※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

194 50 sage 2007/10/19(金) 00:02:55 ID:o4dWuYX90

アキ 「お邪魔してます」
おとん「お母さん、こんなキレイな子ウチに居たっけ」
アキ 「えっ?」ちょっとハニかむアキが可愛かった。
オレ 「お世辞に反応してんなよ」
おかん「あら、私はお父さんに賛成」
おとん「ほら3対1だな」
アキ 「…」じーっとこっちを睨む。
何で自宅でawayなんだ。オレのhomeはどこだよwww

おとん「今日はお嬢さんのためにケーキを買ってきたよ」
ケッなんだよこいつ。気に食わねぇ。ケーキは食うけど。
アキ 「やっぱりモテる男性は違うなあ」
おかん「ふふ。あげないよ」
アキ 「私なんて子供ですから」
一生やってろ。


195 50 sage 2007/10/19(金) 00:04:17 ID:o4dWuYX90

アキ「おいしい!!」
オレ「むぅ…確かに…」
おとん「お前、そこはアキちゃんのクッキーの方が美味しいよとか言えよ」
オレ「言えるか」
おかん「あんた、お父さんの遺伝子貰ってないねえ」
アキ「あははは」
おとん「男はモテてこそ、だぞ」
今でもこの言葉はトラウマだorz

おかん「でも、あんた反抗期ってないね」
おとん「見えないとこで反抗してんだよな」
アキと目が合う。タイミング悪ぃ。アキ不自然に目を逸らすし。
オレ「わら人形とか」テラ苦し紛れww
おとん「そうそう、って暗いよwそしてそれは反抗じゃなくただの呪いだ」
良かった。両親には感づかれなかったようだ。


196 50 sage 2007/10/19(金) 00:05:20 ID:Z1PCl0yR0

アキは眠いからとオレの部屋に行った。
おかんに誘われておとんも寝た。
変なこと始めんじゃねーぞ。

おかん「お父さん、今日はアキちゃんが居るんだから…」
おとん「だから燃えるんだろ」
おかん「や、ちょっと…もう、しょうがない人ね」

ああああああああああ!!
ありそうでイヤ過ぎる!!
あの変態夫婦ならやりかねん。

…だがそんなことは無く、
すぐに2階からはオヤジのいびきが響いてきた。
おかんも良くあんないびき聞きながら眠れるな。


197 50 sage 2007/10/19(金) 00:06:37 ID:o4dWuYX90

オレの部屋は3階。居間は1階。
ちょっと夜這うにはリスクがありすぎる。
おかん霊感あるしな(関係ない)
一度いちゃついているから諦めるのは早かった。

自分を無駄に見つめる時間となった。
とりとめもなくネガティブな思考が溢れてくる。
アキよりも紀子姉の方が好きだと思うが…。
本当にそうだろうか。自信が無くなる。
確かに従妹を超えた感情を持っている。
紀子姉は自分を好きだと一度でも言ってくれただろうか。
アキに傾こうとしている自分はそれでも
今紀子姉と二人なら絶対に手を出している。
最低だ。夜ってgdgdになるよなあ。


198 50 sage 2007/10/19(金) 00:07:16 ID:Z1PCl0yR0

脳内医師「厨二病です」
オレは自分に酔っていたんだろうな。
キモス。

悩んだ内容をつらつらと
書こうかと思ったがウザイので省略。

何かエロい番組でもやってないかな。
テレビを点けて音量を
ぎりぎり聞こえるくらいに落とす。
生憎、ヘッドフォンは自室だ。
というか4時って。
エロいも何もテラ砂嵐。

オレは眠くないと自分に言い聞かせながら
思ったほど不快でもない音を子守唄に眠ってしまった。


199 50 sage 2007/10/19(金) 00:08:27 ID:Z1PCl0yR0

ソファから身体を起こすと書置きが。
『お父さんとデートしてきます』
雨降らないかなと思った。

そしてその横にもう一つメモ。
『起こしたら悪いから帰るね   アキ』

ふう。もう昼過ぎだった。
とりあえずジュースを飲み
歯磨いたり顔洗ったり。
着替えながら今日は何しようか、と考える。

B'zが流行っていた当時。
とりあえず部屋で音楽を聴こうと思った。


200 50 sage 2007/10/19(金) 00:09:26 ID:o4dWuYX90

ガチャッ。

アキ「おはよ」
オレ「っ!?」
窓から差す光が後光のようだった。
ちょっと嬉しいと思ったじゃねーか。

アキ「ホントに帰ろうかと思ったけど…」
オレ「何で?」
アキ「さあ?何でだろうね」
オレ「…音楽でも聴く?」
アキ「そだね」

オレ「そう言えば部活は?」
アキ「日曜はよっぽどじゃないとないよん」


201 50 sage 2007/10/19(金) 00:10:34 ID:o4dWuYX90

知らぬ間に良い雰囲気になる。
アキ「デートとかしたいな」
オレ「そうか?」
アキ「そりゃ好きな人とならねえ」
ATフィールドが中和されていく…。

オレはアキを不器用に抱きしめた。
自分から意思表示をしてしまった。
枷を一つ取り除いた。

アキ「…けい君///」
オレ「…」
何故オレは紀子姉と、
そしてアキと血が近いのか。
どうしようもないことを悔やんだ。


202 50 sage 2007/10/19(金) 00:12:20 ID:o4dWuYX90

アキ「ねえ、どうしてキスはダメなの?」
オレ「…」
アキ「やっぱり、好きじゃない?」
オレ「いや、好き、だ」
言ってしまった。
どんどん深みにはまる。
どんどん紀子姉は遠くなる。

アキは真剣なオレの顔を見つめて
抱きついてきた。
「ねえ、私もけいって呼び捨てにしても良い?」
私もの”も”が暗に示すのは誰なんだろう。
まあ良いか。
「いいよ」
「じゃ、…けい」
お互いで照れてりゃ世話ないぜ。


203 50 sage 2007/10/19(金) 00:13:09 ID:o4dWuYX90

「昨日みたいに触って」
断る理由は無かった。

ベッドの端に二人で座る。
そこで初めて気付く。
「昨日と服違うんだ」
「気付くの遅いよ。こないだ買ったばっかりだから」
淡い水色×花柄のワンピース。
とても似合っていた。

本当はこの服を見て欲しかったから
帰らなかったのではないか。
「似合うよ」この一言が言えなかった。
何かあれだよ、RPGとかで
必殺技の欄に名前はあるのに
レベルが足りなくてまだ選べないみたいな。


204 50 sage 2007/10/19(金) 00:14:35 ID:o4dWuYX90

服を脱がせようとした。
首の後ろにファスナーがついてるって
女の服は構造がおかしいな、とか冷静に思った。
そして首に回した手が何かに触れる。値札だ。

オレ「あ」
アキ「?」
オレ「…」
アキ「あっ///ちょっと待って」
どうやら気付いたようだ。
何がおかしいのか分からないが
二人で大笑いした。新品の服だったんだな。

アキ「えいっ」
口にキスをされた。
笑って許してしまったんだ。


206 50 sage 2007/10/19(金) 00:15:29 ID:o4dWuYX90

「仕返ししてやる」
ワンピースを脱がせると
身に着けているのは下着のみ。

大分女性の身体に耐性がついているらしく
自然と胸に手が伸びた。
まあいきなり胸触るのは子供って話もあるが。
それでもアキは気持ち良さそうだった。
感度だけなら紀子姉より良いのかも知れない。
オナニーしすぎうわなにす(ry

「はあっ…はあ」
吐息以外の色っぽいノイズが混じる。
オレの両手が汗ばみ
アキの身体からも汗が滲んでくる。


207 50 sage 2007/10/19(金) 00:16:31 ID:o4dWuYX90

汗があると触り易かった。
サラサラ同士の肌とは違う気持ちよさがある。
胸が手に吸い付いて離れない。

必死に胸を触っていると
アキがのぼせたようになっていた。
「何か喋ってよお」
「気持ち良い?」
「ばかあ///」
「もっと触って良い?」
「ん///ダメ」
横を向いて口を尖らせ目を瞑るアキ。

「本当に?」この辺り空気読めてないな、オレ。
「…じゃない」
アキ、ナイスフォローだぜ。


208 50 sage 2007/10/19(金) 00:17:34 ID:o4dWuYX90

オレが上に斜めにかぶさるような形で
胸を触りながら耳を舐めた。

「こそばい!」
笑われてしまった。
紀子姉とはちょっと反応が違うな…。
そこで、目に付いた首筋を舌で触れた。

「あっ…ん」
反応が良くなり始めた。
「けい…いやあ」
首筋を丁寧に舐めてみる。
「汗、かいてるのに」
そう言われると興奮した。
アキの息遣いはだんだん荒くなった。
オレは乳首を指先で触り始めた。


209 50 sage 2007/10/19(金) 00:18:47 ID:o4dWuYX90

「あっああっ」
アキは何もしないで、ただオレを
赤い顔で恨めしそうに見ていた。

耳元で「アキ」と優しく呼ぶと
アキはさらに乱れた。
「はあんっ!けいっっぁん」
アキが顔を傾けてオレの頬、
それから耳を舐め始めた。
そしてオレの耳を半分咥えたまま喘いだ。

間近で聞かされる喘ぎ声は麻薬だった。
「ああっ!!はあっんんんっ!」
この時間がずっと続けばいい。
心からそう思った。


210 50 sage 2007/10/19(金) 00:19:37 ID:o4dWuYX90

同じように麻薬に侵されたアキは
オレにしがみつくようにしながら
「けい!」
とオレの名前を何回も呼んだ。
オレも応えた。
「アキ」

「気持ちいいよお」
「オレも」
「うれしい…」
可愛いなあ。
全てが気持ち良すぎた。
乳首をつまんだりする。
「ああん。けい、スケベだね…あっ、えっ?
 ウチは違うよぉ。いやあはぁっ」


211 50 sage 2007/10/19(金) 00:21:08 ID:o4dWuYX90

下を脱いだオレは腰の位置を合わせて
アキの身体でしごいた。
乳首を触りながら、首を舐めながら。

「んんはぁっ!…はぁああ」
身体が熱い。
「けいぃ」
アキのアソコに自分のモノが
擦れているのを感じる。
自分が保てなくなりそうで
でも、その感覚が最高だった。
「アキっ」
「ああああん、ああっけいっ!」
アキはとても敏感だった。
「はぁはぁあああっああっあっけい、けいっ」
「出るっ」それだけしか言えなかった。


212 50 sage 2007/10/19(金) 00:22:17 ID:o4dWuYX90

アキのお腹あたりに出した後、
少し眠ったみたいだった。
オレが目を醒ますと、アキは年上の女性のように微笑んだ。

アキ「けい君スケベだね」
オレ「アキも…」
アキ「どうかなあ」
オレ「自分だけ気持ちよくなってごめん」
アキ「んー」抱きついてくる。
  「そういうとこ好きだよ」

オレは思いついたように言った。
「服、似合ってたよ」
「遅い!」と言い、チョップの真似をしながらも
アキは嬉しそうだった。
今度は上手く言おう、と思った。


241 50 sage 2007/10/21(日) 02:07:03 ID:kfjw9gqT0

オレ「そうだよ」
紀子「遅いし泊まっていったらいいのに
   明日は休みでしょ?」
オレ「うん」
変に気を遣ってしまう。
紀子姉に会えたことは嬉しかったが
アキのさっきまでの姿がちらつき素直に喜べない。

紀子「あそこ行く?」
紀子姉が指差したのは、Mのつくファーストフード。
オレ「うーん」
行ってしまうと、帰られない気がする。
紀子「妹に代わってご馳走したげるから、行こ?」


242 50 sage 2007/10/21(日) 02:08:12 ID:kfjw9gqT0

何でこんなに普通なんだろう。
もっと本当は聞きたいことが沢山あるのに
紀子姉との会話は、さして記憶に残る類のものでもなかった。
自分から核心に触れる勇気も無かった。

何でハンバーガーってこんなに旨いんだろう。
紀子「けい、最近元気ないね」
油断したw
オレ「…」
オレは正直、紀子姉に甘えたくて否定しなかった。
紀子「どうしたの?」

今紀子姉のことを好きかと訊かれたら
好きだと言うだろうが、
同時に矛盾を孕むことになる。


243 50 sage 2007/10/21(日) 02:09:01 ID:kfjw9gqT0

オレ「…」
紀子姉はオレと過ごした夜を
憶えていないのではないだろうか。
紀子「…」

紀子「もう、知っていると思うけど…」
皆も経験したことがあると思うが
何か嫌なことを聞かされる前置きだ。

紀子「アキ、けいのことが好きなんだ」
オレ「え?」
そこまでしか知らない??
まあ、アキ自身がオレと半ば大人の関係になっているとは
言うことはないだろうが。


245 50 sage 2007/10/21(日) 03:59:14 ID:kfjw9gqT0

紀子「でもね、けい」
皆も経験したことがあると思うが
説教される前置きだ。

紀子「私たちは、従兄であり従弟だからね
   それだけは忘れないで」

それは頭で認識していたよりも
遥かに重い言葉だった。
ああ、やっぱりダメなんだな。
単純にそう思った。

紀子姉は仄かにオレとの関係を認めたが
それ以上に突っ込んだ発言はしてくれなかった。

261 50 sage 2007/10/26(金) 00:52:44 ID:G9q5YZUX0

週末のマクドナルドの喧騒が
別世界のもののようだった。
紀子姉は多分、オレとアキの関係に
多かれ少なかれ気付いている。

紀子「うん、もうこの話は終わり」
それは全ての終わりを告げている様に聞こえた。

アキとのことはどうすればいい。
次の家庭教師を普通にやりきる自信はない。
アキは態度を変えたオレに不信感を抱くだろう。

もういい。
本気で勉強したけりゃ塾にでも行けばいいんだ。
怒りではないが、何かをぶつけたかった。


262 50 sage 2007/10/26(金) 00:53:15 ID:G9q5YZUX0

紀子「けい」
オレ「…ん?」
紀子「私たちはいつまでも従姉弟だから」
オレ「うん」
紀子姉の言わんとするところを
掴みかねて曖昧に返事した。

紀子姉はいつも優しかった。
一つ高いところから物事を見ていた。
幼い頃から両親との触れ合いがあまりなく、
我慢することを何とも思わないようにした環境が
紀子姉を早く大人にしたのだと思う。

それを思うと悲しい気もするが
本人は大して気にしていないようだ。


263 50 sage 2007/10/26(金) 00:54:03 ID:G9q5YZUX0

紀子「けいが困っているときは力になる」
オレ「…」
紀子「だから、私が困っているときは助けてね」
オレ「…」
紀子「ほら、返事」

真っ直ぐ微笑むのは反則だ…。
何も解決していないのに
オレもつられて笑ってしまう。

オレ「はい」
紀子「ふふ。やっと笑った」
この子が彼女だったら…。
情けねえなあオレ。
もやもやした気持ちが中和されていく。


264 50 sage 2007/10/26(金) 00:54:57 ID:G9q5YZUX0

その夜オレは泊まらせてもらうことにした。
冷静にアキのことを見られそうな気がした。

ノックをする。
アキ「…オネエ入らないで」
オレ「オレだよ」
ドアを開ける。

アキは泣いていた。

アキ「けい君!?」
オレ「!!?(泣いている…)」
何が何だか分からない。

アキ「…閉めて」


265 50 sage 2007/10/26(金) 00:56:08 ID:G9q5YZUX0

アキは揺れていた。

アキ「何でいつも最後までしてくれないの?」
オレ「最後まで…って」
アキ「セックス」
おまw

オレ「オレは…古い考え方かも知れんけど
   結婚する人として欲しいと思う」
アキ「けい君とするもん」
オレ「それは…」
アキ「何か問題あるの?
   ウチのこと…好き、だよね?」
オレ「うん、好きだ」
アキ「そういう意味じゃなくて」


266 50 sage 2007/10/26(金) 00:57:08 ID:G9q5YZUX0

アキ「じゃあ、けい君のこと彼氏って
   皆に言っていい?」
オレ「彼氏!?」

アキはオレが帰ってから紀子姉と喋っている間
ずっと悩んでいたのだろうか。
いや、もっと以前から悩んできたのか。
オレが都合よすぎることは分かっている。
性欲に抗わず、体の関係は受け入れるが
恋人となると認めない。

アキ「ウチらの関係って従兄妹を超えてるよね」
オレ「そうだな。でも、従兄妹だ。超えたらダメだよな」
さっき紀子姉にもらった勇気が言わせた。
これでいい。無理矢理でも今なら引き返せる。


267 50 sage 2007/10/26(金) 00:57:44 ID:G9q5YZUX0

アキ「そっかあ…」
終わりはあっけなかった。

アキはそれ以上何も喋らず
ただ嗚咽した。
オレはアキのそばに寄って肩を抱いた。
従兄妹として。

未練がないと言えば嘘になる。
でもアキが抱えている痛みを思うと
オレは甘えていてはいけない。

アキ「ウチ、振られたんだね」
急に平手で何回も殴ってくるアキ。


268 50 sage 2007/10/26(金) 00:58:42 ID:G9q5YZUX0

アキ「けい君のくせに!!」
オレ「ごめん」
アキ「ウチ振られたことないのに!!」
オレ「振ったことはあるだろ」
アキ「うん…ウチ結構ひどいことしてきたんだね…」
オレ「いや、でもイヤなら振るだろう?」
アキ「やっぱりウチのことイヤなんだ!」
オレ「違う」
アキ「嘘だよ…バカw」

涙声に僅かの希望が混じる。
オレは従兄妹って良いなと思った。


次の言葉を聞くまでは。


269 50 sage 2007/10/26(金) 00:59:26 ID:G9q5YZUX0

アキ「これで姉妹ともども玉砕って
   あんたも大概よね。ウチとオネエのどこに不満が」

Ω ΩΩなんだってー

アキ「今だから言うけど
   オネエもかなり好きだったんだよ」

もう次から次へと忙しいな。
オレがいつ紀子姉を振ったんだよ。

アキ「けい君って良い感じだけど、本っ気でダメだよね。」

ダメ出しの嵐の中。
紀子姉がオレのことを好きだったという事実が
オレのテンションをおかしくさせた。


270 50 sage 2007/10/26(金) 01:00:27 ID:G9q5YZUX0

オレ「お前も大体エロ本読みすぎなんだよw」
アキ「うっわ何それ
   ウチのこと散々触っといてよー言うな」
オレ「お互いさまだろw」
アキ「ウチの身体は減るの!」
オレ「男は?」
アキ「減るわけないじゃん。汚いし」
ちょっとショックw
オレ「まあ、アキの身体はキレイ、かも」
照れるくらいなら言うなオレwww

アキ「ん?忘れられないの?」
オレ「だからエロ本読みすぎだw」
アキ「もし、だけど、5年後誘ったらどうする?」
オレ「う」


271 50 sage 2007/10/26(金) 01:01:04 ID:G9q5YZUX0

アキ「ほらほらあ」
オレ「ついてく、かもな」
アキ「ダメ。その頃はちゃんと彼氏いるから」
何だそれ。切り替え早いなw

本当は切り替えたわけではなく、
この場はノリで何となく会話が続いただけだった。
アキとは、その後も会うたびに
少しづつ気まずさを解いていくことになる。

オレ「アキ…ごめんな」
アキ「いいよ、謝らないで。何か余計に悲しくなるわ」
オレ「わかった」
アキ「もう、ダメなんだよね?」
オレ「…」



272 50 sage 2007/10/26(金) 01:08:56 ID:G9q5YZUX0

アキ「ウチら本当に抱き合ってたんだよね」
オレ「うん」
アキ「嘘じゃないよね」
オレ「…うん、嘘じゃない」

Don't leave me だれもいない
僕を許してくれるのは 君以外に

オレはここまで耐えていたが、とうとう泣いてしまった。

It's too late 信じられない
こんなに胸が痛いのに いつか忘れるなんて

オレがこんなに勝手な恋愛をした。そしてアキを傷つけた。
でも、確かに心が触れ合った瞬間があったことを
オレもアキも絶対に忘れないだろう。


273 50 sage 2007/10/26(金) 01:09:45 ID:G9q5YZUX0

居間で漫画を読む。
アキは疲れて寝てしまったようで
アキの部屋からは物音一つ響かない。

オレは紀子姉と話す機会が欲しかった。
やけにスッキリした心持ちと、
『オネエもかなり好きだったんだよ』
という言葉がない交ぜになって
自棄と言っても良いくらいのテンションになっていた。

そのときは半時間を待たずしてやってきた。
紀子「お疲れ様」
オレ「おう」漫画を見たまま返事をする。
オレはアキと話した内容を語りたいような
気分だったが、それは自重した。


274 50 sage 2007/10/26(金) 01:10:20 ID:G9q5YZUX0

核心に触れたいような
触れるのが怖いような。

オレ「聞こえてたの?」
紀子「少し、だけど」
オレはオレが紀子姉を振ったくだり
が聞こえているかどうかを知りたかった。
紀子「でも、聞かないようにしてた。
   大事なことだろうなとは思ったけど
   内容はわかんないし知ろうとも思わないよ」
オレ「そっか」

言わなくて良かった。そうだよな。
妹を大切にする紀子姉のことを考えたら、そうなんだよ。
オレが紀子姉を振ったということも
急に小さなことに思えてくる。


275 50 sage 2007/10/26(金) 01:11:10 ID:G9q5YZUX0

紀子「ごめんね」
オレ「どしたの急に?」
紀子「私が勝手なことしたから」
勝手なこと…
紀子「アキを応援したから」
あ、そうか。
オレとアキが仲良くなったのは
自分の所為だと思っているのか。
この姉のことだ。全力で妹を応援したんだろう。

「勝手だよね。仲良くなって欲しいと思って
 でも今度は止めて欲しいと思って」
きっと紀子姉は殆ど察していたんだろう。
今日、オレがアキに終わりを告げたことも。

「紀子姉は悪くないよ」


276 50 sage 2007/10/26(金) 01:11:59 ID:G9q5YZUX0

「私、嫉妬していたんだよ
 どんどんけいと仲良くなるアキに」
待たれよ。
好意はうれしい。
でも、今日すっきりしたばかりなのに。

「ごめんね、どうしようもなく子供で」

紀子姉の言動を矛盾していると
指摘することは容易い。
でも、オレにはできなかった。

「本当は期待していたんだと思う。
 けいがアキの求めに応じないことに」
サーセンとしか言いようがないw

277 50 sage 2007/10/26(金) 01:12:56 ID:G9q5YZUX0

「でも、アキはどんどん恋してる顔になって
 私はけいが何を考えているか分からなくなって」

今まで紀子姉が抑えていた感情が
吹き出していた。

「けいは本当はどうしたかったの?」

本当は紀子姉はこんなことが
聞きたかったんじゃないと思う。
紀子姉なら、今自分がどうするべきか
よく分かっているはずだった。
オレは理性を失っても
紀子姉は絶対に失わない人だと思っていた。
|