※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

938 :無題 [sage] :2008/09/01(月) 21:01:07 ID:CnQkPIZk



最近、姉がよく僕に姉の親友の話題を振ってくる。
高階由紀子さんというらしいその人は姉の親友で、姉の好きな人の妹さん。
なぜか、姉は僕にその人がいかにいい人かというのを力説するのだ。

「すっごく美人なのよ」
「頭も良くて、優しい子なの」
「絶対気に入るって!」

僕はいつも適当に聞き流していたのだが、ある日姉の忘れ物を届けに姉の大学まで足を運んだときに、女との邂逅を果たすことになった。

「はじめまして」

確かに姉が褒め称えるだけあって美人だったが、何というのだろうか、少し目が澱んでいるような気がした。



さて、実はそれ以来彼女にはあっていなかったのだが・・・なぜか今、僕は姉に縛られ、高階さんに差し出されている。

「ごめんねー、でも、由紀子がどうしてもあんたを欲しいって言うから」
「私も兄さんを差し出しますし、ギブ&テイクですわね」

たしかに、姉の下には以前写真で見た男性が転がっている。
彼の方はどうやら気絶しているみたいで、全く反応がない。

「でも、何で・・・」
「だって、あたしが何言ったって反応なかったし、逢っても特に気に留めた様子もないし・・・ま、あたしもだけど」
「私達、お互いに相談してたんです。どうやったらお互いに好きな人を振り向かせられるか」
「彼にもあんたにも彼女いるから、一旦は諦めようと思ったんだけど・・・無理だった」
「だから、いっそ引き離してしまえって思ったんです。引き離して、ずっとずっとずっとずっとずうううううううっと一緒にいたら」

そこで彼女は言葉を切り、僕に向かって幸せそうに微笑んだ。

「きっと、私のほうを好きになりますよね?」

ここまで否定を許さない疑問を、僕は知らない。
ガクガクと震える足。いや、足だけじゃなくて、全身が震えている。

「さあ、行きましょう?二人の家に」
「じゃあね、たまには会いに行ってあげる」

そして、僕は意識を暗闇に落とした。
最後に映ったのは、姉の微笑。脳裏をよぎったのは心配性な恋人だった・・・。




次回、監禁される弟のもとへ颯爽と恋人が現れる!由紀子はその時、一体どうするのか!?

・・・ごめんなさい、嘘です。続きません。