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470 :もう何も信じない 第6.5話 ◆KG67S9WNlw [sage] :2008/09/25(木) 23:43:30 ID:VJewfE0Q
「いやぁぁぁぁぁぁ!」

「光!?どうした!」

――――ホラ、アナタノダイジナヒトガシンパイシテルワヨ?――――

「やめて!いや!いやぁ!!!」
助けて! こわい!こわいよ!僕の中になにか怖いものがいる!

――――モシアノヒトガ、アナタガリョウシンヲコロシタコトヲシッタラ、ドウ
ナルノカシラ?――――

「ひっ……あ、あっ…やだ……歩…たすけて………」
「光っ!?」

僕は、歩にすがるように抱きつく。

「あは……歩…僕…ぼく…」
歩…君にこうして抱かれてるだけで…僕は…

――――アナタニソンナシカクアルノカシラ?――――

……え?

――――リョウシンヲコロシ、ワタシノ××××ヲダマシテイルアナタニ―――


い…いや………いわないで……

――――ワタシノ××××ニアイサレルシカク、ナイワヨネ?――――

「いや―――――っ!!!」
「落ち着け!光っ!」
「―――っ」

―――なに?あったかい…あれ、ぼく、あゆむに きす されてる――――

「ぷは…あゆむ………もっと、して……?」
「光?」
「もっと、ぼくをあったかくして?それで…こわいの、わすれさせて…?」
「まてっ!光!お前―――」
「はやく…たすけて………こわいよ……あゆ…むぅ…」

「…わかった。」


ああ…僕、歩に抱かれてるんだね?
ずっと、待ってたんだよ?
もっと、ぼろぼろになるまでシテいいんだよ?
だから―――

「はぁっ…あゆむ………すき………すきぃ……」
「光… っ、光っ!」

「っあ…きもち…いい……よ………あゆむ…あゆ、むっ!あゆむっ!あぁぁぁぁっ!



471 :もう何も信じない 第6.5話 ◆KG67S9WNlw [sage] :2008/09/25(木) 23:45:13 ID:VJewfE0Q
「じゃあ、買い物行ってくる。大人しく寝てるんだぞ?」
「うん………だって、立てないし。」
「それは………その……なんていうか……すまん。」
「あははっ、大丈夫だよ。その…ちゃんと気持ちよかったから、ね?」
「っっ…そんな恥ずかしいこと、真顔で言うな。」


パタン


歩、ぼく、幸せだよ。愛する君とやっとひとつになれて……
その…ちょっと痛かったけど、いっぱいシテれば慣れるよね、うん!

―――イッパイしてレバ、ネェ――――

「――ひっ!」

――――マッタク、マルデサカッタめすねこミタイネ――――

「いやぁ!あなた誰!どうしてぼくの中にいるの!」

――――ワスレタノ?ナラ、オモイダサセテアゲル―――

「…っ!?」

―――だれ?
…歩? まだあんなにちいさいんだ、かわいいなぁ。
……あれ、あんただれ?
歩をいじめるの?
なにするの?歩、泣いてるじゃない。
…やめろ…あたしの歩をいじめるなぁぁ!

ザクッ―――――

あははっ、ざまあみろ。歩をいじめるやつは、このあたしが―――

歩、どうしたの?
なにをそんなにこわがってるの?
あたし、歩をたすけてあげたんだよ?
―――? なんていってるの?

「………さん………とおさんっ……」

とおさん? そっか、あれは、とうさんだったんだ。

―――ホラ、オモイダシタ?――――

どういう事?それじゃ、僕は………

――――ソウ、コロシタ――――

「そんな…じゃあ、ぼくはいったい……」

―――ワタシハアナタ。アナタハワタシ。ソシテワタシタチハ――――


472 :もう何も信じない 第6.5話 ◆KG67S9WNlw [sage] :2008/09/25(木) 23:46:09 ID:VJewfE0Q

―――っ!そんな、馬鹿なこと…それじゃあ……僕は…
………もう…何がなんだが分からないよ。苦しい…とにかく、はやく楽になり
たい………
あはっ、あそこにいいものがあるね――――

カチカチカチ……………

これで、ここを切れば………きっと楽になれる………


バタンッ!

「やめろっ!光!!」



――――ちっ、もう少しだったのに、運のいい女。
でもこの調子なら、すぐ折れるわ。
そうすれば、私は私を取り戻せる。

そう、あなたはわたし。

私は―――佐橋 晶。