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    プラスマイナス作 「仮面ライダーシキ」バックナンバー 第0章「終わりと始まり」 第1章第5話「偽りの少年」 第1章第12話「異能強襲」 第1章第19話「レンゲル参上」 第1章第26話「暴走する刹那」 第1章第33話「破滅の夜は終わらない」 第1章エピローグ5「終わりの始まり」 第2章第2話「騒々しすぎる朝」 第2章第9話「静かな影、激しい闇」
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    岡島作 「仮面ライダーフェイト」バックナンバー 第0章「ある休日の出来事」 第1章第6話「それぞれの出来事」 第1章第13話「戦いへの序曲」 第1章第20話「Another side」 第1章第27話「突っ走る者」 第1章第34話「それぞれの夜」 第1章エピローグ6「オヤスミナサイ、でも眠れない」 第2章第3話「襲来」 第2章第10話「学校の日々」
  • 第2章第3話「襲来」
    執筆者:岡島 22:35 下水道 暗く静まり返った下水道、そこにフロストの姿があった。その手には携帯端末が握られている。 実は13号にはラビリンスによって発信機が付けられていて、その端末には13号の位置が表示されている。 「連中は引き揚げたか・・・・・・」 彼女が到着する少し前まで、Gのエージェント達が13号の探索の為いたのだが、 全員、引き揚げたので今はだれもいない。 「それにしても、いやな感じだな」 彼女も得体のしれない何かを感じ取っていた。だが彼女は、それを無視し任務を優先させた。 しかしながら、地下では電波が悪いのか、時折、位置を見失う事があり、 神羅月菜を見つけるのに少々手間がかかった。 「いた・・・」 ようやく、通路に座り込む月菜を見つけた。そしてフロストが月菜に近づくと 月菜はゆっくりとフロストの方...
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    ユルカ作 「仮面ライダーシグマ」バックナンバー 第0章「運命(さだめ)、動き出す時」 第1章第3話「デスティニー・エンカウント」 第1章第10話「Stalk」 第1章第17話「Σの覚醒」 第1章第24話「障害を排除する者達」 第1章第31話「遭遇と決意」 第1章エピローグ3「彼女の秘密」 第2章第5話「偽りという名の仮面」
  • 第2章第2話「騒々しすぎる朝」
    AM.08 35 ボード学園高等部2年D組・教室 今日もいつもどおり、朝のHRが行われている。 が、今朝は様子が違っていた。 「…というわけで…みんなも知っていると思うが…中等部に“キャナ☆”ちゃ…じゃなくて新浜 香奈さんが復学した」 どこか歯切れの悪い言い方をしながら、担任の教師がボード学園を揺るがす大事件の説明をしている。 国民的人気アイドル“キャナ☆”。突然の復学。 今や学園でそのニュースを知らぬ者はいない。 「…まぁ…その…なんだ…彼女は国民的な人気アイドルだが…今はただの学生だからな…必要以上に…騒ぎ立てたりしないように…」 だが、生徒の大半は担任の話など耳に入っていないだろう。うずうずと落ち着きの無い様子で、HRの終了を待っている。 「いいか!とにかく彼女の事で騒いだり騒動を起こしたりするんじゃないぞ!いいな!!...
  • 第1章
    第1章 バックナンバー 第1章第1話「ある朝のこと」 第1章第2話「始まりを告げる者達」 第1章第3話「デスティニー・エンカウント」 第1章第4話「闇のつぶやき」 第1章第5話「偽りの少年」 第1章第6話「それぞれの出来事」 第1章第7話「Newcomers」 第1章第8話「未知との遭遇」 第1章第9話「戦士の心得」 第1章第10話「Stalk」 第1章第11話「闇の戦士、駆ける/光の巫女はいまだ目覚めず」 第1章第12話「異能強襲」 第1章第13話「戦いへの序曲」 第1章第14話「正義のヒロイン」 第1章第15話「G.B.R.I.E.L」 第1章第16話「彼女達の葛藤」 第1章第17話「Σの覚醒」 第1章第18話「変身・立ち上がるは白き騎士」 第1章第19話「レンゲル参上」 第1章第20話「Another side」 第1章第21話「疑心の芽生...
  • 第2章第14話「父と娘と」
    執筆者 深優 AM11 30 白姫邸・リビング 煌びやかな装飾品や明るく辺りを照らすシャンデリアに広々としたリビングに 無数の切り取られた画用紙に、クレヨンで描かれた犬や猫の絵が無数に散乱されていた。 無論、それを描いた本人しかそれが犬か猫か分からないというのが現状だ。 「ふ~ちゃん!ふ~ちゃん!」 その絵の中の中心で絵を描いていたフラウディアとお揃いのメイド服を着ている シェネス・V(ヴェッター)・白鷺は、 つまらないといった面持ちで誰かを呼ぶ。 無論、彼女の言う「ふ~ちゃん」とはフラウディアであるが。 「いかがいたしましたか?シェネス様」 フラウディアは、床の掃除をしていたのかポモップを携えながら呼び声に直ぐさま現れる。 「ふ~ちゃん!パパはどこにいったの?」 シェネスは、頬を膨らませ...
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    第0章「違えた道の果て、男女は決別す」 第1章第7話「Newcomers」 第1章第14話「正義のヒロイン」 第1章第21話「疑心の芽生え」 第1章第28話「黒姫、参る」 第1章第35話「騒がしい夜半」 第1章エピローグ7「忘れられた場所にて」 第2章第1話「朝からビッグニュース!?」 第2章第8話「“キャナ☆”の最初の友達は!?」
  • 第2章第5話「偽りという名の仮面」
    執筆者:ユルカ AM 08 50 ボード学園高等部2年A組・教室 「志熊さん? あなた、護矢君と何かあったの?」 「えええっ!?」 回し蹴りがさく裂し、ダウンした晃輝を横目に、雅菜は京にそう聞いた。 「な、何もないですよ! あったら、もっと普通に話しかけてきませんか?」 「それもそうね……。ごめんなさい。野暮なことを聞いちゃって」 しかし、この会話を交わした後、京は誰にも聞こえない声で呟いた。 (ごめんなさいはこっちのほうですよ……草加さん) そして、ダウンしている晃輝の手の中には、京の書いたメモがあった。 『放課後の屋上で待ちます。 志熊 京』 そして、その騒ぎを冷ややかな目で見ていた一人の少女がいた。 豊桜 冥 ―またの名を『EASE・技の戦士:ソフォクレス』― ...
  • 第2章第12話「もうとっくに、覚悟は出来ていた」
    執筆者:ユルカ PM16 19 某超高層ビル屋上 「あの……何時になったら動くのでしょうか?」 『まだよ、揺らぎが見えないのよ。もうちょっと待って』 オブディアがDr.レッドリリーと通信をしている。 15:00に動くはずだった。 しかしながら、待ったをかけられてしまい、今に至る。 そもそも、最初の目的であったSB社製のライダー及び、BOARDのライダーは、15:00には学園にいなかった。 そのため、目的を大幅に変更し、シグマ狙いで行くことになったのだ。 なんて本末転倒なのだろう!! 「そうは言っても、もう1時間20分も待たされたのです。私はもう待てません!」 『ええ、待った甲斐はありそうよ。揺らぎが見えたわ。ボード学園の屋上よ』 「オブディア、参る!」 オブディアはそう言って、...
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    サイショ作 「仮面ライダーネクス」バックナンバー 第0章「過去の思い出・闇を狩る現代(いま)」 第1章第4話「闇のつぶやき」 第1章第11話「闇の戦士、駆ける/光の巫女はいまだ目覚めず」 第1章第18話「変身・立ち上がるは白き騎士」 第1章第25話「友人のために/名無き者はただ傍観して……」 第1章第32話「拾うは不思議なスケッチブック/ただ影は月夜に照らされ」 第1章エピローグ4「影達の会議/妹を背負い」 第2章第4話「兄妹の悩み/影の初めの接触…失敗」
  • 第2章第4話「兄妹の悩み/影の初めの接触…失敗」
    作者・サイショ AM 08 25 ボード学園高等部2年A組・教室。 そこではHRが終わるのを今か今かと生徒たちは予鈴が鳴るのを待ちづけていた。 それは風瀬 列もまた同じであり何処かワクワクしていた。 最も新聞部としての特ダネゲットかそういう喜びではなく単純にアイドルと一緒の学校に通う事に対してだが。 「しかし、あのキャナ☆が転入なんて……すげぇよな晃輝!」 「ん、あぁ。そうだな……というか列。何でお前テンション高いんだよ」 普段よりもやけにテンションが高い列をみながら晃輝はどこか上の空だった。 その理由は三日前の戦いが原因なのは言うまでもないだろう。 「嬉しそうにするのはいいがキャナ☆がいるクラスには命李と華枝ちゃんがいるぞ……大丈夫か?」 「そ、そういや…………まぁ、さすがにマナーとかは弁えるから大丈夫だろ…すっごい不安だけど...
  • 第1章第33話「破滅の夜は終わらない」
    作:プラスマイナス 物語が始まる8ヶ月前。 20××年1月1日 新年あけましておめでとうございます。 この日、太平洋上のとある無人島で、ある事件が起こった。 “一ノ宮財閥”の私設軍隊が、同じく財閥の所有する無人島を爆撃したのだ。 爆撃は数十分間のみ行われたが、“一ノ宮財閥”の私設軍隊の大爆撃を受けた島は完全に焼け野原となり、地形が大きく変化してしまうほどの爪痕を残した。 この爆撃について、一般には『軍事演習』とされている。 しかし、これを不審に思った者たちも多く存在した。 “騎士団”や“G”を含めた多くの組織がこの事件の調査に乗り出し、爆撃された無人島に秘密裏に潜入し徹底的に調べ上げた。 が、破壊しつくされた島からは何も発見することはできなかった。 それもそのはず。“一ノ宮財閥”は島の爆撃だけでなく...
  • 第2章第10話「学校の日々」
    執筆者:岡島 9:15 ボード学園高等部2年A組 只今、授業中である。そんな中、草加雅菜は、ふと視線を、授業を受けているシンに向けた。 (今日は、来てるんだ・・・・・) シンは、サボりの常習者である。しかし、この三日間は授業に出ている事は多かった。 とは言え、一日中まじめに受けている事はなく。一限目に出たと思うと、 二限目、三限目はいなくて、四限目に授業に出ると言うように、不定期に授業を受けに来ていた。 なお、体育は必ずサボっている。 そんな彼の、授業態度はと言うと、机の上に、教科書を開き、おしゃべりもせず、居眠りもせず じっと黒板を見つめていて時折、教師の指示に従う形で、教科書に目をやる事にある。 一見、授業態度はまじめそうに見える。だが、ノートは一切取っていない。 そう、彼の机の上には、教科書は置いているが、ノートはおろか筆記用具いたるまで...
  • 第2章第11話「変わろうとする妹/揺らぐ兄」
    作者・サイショ PM13 00 ボード学園中等部3年A組 教室。 「……えっと、華枝ちゃん…大丈夫?」 話しづらい、そんな状況でもさすがに無二の友人が何時もの数倍位縮こまっているのをみて命李は話しかけてみた。 「う、うん……大丈夫…」 その返事もどこか弱弱しかった。無理もない、何せキャナ☆が友人第一号宣言してさらに演劇部に入る……。 見当違いにも程があるのに華枝に妬みの視線を送る人物もいたほどだ。 ソレを受けている華枝としては相当な重みなんだろう……。そう命李は感じた。 「あ、あと……その、ありがとうね……命李ちゃん」 「う、うん。いいよ、別に……『キャナ☆』さんも分かってくれたみたいだし……ね」 ちなみに今は華枝が命李の机の近くに避難して事無き事を得ている。 恐らく、いや確実に後少し命李が華枝を彼女の机から引きづ...
  • 第2章第13話「八枷 庵という男」
    作者:空豆兄 AM 8 48 繁華街 朝の繁華街で、漆黒の異形たちと戦いを続ける三者。 次々と現れる際限なしの軍勢を、歓喜とも取れる感情を込めて排除する黒い仮面の戦士。 これまた歓喜・・・・というか本当に嬉しそうにぽこじゃか敵をなぎ倒す重装甲の仮面の戦士。 そしてあと一人。 黒いコートにその巨躯を隠し、ただ腕を振り回すだけで異形を粉砕する男。 動きは鈍重ながらも、その一撃必殺の攻撃に次々と異形は数を減らしていく。 だがその異形の軍勢は異常だった。 単体では敵わないと分かると、それ以上の数を以って対象を排除しようと襲い掛かる。 しかもその対象の攻撃が自分を一撃で葬り去ると分かっていても、なお愚直に前進を繰り返すのだ。 (一体一体ハ非力・・・。シカシコレデハキリガナイ。) 大男は思案をめぐらす。 この場に異形と敵対する勢力...
  • バックナンバー(深)
    深優作 「仮面ライダーマゴット」バックナンバー 第0章「壊れた体と壊れぬ決意」 第1章第2話「始まりを告げる者達」 第1章第9話「戦士の心得」 第1章第16話「彼女達の葛藤」 第1章第23話「闇を焦がす」 第1章第30話「人ならざる者達」 第1章エピローグ2「はじまりの始まり」
  • 第1章第32話「拾うは不思議なスケッチブック/ただ影は月夜に照らされ」
    作:サイショ PM 18 30 中央公園 公園ではネクシアスは主の現在の状態にただ困り果てていた。 『……不味い。体力が殆んど回復していない……このままでは……』 起き上がることも困難……最悪一日は動けないだろう。 現に命李の息はほとんどか細くなっていた。 『敵対反応は……無いですが、一つ生体反応が来ています……一先ずはネクスライダーを戻して命李をベンチに移すことが先決ですね』 ユックリと命李は浮かびベンチへと降りる。 その姿はまるでベンチで寝ている少女だった。苦しそうに息をしていなければ誰もが「不用心だな」と思う位だ。 次にバイクがひとりでに消え……その場には命李を除けばふしぎな光景は消えていた。 暫くすると公園に一人の青年が息を切らせながら入ってきた。 『……人……ですか。随分慌てているようですけど……』 そ...
  • 第2章第6話「変わり始めた日常」
    「ごめんなさい・・・。部の演劇、出られなくなっちゃった・・・。」 おにぃちゃんにそう告げたのは、2日前の学校の帰り。 始業式の後で行われた、私の所属する演劇部の通し練習で。 2ヶ月前、誘拐事件を経験し、暗闇の中にいるとパニックを起こしてしまう障害を患っていた私は、 出番を待つ舞台袖の中の暗闇に耐えられなかった。 「・・・風瀬さん。言いにくいんだけど、正式に貴女を今度の演劇から外す事が決定したわ。」 「理由は、貴女が一番よく分かってるわよね?」 クラスメイトで同じ演劇部の八枷さんから、その現実を突きつけられたのは、その日の朝の教室での事だった。 通し練習でパニックを起こした私が連れ込まれた保健室で、保険の先生の橘さくらさんが言っていた通りに。 私の心身を心配しての、部の、学校の処置なんだと思う。 2学期の始まりは最悪。...
  • 第2章第9話「静かな影、激しい闇」
    作:プラスマイナス PM.12 40 ボード学園中等部3年A組前の廊下 「キャナ☆ちゃんこっち見てぇ!!」 「目線くださーい!!!」 「きゃー!!キャナ☆ちゃんと目が合っちゃった!!!」 ボード学園で一番の話題であるキャナ☆が在籍する中等部3年A組の前では、朝や授業の合間など僅かな時間でも人気アイドルのキャナ☆を見ようと、大勢の生徒たちが教室の前に押し寄せていた。 それが昼休みともなれば、より多くの生徒がやってくる。大勢の生徒が一ヶ所に集まれば、本人たちの意思とは関係なく、色々と危険な事故も起こるのだ。 実際に、下級生が人ごみの中で押し倒された挙句に怪我をしたとか、キャナ☆の写真を巡っての乱闘なども発生している。 そこで混乱する状況を打開しようと行動を起こした生徒が1人いた。 神宮寺 千夏 「鋼鉄の千夏」という異名を轟かす、ボード学園生徒会...
  • 第1章第31話「遭遇と決意」
    仮面ライダーintertwine 第1章第31話「遭遇と決意」 作者:ユルカ PM19 15 工業団地 路上 ゼベイルが踵を返し、その場から離れようとした時だった。 「警戒を怠ると、あっという間に死に直面する……」 「!?」 ゼベイルが慌てて振り返ると、そこにはここまで追いかけてきていたエウリピデスの姿があった。 先ほど力を行使したばかりで、まだ得物である巨大剣を持っている。 「あなたも私を捕まえに来たの!?」 「おとなしくなさい。無闇に動けば、怪我をする事になるわ」 エウリピデスは巨大剣の代わりに大砲を取り出すと、ゼベイルに向ける。 「絶対……逃げきってみせる!」 ゼベイルは距離をとる振りをして、あえてエウリピデスへと近づき攻撃を仕掛けた。 大砲の攻撃範囲ならば、距離を離す...
  • バックナンバー(豆)
    空豆兄作 「仮面ライダーゼベイル」バックナンバー 第0章「いないはずの誰か」 第1章第1話「ある朝のこと」 第1章第8話「未知との遭遇」 第1章第15話「G.B.R.I.E.L」 第1章第22話「夜を舞う」 第1章第29話「黒の呪いと赤の殺意」 第1章エピローグ1「嘲笑う白の魔女」 第2章第6話「変わり始めた日常」
  • 第1章第34話「それぞれの夜」
    執筆者:岡島 21:15 路上 一台の車が夜の街を走っていた。運転者は蒼崎佐由理、助手席には黒招霧恵の姿があった。 「すいません、夕食までごちそうになった上、車で送ってくれて」 と申し訳なさそうな霧恵に対し佐由理は明るく気さくな様子で 「いいの、いいの」 と答える 夜も遅く加えて最近、物騒だということで佐由理が霧恵を家まで車で送る事となった。 そして佐由理は 「それより、聞きたいことがあるんだけど」 「はい?」 「これは推測だけど、あなたと志保ちゃんは怪物に襲われて、その怪物を 志保ちゃんが変身して倒したんじゃないの?」 「!」 佐由理の言葉に霧恵は驚愕の表情を見せる。 「その様子だと、どうやら正解のようね」 霧恵は申し訳なさそうに答える 「すいません、隠していたわけじゃ・・・・・・・」 ...
  • 第2章第17話「慌ただしき人々」
    執筆者:岡島 8:40 繁華街付近 現在、Gのエージェントは二手に別れて13号の探索を開始していた。 一方は、13号が逃げたと思われる下水道での探索、もう一方は13号が地上に出ている 可能性からの地上での探索である。もっとも下水道での探索の方に人手が割かれており 地上での探索を行っているエージェントは少ない その中に神月トオルの姿があった。彼は最初の探索の際に、下水道で倒れたこともあり 以降、地下で探索する事もあったが、地上での探索を中心としていた。 そして現在、トオルは繁華街の付近に居たのだが、突然、彼は足を止めた。 (この感じは・・・・・) 突然、得体のしれない、いやな感じが彼を襲う (まずい) そう思った、次の瞬間、遠くで爆発音がしたかと思うと、しばらくして多くに人々が、 ちょうど繁華街の方から恐怖で顔を歪めながら、ちょう...
  • 第1章第26話「」
    作:プラスマイナス PM.17 30 ボード学園校庭 数時間前まで学園の生徒で溢れていた校庭も、今や常識を超えた戦場へと姿を変えていた。 仮面ライダーシキ、レンゲルと異能怪人オカルト、プテラの戦いは熾烈を極めた。 双方一歩も譲らぬ攻防で長く膠着状態が続いていたが、次第に優劣がはっきりとし始めた。 異能怪人であるオカルトとプテラは、お互いの戦闘スタイルや能力を把握している事もあり個別に戦いながらも時折見せるコンビネーションで徐々に優勢となっていた。 逆に仮面ライダーであるシキとレンゲルは、お互い全くの初対面であり足並みを揃える事が出来ずに劣勢となっていた。いや、正しく言えばレンゲルは協力しようと努力していたが、シキは全く協力する気がなかったのだ。 深緑のライダー、レンゲルは主にオカルトと対峙していたが、オカルトに憑依され操られているギャレンを傷付...
  • 第2章第7話「流れ星拾っちゃいました!」
    二日前・18:00  白姫邸・第二ガレージ 「ぐっ・・・・。」 全身を覆う中世の北欧辺りで出てきそうな白銀の鎧を着た緋色はうめき声を上げながら 片膝をついた。 「大丈夫ですか?」 メイド服に片手に木刀を持つフラウディアはいつものように無機質な瞳を緋色に向ける。 「・・・心配ない。・・・もう一度だ。」 緋色は、重そうな両刃の剣を杖にして立ち上がりフラウディアの方を向きながら剣を構える。 「・・・わかりました ・・・・。」 フラウディアはそういうと、木刀を肩に抱えながら距離を詰めるように歩みだす。 その速度は、常人はおろか肉体的に改造されている緋色すら目が追いつかない。 「くっ!?」 衝撃に備え、守りを固めるようにか舞えるが、突如くる自動車が突っ込んでくるような衝撃に手がしびれ持っていた両刃の剣を落とした。 ...
  • 第2章あらすじ
    第2章あらすじ 第1話 第2話 第3話 Gが13号こと神羅月菜の探索を一旦打ち切った後、下水道にフロストの姿があった彼女は、すこし手まどいながらも月菜を発見し、 彼女にある薬を投与した。 三日後 三日前の出来事がきっかけとなり志保と霧恵は親しくなっていた。二人は“キャナ☆”の登校に伴う騒ぎで、朝から疲れていた そしてクラスでは、その“キャナ☆”の話題でもちきりであるが志保は、それよりも三日前の出来事の方が気になっていた G支部では、アリシアは二つの報告を受けていた。一つは「処刑者」と言う二つ名を持つエージェントの到着 もう一つは、支部の医務室で治療中の、ある人物の失踪。それがGの怒涛の一日の始まりだった。 登校途中のシンは一人の少女と出会う。二人は一緒に学校に行くが、そこで待っていたのは“キャナ☆”の登校に伴う騒ぎだった。 そこで二人は謎の...
  • 第2章第15話「暴れまわれ、沖島 八雲!」
    作:イシス AM8 48 路地裏 混沌とした繁華街から離れ、黒衣の麗人は一人路地裏を行く。奥に進むにつれ、街の喧騒も遠ざかっていく。 辺りは塵が撒き散らされ、腐臭を放つ。誰であろうと好き好んでこんな所に来ようなど思いはしまい。だが、 “暗殺者”は不快感を表に出さず、まるで意にも介していないかのように歩を進める。 路地裏は駐車場に繋がっていた。“暗殺者”は回り道でここに来たが、実はここは通りを一つ抜ければすぐ街と 繋がっている為、ここまで走って逃げてくることは可能だ。しかし、騒ぎがかつてなく恐怖心を煽るもので あった為か、ここまで来て車で逃走するという者はあまりいなかったのだろう。何台もの車がここに停められた ままになっている。 いや、実際はここまで命からがら逃れてきた者もいた。ただ、逃げた先も死地だったのだ。 「ごきげんよう。」 『...
  • 第2章第8話「“キャナ☆”の最初の友達は!?」
    作:イシス PM12 46 ボード学園中等部廊下 昼休みは大体どこの学校でも賑やかなものだが、今日のボード学園はより一層の賑やかさに包まれた。 それはあの国民的人気アイドルの“キャナ☆”が復学したからである。普段はテレビや雑誌などでしかお目に かかれない人気者が身近に現れたとあって、誰もが一目見たい、彼女と話をしてみたい、こいよ“キャナ☆”、 肩書きなんか捨ててかかってこいとばかりに、中等部3-Aに生徒たちが次々と押し寄せていく。その人数は 教室に入りきることが不可能なほどだ。 3-Aに行けないまでも、生徒たちの話題は常に“キャナ☆”が中心になっている。彼女を意識しない生徒は いない。だが、黒髪に迷彩柄のバンダナをした中等部2-Aの転入生、八代棗はそうではなかった。 昼食を終えてからは廊下に出て窓を開け放ち、ずっと外を眺めていた。ボード学園の校門前に...
  • 第2章第1話「朝からビッグニュース!?」
    作:イシス AM.7 48 ボード学園への通学路 新学期から早3日。そろそろ生徒たちの中にも学校へと気持ちが切り替わる者も出てくる。 だが、世間の動きというのは生徒の気分以上に移り代わりが激しい。 どこかから大きな物資の移動があるという噂や、各地の紛争で今日も犠牲者が出てきたこと。世界の有識者が 集まり様々な議題で紛糾していることや、それに参加していた博士の頭の中にダイナマイトが発見され大騒ぎに なったりと、今日も世界は忙しない。 そして、この街でも不気味な噂が広がっている。 またも複数の怪物たちを見たという情報、仮面ライダーの噂。しかもそれに真実味を持たせるように、一部の 場所では常識ではありえない被害が出たという話もある。大きな騒ぎにはなってないが、ボード学園でも突然の 改修工事が始まり、しかもそれが2日で終わったという。以前のものとの変...
  • 第1章第3話「デスティニー・エンカウント」
    「なんで俺まで行かなきゃなんないんだ……」 「もう、カシス君! ぶつぶつ言ったって仕方ないってば!」 志熊 京とカシス・S・時雨の二人はボード学園の校門前に来ていた。 9月1日、今日から二人ともこの学園の生徒である。 京は高等部2年A組。カシスは高等部3年B組だ。 「あのな、俺は大学卒業してこっち来たんだぞ。何でいまさら……」 「でも、やってることは自宅警備じゃない!」 簡単に言うと、ニートということだ。 実際はキールの手伝いをしているが、手伝いなので仕事とは見なされない。 「わかったよ。やるだけやってみるさ」 「とりあえず、職員室まで行こっ!」 京は意気揚々とそう言うが、カシスは知っていた。 ―空元気だな、あれは。 本当は不安だらけなのだろう。この学園に行くことが決まって...
  • 第1章第24話「障害を排除する者達」
    作者 ユルカ PM 13 50 EASE・モニタールーム 「…………やはり動いたか」 エウリュディケは呟いた。 彼女は、この部屋で志熊 京を見ていたのだ。 彼女の身に起こった全てを。 「しかし……」 エウリュディケが気にしていたのは京の事ではなかった。 その京を助けた、闇の精霊を力とする仮面ライダー……。 「ギルファリアス……僕の邪魔をしようというのは分かってたさ」 そばにあった麦茶を飲み干し、エウリュディケは呟いた。 「だが、貴様に止められるものか。ネクシアスが覚醒してもな……」 「エウリュディケ様……」 「何の用だい? アイスキュロス」 エウリュディケの配下の一人、アイスキュロスがCDプレイヤーを持って話しかけた。 「ご要望のものをお持ちしまし...
  • 第1章第4話「闇のつぶやき」
    今日は転校生が来る日。 晃輝は素直にツッコミたかった。 「……いや、なんで2-Aに転校生異常増加? 田中(仮名)とかが転校したり別のクラスになった原因って間違いなくこれだしな」 …だからと言って正直如何でもよかったわけだが。 どちらにしても妹にも優しく接してくれる奴が来てくれると嬉しいな、と妹馬鹿の彼は考えていた。 「で、毎度お馴染のフラグ建築家、列よ。お前としてはどんな転校生がいいんだ?」 クルリと晃輝は少し楽しそうに列へと顔を向ける。 話を振られるとは思っていなかった列は少し驚いた顔をするが直ぐに呆れたように晃輝を見た。 「なんだよ、その変なあだ名……。この間は『ミスター・フラグメン』とかわけわからない名前で呼んでたし。お前何か俺に恨みでもあるのか?」 変なあだ名はやめてほしい、そう呟く列だったが。 晃輝からすればそのあだ名...
  • 第1章第30話「人ならざる者達」
    第1章第30話「人ならざる者達」 作者深優 18:45 白姫邸 談話室 「ひー君、いくらなんでも遅いよ。」 葵は、帰りの遅い弟を心配してか落ち着かない様子で部屋をぐるぐると何度も廻っていた。 「緋色だって子供じゃないんだから・・・全く、落ち着きなさい。」 久遠は、葵を見ながらため息をはきながら、葵をなだめるようにいう。 「落ち着いていられないよ!!探しにいかなきゃ!」 普段温厚な葵には珍しい反応で、なだめようとしていた久遠に、キッと噛み付くようにほえる。 彼女のその反応は多少過保護すぎる反応かもしれないが、一度そのような状況で誘拐に遭い、 さらには謎の失踪事件がおきているこの町では不安が強くなるに決まっていた。 「あなたは自分の立場をお忘れですか?・・・お嬢様もおっしゃいましたが、 落ち着いてください。」 ...
  • 第1章第23話「闇を焦がす」
    作者 深優 PM16:25 繁華街 「しかし、あれは何だったんだ?」 緋色は、異形の猫の化け物を屠った後、また粉ミルクを近くのペットショップで買い その帰路の途中に先ほどの化け物の体液が付着したと思われるナイフをチャックのある袋に入れて眺めている。 断末魔の叫びを上げながら、その存在をアピールしていたあの化け物はその息の根が絶えるとまるで最初から何もなかったように消えて無くなった。 ただ、緋色の使っている軍事用ナイフがぼろぼろに刃こぼれを起こしていることが 唯一の証だ。 緋色はその唯一の証拠たるナイフに何か体液が付着しており、「屋敷のフラウに聞けば分かるのではないか?」と思い、余計な物が着かないように袋にいれていた。 緋色は思う。 あれもまたこの町で起きている行方不明事件の一種であろうっと、 あ...
  • 第1章第1話「」
    深優 満月が輝き、その光が屋敷の一室を淡く照らすある夜のこと。 「パパ!パパっ!今日は何して遊ぶですの!?」 新たにこの屋敷の住人となった正体不明の少女シェネスは、 すりこみで親と認識した緋色と共に部屋にいる。 既に、壁から天井まで訳の分からない抽象絵で埋め尽くされているのは、 彼女の精神的幼さと寂しさを紛らわす代償行為である。 そんな彼女は、目をきらきらさせてベットの中にいる。 「良い子はもう寝る時間だ。」 無論、緋色はそれをしらないし興味がない。 今、この場にいることだって所詮、双子の姉である葵に頼まれたからだ。 仕方なしと言う感じに、部屋にあったソファーに座る。 「うぅ~、お昼寝いっぱいしたから眠たくないですの!」 シェネスは、頬を膨らませて上目遣いで緋色を見つめる。 「そういうことなら、姉さんに構ってもらえ...
  • 第1章第2話「始まりを告げる者達」
    土方重工本部ビル 社長室にて 「それで?あの町に派遣した者達は残らずやられたというのか?」 白のシルク製の気品の高そうなスーツにみをつつんだ 土方重工の社長たる土方達也は、腕を組みながら淡々と語る。 「はい。どの者も何か高熱の何かに焼き切られた傷跡が残っているそうです。 確実にあの町にカテゴリーSと廃棄体53号は滞在しているようです。 いかがなされますか?」 顔のほとんどをバイザーで覆い口元しか素肌を出していない少女が、 同じように淡々と語りながら報告書のようなものをめくる。 「あの町は、SB社の関連施設が多い。 それに最近では、騎士団や守護神機関様々な組織が入り交じった まるでサラダボール状態の混沌とした町か。 しかも、またあれのいる面倒な所にへと逃げ込んでくれるとは・・・・因果なものだ。」 達也は苦虫を潰したような表情をする...
  • 第2章第16話「世界を蝕む病」
    AM.08 50 繁華街 早朝の繁華街は一瞬にして地獄へと変貌を遂げ、漆黒の異形は群れを成して際限なく押し寄せる。 さらにそれと戦い続ける三者の姿。 その光景を近すぎず、そして遠すぎない距離にあるビルの屋上から観察する女の姿があった。 その女の名はアリス。地面に達するほど長い金髪と漆黒の服装をした容姿端麗な美女だ。 しかしその表情は驚くほど冷たく、人間らしい温かみをまったく感じさせない。「氷のような」という表現がこれほど納得できるのも珍しい。 アリスの視線はただ一つ。漆黒の異形、キャンサーにのみ集中している。 キャンサーの行動は実にシンプルなものだった。 対象目掛けて前進、攻撃。これだけである。既に数え切れないほどのキャンサーが繁華街の通りを蠢いているが、その全てがこのパターンを繰り返している。 たった一匹の例外も無く、動きに乱れが無い。 その完璧なま...
  • 第1章第35話「騒がしい夜半」
    作:イシス PM.23 26 八代薬局 日付も変わろうかという時刻でありながら、八代薬局の明かりはまだ消えていない。明かりはリビングからの ものだった。簡素な造りの室内にこれまた簡素な木造テーブルを、紫のロングヘアーの麗人、ボロボロの白衣を 着た少女、そして中性的な顔立ちの美少年が囲う。 麗人、“暗殺者”の前には湯気を立てるティーカップが置かれており、“暗殺者”はそれを一口、口にする。ただ 紅茶を飲んでいるだけだというのに、その仕草は気品に溢れた美しさを感じさせる。静かにカップがソーサーに 置かれた。これが合図となり、まず“暗殺者”が口火を切る。 「さて、今日一日で集まった各々の情報を整理しようと思うのだけれど・・・棗は?」 「もう寝てるよ。なんか元気なさそうだったがな。」 「あら?」 “暗殺者”は意外といった表情を浮かべた。元気が取...
  • 過去ログ第2章
    ここは、リレー企画「仮面ライダーintertwine」に関することをいろいろ話し合ったことを保存しておく過去ログです。 章が次に移るたびにまとめておきます。 仮面ライダーintertwine 第2章 筆記順 1番:イシス 2番:プラスマイナス 3番:岡島 4番:サイショ 5番:ユルカ 6番:空豆兄 7番:深優 2章が始まる前に、2章で自分のやりたい事をネタバレしない程度に宣言しておきます。それとなく話しておけば、そういう流れになるよう協力してもらえるかな・・・と期待して。 -- 空豆兄 (2009-11-18 09 01 26) 学園ではとりあえず、新聞部における問題を見せたいと思います。具体的には生徒会副会長の彼の登場です。彼の要求に対して、新聞部が揺れる、その為に独断で動く部長、それを助けるために動く列・・・という感じで -- 空豆兄 (2009...
  • 第1章第29話「黒の呪いと赤の殺意」
    PM 17 50 商店街 ピッ! 友人の晃輝からの電話を切る。 一体何がどうなっているんだ。 華枝が帰ってこないと思ったら、晃輝の妹の命李ちゃんも帰っていないだなんて・・・! くそ・・・! いやでもさっきのあの怪物が脳裏をよぎる。 小さなネコが、まるで虎のような怪物に変貌し、俺に襲い掛かってきた事。 もしあれがアレ一匹ではなく、この街のいたるところに出現しているとしたら・・・!! 悪い想像は俺を焦らせ、走らせる。 息も絶え絶え、汗だくになっていたけど構わない。 俺はどうしても華枝を見つけなきゃいけないんだ!! 人ごみが嫌いな華枝がこんなところに居るとは思えないけど、学校の帰りならば通るはず。 商店街の人ごみを一人一人見ながら走り、顔を確認しながら進む。 そういえば、学園付近を捜すようにって、晃輝が言ってい...
  • 第1章第22話「夜を舞う」
    PM 16 57 列のマンション前 今日は色々あったけど、何とか帰り着いた。 俺と華枝の暮らすマンションの前。 俺と神歌ちゃんは、ここで別れる。 神歌ちゃんの家はこの先。 民家の少なくなる、割と寂しい通りに神歌ちゃんの家はあるらしい。 「じゃあ、列さん。今日はここで。」 「うん。帰り、気をつけてね?またあの変なのが出るかもしれないから。」 帰り道に俺達を襲ったトラネコ・・・。 その恐怖の記憶もまだ新しい俺は、これから一人で帰る神歌ちゃんに注意を促す。 「はい!・・・でも、もしまたあんなのが出たら、神歌・・・。怖くて家まで戻れないです。」 「その時は、・・・その、列さんのおうちに泊めてくださいね?」 「え?あ、うん、そうだね。神歌ちゃんを怖い目には合わせられないよ。」 「あは・・・っ!ありがとうございます!神歌、もう遠慮せずに...
  • 第1章第17話「Σの覚醒」
    13:48 ボード学園付近 視点:カシス・S・時雨 この場は確かに優勢だった。 敵はオブディアと名乗ったライダーと、燕を模したような怪物。 味方は怪物にギルティと呼ばれたライダーと……認めたくないがデルティー。 優勢だと思った理由は、明らかにこっちが強いと思っただけだった。 一分の間にそれは逆転した。 「北崎さん!!」 京の悲鳴が響く。 燕の怪物の相手はギルティがしているが……先程の戦いが嘘の様に劣勢だった。 そして、デルティーはオブディアに必殺技であるルシファーズハンマーを使ったのだが、 有り得ぬ事にオブディアはそれを跳ね返し、デルティーに大ダメージを与えたのだ。 逃げようと思ったことなど、頭の中から吹っ飛んで……今は恐怖だけが残った。 メガロドンオルフェノクに...
  • 第1章第5話「偽りの少年」
    ―僕の名前はエンド ―いや、今の名前は一之瀬 裕輔 ―ボード学園高等部 2年D組に在籍 ―任務内容…極秘事項 ―現在20××年9月1日、時刻はまもなく午前7時 ―そろそろ登校時間だ 「・・・・・・・・・」 ボード学園の制服を着た少年がリビングの入り口で立ち尽くしていた。 何故かというと… 「むにゃ…むにゃ…」 ソファーの上であられもない格好の女性が酒瓶を抱えて寝ているからだ。 ほんのり赤く染まった寝顔と見えそうな胸元、逆に大胆に見える白い太もも。 正直、かなり際どい。 「…酒が足らぬぞ…もっと持って来い…」 幸せそうな顔で寝言を呟く女性。 しかし少年は眼前の光景にまったく動じる事無く、逆に呆れた表情をする。 「鈴菜さん…また遅くまで飲んでましたね」 少年は呆れながらも既に慣...
  • 第1章第13話「戦いへの序曲」
    9:05 市内 蒼月真姫は、少し派手なデザインの半そでのシャツ、下はジーパンといった格好、 すなわち私服で、とある雑居ビルの前にいた。 「はあ・・・・・・・・・」 とため息をつくと、彼女は建物に入り、まっすぐにエレベーターへと向かい、 ボタンを押しエレベーターを待つ、その間 「今日は転校生が来るのに・・・・・フラグを立てるには、転校初日が大事なのに・・・・・」 と不満そうな様子で、ぶつぶつ言っていた。 そして一階にエレベーターが降りてくる。そして真姫は乗客が全員降りるのを待ち、 更に念のため誰も乗っていない事を確認し、それに乗り込み、扉を閉める。 そして階数のボタンを複数箇所、順不同に押していく、まるで暗証番号を入力するかの様に見える。 やがて、エレベーターは動き出し、とある階に止まる。そして扉が開くと、 そこにはもう一つ扉があった。扉...
  • 第1章第10話「Stalk」
    ボード学園の正門を、風瀬華枝がとぼとぼと歩いて通る。 兄・列も友人・神歌も既に居らず、一人での帰宅である。 普通の人なら何でも無いと思うだろうが、彼女は少々前から夜が怖くなっていた。 そのため、とぼとぼと言いつつやや早足で帰路についていた。 ……と、その華枝をつける影が一つ……。 「変ね……。微かな力を彼女から感じるのだけれど、気のせいかしら?」 エウリュディケの部下……真名をエウリピデス、偽名を神藤和子(しんどうかずこ)と言う。 ソフォクレス=豊桜冥と同じ様に、彼女も力を感じる「眼」を持っている。 しかも彼女は、普段からかけている眼鏡に力を込めてあり、微々たる力も計れるようになるのである。 それを利用し、放課後の時間にボード学園の正門から出てくる生徒達を見張り、 微かでも力を感じる生徒を見つけて、あわよ...
  • 第1章第27話「突っ走る者」
    執筆者:岡島 時刻不明 ラビリンス本拠地 依頼受付センター 会社のオフィスを思わせる部屋、部屋の片隅には、正方形で大きな口がついた鉄の箱のような物がある。 ここはラビリンスへの依頼を処理する部署であり数人の職員が働いている。 その中に、お茶を飲む、髪型がショートカットのOL風の服装の女性がいた 「ふう」 この女性は、名前は水瀬菊乃、正規メンバーの一人で、この部署の責任者。 なお、コードネームを持ってはいるが首領しか使っておらず、仲間たちからは本名で呼ばれる事が多い。 ちなみに、この部署の職員は彼女以外の全員、事務処理特化のノーハーツである。 現在、彼女は仕事が一段落ついたので、休憩を取っていた。そこに 「菊乃~~~~~」 と三つ編み結った、赤毛交じりの髪型、そして白いシャツの上に赤い革ジャンを着て、 手には赤いクローブ、下は黒い...
  • 第1章第26話「暴走する刹那」
    作:プラスマイナス PM.17 30 ボード学園校庭 数時間前まで学園の生徒で溢れていた校庭も、今や常識を超えた戦場へと姿を変えていた。 仮面ライダーシキ、レンゲルと異能怪人オカルト、プテラの戦いは熾烈を極めた。 双方一歩も譲らぬ攻防で長く膠着状態が続いていたが、次第に優劣がはっきりとし始めた。 異能怪人であるオカルトとプテラは、お互いの戦闘スタイルや能力を把握している事もあり個別に戦いながらも時折見せるコンビネーションで徐々に優勢となっていた。 逆に仮面ライダーであるシキとレンゲルは、お互い全くの初対面であり足並みを揃える事が出来ずに劣勢となっていた。いや、正しく言えばレンゲルは協力しようと努力していたが、シキは全く協力する気がなかったのだ。 深緑のライダー、レンゲルは主にオカルトと対峙していたが、オカルトに憑依され操られているギャレンを傷付...
  • @wiki全体から「第2章第33話「」」で調べる

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