 雪梨と言います。
ここへは引っ越してきました。
現在は祖母と2人で住んでいます。
皆さんどうかよろしくお願いします」
水無月さん引っ越してきたんだ・・・・・・・
まぁ、人には色々な事情とかがあるものだしな、
勝手に自己完結しておこう。
そこで自己紹介は終わりかと思っていたが、
水無月さんは急に回れ右・・・・・・・性格に言うと僕の方を向いて
「さっきはありがとう」と、
お辞儀をしてきた。
さっき?・・・・・・・・・・あぁ、少し後押しした事か。
きちんとお礼を言うなんて律義だと思う
、ただのお節介をしただけなのに。
水無月さんは僕にお礼を言うと、
今度こそ自己紹介を終えて席に着いた。
お礼を言われるのは気持ちのいい事だが
、さすがに自己紹介という場でお礼をされたら、
当然お礼を言われた僕が皆に注視されるわけで、
凄く恥ずかしい。
しかし、水無月さんは彼女なりに僕にお礼が言いたかったんだ、
という気持ちがあったのは分かるので、
彼女に何か言おうにも言えず、
結果的に教室は?マークと共に僕を注視する人間が大半の状態で自己紹介が進められた。
早く休み時間になんないのかな?
ようやくHRが終わり、
休み時間になった。
HR終了頃には注視される様な事は無くなって助かったけど、
休み時間になったら今度は今日出来たばかりの友人達から、
質問をされまくった。
あんな美人に抜け駆けはいかんだろとか、
こいつ・・・・・・フラグを立てやがって・・・・・・・・とかなんかも言われた。
フラグって何?
「そう言う位なら、君達も話掛けてくればいいじゃん。」
こう言うと友人Aはでもさ、と
「あんなに美人だとさ、
何か話掛けずらくないか?
なんかさ・・・・・・こう、高嶺の花みたいな?」
なるほど、確かにそうだろう。
あんなに美人だと気後れするのも頷ける。
でも、だったら何で僕は普通に話掛けられたんだろう?
その問いに友人Bは言った、
「鈍いんだよ」
なんか腹立つな。



185 :溶けない雪 [sage] :2007/09/27(木) 17:41:08 ID:jbjk43y6



帰る前に委員会を決める事になった。
しかも帰る前とは文字通りに帰る前で、
放課後になる10分前にいきなり先生が決めると宣言しだした。
最初は皆がぶーぶー文句を垂れていたが、
先生の
「早く決めないと帰れないぞ?」
という有難いお言葉で気がつけば進行役が出来ていて、
書記もいつのまにか配置され、
黒板に委員会の名前をかなりの速度を持って書いている。
先生は素晴らしい策士ですね・・・・・・・・
委員会だが、昔から僕は保健委員だったので保健委員に立候補した。
幸運な事に立候補者は誰も居なかったのでとりあえず僕は保健委員に確定した。
理由は特になかったりするが、
なんとなくポリシーを感じて、
毎回保健委員に立候補してしまう。
僕が保健委員に確定したあと、
女子が保健委員に立候補した。
驚いた事にその女子は水無月さんだった。
他に立候補を誰もしなかったので、晴れて僕と水無月さんが保健委員という事になった。
何でだろうと思いはしたが、
決まった人は早く帰れるので、
水無月さんもそんな口だろうと深く考えず、
僕は帰宅する事にした。
お腹すいたな・・・・・・・・・