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161 :ヤンデレウィルスに感染してみた [sage] :2008/09/10(水) 03:52:45 ID:puacegMt
「WARZONE」
小高い丘に登り地に伏せスコープを除く。
スコープ越しに広がる廃墟、今は戦場となったビル群。
大通りに視線を移し、私はあるものを探す。……発見。
朽ちて色あせたコンクリを背に一人の男が立っていた。
M4カービンを手に息を殺し壁の向こうを伺う味方の兵士。
近くには誰もいないよ、まったくもう、怖がりなんだから。
その行動があんまりに可愛らしくて、つい口元が緩む。
もっと、もっとかわいい姿が見たい……!
引き金を引く。1発の銃弾がコンクリの壁に突き刺さる。
敵襲と勘違いした男は、パニックを起こし大通りへ駆け出してしまった。
……ふへへ、慌ててる慌ててる。漏らさなかったみたい、えらいえらい。
でも……その行動、バッドネイチャー……だよー。
大通りに面したビルのひとつ、その屋上に敵のスナイパーを一人確認。
銃口の先にいるのはもちろん、彼。
敵よりも、早く、引き金を、引く。
脳漿を撒き散らし、彼はその場に崩れ落ちた。
撃ったのはもちろん、わたし。
獲物が突然死んで呆然とする敵兵も、ついでに殺しておく。
弱いとこ見せちゃ死ぬの、残酷だけどそれが戦闘なの……。
とぉるるるるるる!
こんなときに電話だ誰からか想像がつく。相手はどうやら怒っているようで。
「おい……お前いま撃ったろ?」
TVモニターを見るといつの間にか彼が目の前に立っていた。
ショットガンの銃口を突きつけて。
「クラス変えたんだぁー、でもショットガン苦手でしょー?」
「質問に質問で返すな。言ったろ!味方を撃つなって!」
「撃たなきゃ殺られちゃってたよー」
「殺ったのはお前だろ!」
「クスクス、だってぇ、クスクス、あなたが他の人に殺されるなんてぇ、我慢できなかったから……」
「……」
相手が電話を切ると同時にショットガンが火を噴く……ことはなかった。
私がBボタンを押してナイフで斬り付けるほうが早かった。
これくらいで死んでしまう……ゲームはゲーム。
さあ、このラウンドは後5分。十分逆転できる。
勝てば褒めてくれるかな……?