※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

155 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/11/05(月) 22:47:20 ID:YONr8Wxx

 この物語の主人公こと山田太郎は、名前からして何の変哲もない、ごく一般的な平均少年だった。
 だがある日、ちょっとしたことがきっかけでクラスメイトの美少女闇月杉江に惚れられてしまって以来、彼の日常は一変する!
 昼夜問わず一方的に送られてくる大量のラブメール、振り向くと常に彼女と視線が合う恐怖。
 肩がぶつかったといちゃもんをつけてきた不良たちは次の日川に浮かんでいるところを発見され、
 ほんの少しだけ言葉を交わした少女は、次の週から極度の対人恐怖症を患って学校を休むようになってしまう!

 そんな狂った日常に耐え切れなくなり、太郎はついに自由への逃避を開始する。
 しかし、どこまで逃げても杉江は追ってくる! 裏路地も田舎町も山の中も、太郎がいる限りどこにでも現れるのだ!
「お前は一体なんなんだ!?」
「これこそ愛のなせる技よ!」
 へとへとに疲れきった太郎は、逃亡途中に見つけた廃屋に身を隠し、ようやく人心地つく。
 だが休んでいる暇はない。今度は謎の怪物が、突然太郎に襲い掛かってきたのだ!
「GYOHEEEEEEE!」
「なにこれどうなってんの!?」
「危ないタローちゃん!」
 血染めの斧を振るう杉江の手によって、何とか窮地を脱出する太郎。
 しかし、その廃屋は既に怪物の群に取り囲まれていたのである!
「なにこの展開!? ここはヤンデレスレのはずじゃないのか!?」
「いいじゃんいいじゃん、ああ、タローちゃんと二人きりで、わたしとってもハッピー☆」
 鼻歌混じりに斧を振り回す杉江に守られながら、太郎は必死で逃げ回る。
 そして屋敷の一番奥で、謎の研究施設を発見するのである。
「な、なんだこりゃ!?」
「ああ、見てタローちゃん、あそこに変なロボットがある!」
 杉江の指差す先には、一振りの大剣を装備した謎の巨大ロボットが。
 その目の前で装置を弄っていた謎の老博士が、厳かに説明する。
「うむ、見つかってしまったか。このロボットはヤンデルカイザー。
火の如き感情をエネルギーとして起動する、無敵の剣神なのじゃ!」
「一体どんなSSなんですかこれ!?」
 太郎の突っ込みが空しく響く中、博士は緊張した表情で言う。
 この地球に危機が迫っている。
 敵は宇宙の彼方からやって来る巨大異星人で、外に溢れる怪物もその尖兵なのだという。
「奴らに対抗できる唯一の手段、それがこのヤンデルカイザーなのじゃ。
しかし、人間の感情を原動力とするこのロボットを動かせる人間は、未だに見つからん。
操縦者には火の如き激しい情動が必要なのじゃからして」
「あのー、すんません、僕帰ってもいいですか?」
「ダメだよータローちゃん。さ、一緒にこのロボットに乗ろうね」
「なんでさ!?」
「うふふ、感情で動くロボットなんて、わたしのタローちゃんへの愛を証明するのにピッタリだわ☆」
「いらないからそんなの!」
 嫌がる太郎を無理矢理引き摺って、杉江はヤンデルカイザーに乗り込む。
 その瞬間、凄まじい咆哮を上げながら、ついに起動する無敵の剣神。
 杉江のドス黒い愛が凝縮したものか、白かったはずの機体は一瞬にして漆黒に染まる。
「うわ、本当に動いたし!」
「やったね! 見た、タローちゃん。わたしの愛は無限大なのよ☆」
「いやだなあホントにもう!」
 こうして、ついにこの日本に無敵のロボットが降臨したのである!
「さあ行くよヤンデルカイザー! タローちゃんに手を出す女は、みんなまとめて一刀両断だあああぁぁぁぁっ!」
「いや、敵を斬ろうよ! 敵を!」
 行け、我らがヤンデルカイザー!
 (ごく限定的な)正義の名の下に、並み居る敵を斬り捨てるのだ!

 火情剣神(かじょうけんしん)ヤンデルカイザー
 ヤンデレスレにて、永遠に未公開予定!