第1章エピローグ3「彼女の秘密」


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執筆者・ユルカ




深夜・EASE―


一つの机を挟んで、二人の女性が向かって話している。

エウリュディケとソフォクレス(豊桜 冥)だ。


「人間社会というのも、学んでみると楽しいものだろ? ソフォクレス」

「はい、そうですね……」


エウリュディケはソフォクレスに対して疑心を抱いていた。

先程からソフォクレスは何度も目線を外している。


「何か言いたげだね? ソフォクレス」


その言葉で安心したのか……


「はい。シグマについて……質問が」


一度自分の言葉を区切って、ソフォクレスは質問した。



同時刻・Dr.レッドリリーのアジト―


こちらでは、椅子に座る仮面の女性・Dr.レッドリリーと、
その靴をきれいに磨き上げているオブディアの姿があった。



「申し訳ありません、ドクター」

「過ぎたことはしょうがないわ。俄然興味が沸いて来たけどねぇ……」

「ドクター、奴について聞いてもよろしいでしょうか?」


靴を磨き終えたオブディアが、レモンティーを注ぎながら聞く。


「奴……変身した少女のことね」

「その通りです」


ここでオブディアは一呼吸置いた。

そして、一番聞きたかったことを聞いた。



「「彼女が他のライダーと違うというのはどういうことなのでしょうか?」」



EASE―


「確かに彼女は普通ではない。ライダーとして保有する能力以上に大変な力がある」

「大変な……力?」

「神と同等かそれすら超えてしまう力だ」



「創造だよ。あらゆる物を創造できる力。命すらもね」

「命までも!?」


答えに驚愕するソフォクレス。


「……そう。それこそ万人が得ることのできない『無限』の能力さ」


その時、ソフォクレスは思った。

この人はなぜ、そこまで知っているのにも関わらず、

すぐに動き出そうとしないのだろうか……と。




Dr.レッドリリーのアジト―


「彼女のデータだけを送られてきたときは最初誰だかわからなかったわ。けど、側にいた少年の顔で繋がった」

「少年……?」

「あの少年は……私の弟よ。義理ではなく実のね」

「え!?」


珍しくも、オブディアが叫んだ。


「私だって、木の股から生まれたわけではないわ」

「し、失礼しました。ドクター」

「説明を続けるわ」


レモンティーを飲みながらDr.レッドリリーは話を続ける。


「そうなると、彼女はあなたと関係のある人物になる」

「なんですって?」

「彼女はオブディア、あなたの姉に当たるのよ」

「ば、バカな!?」


先程よりさらに大きな声でオブディアは叫んでしまった。


「バカな事ではないわ」


Dr.レッドリリーは仮面を外し、妖しく微笑んだ。


「彼女も、私が作り出した存在なのよ」


Dr.レッドリリー……その素顔は……


志熊 京が「先生」と呼ぶ人物……


キール・B・時雨に瓜二つだった…………。



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