4-4

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<div class="header"><span class="no"><a>678</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 02:49:51.75 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">「うるさいなぁ」と思わず言ったら、兄はびっくりした顔で私を見た。<br /> 『うるさい』と言われた事に驚いたのではなく、私の怒った顔に驚いているようだった。<br /><br /> 「お前、人形みたいだったのに随分表情豊かになったじゃないか」と言って、なんか嬉しそうにしてた。怒ったり笑ったり驚いたり落ち着きのない人だと思った。<br /><br /> 母ちゃんは兄に、「クズ子は仕事はじめてから変わった」と言った。「“普通の18歳になった”」と言われて、私は今まで普通じゃなかったのか、と軽く落ち込んだ。母ちゃんには言わなかったけど。<br /> 兄が「そういえば、お前…なんでそんなにほっぺたが丸くなったんだ?」と言った。<br /> 笑顔を作り過ぎたと言ったら、「二か月でそこまで顔の筋肉が発達するなんてよっぱどだなww」とまた笑った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>693</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 02:57:57.90 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 「兄、大丈夫よ。最悪の場合クズ子はうちの会社で引き取るからww」と母ちゃんが言ったので、「それなら楽でいいな」と言ったら、「本気にするな、自分で頑張れ、人任せにするな」と母ちゃんと兄二人から同時に言われた。<br /><br /> ニートの時、頑張れなんか言われた事なかったのに、社会人になって始めて家族から「頑張れ」と言われたと思った。<br /><br /> みんなでオムライスを食べて会計の時、レジの前で兄と母ちゃんがもめていた。いわゆる「私が払う払う揉め」だ。<br /> そんなのに最初から参加する気は皆無だったが、レジにいたお兄さんがちょっと浅見さんに似てかっこよかった。(浅見さんは女性なので若干失礼だがww)<br /> そういえば今日私の財布には11万という大金が入ってる。ここで財布をひらひら見せれば、かっこいいお兄さんに「お金持ち!」と思われる!と考えたので、無駄にレジへむけて財布を見せびらかしながら、「いや、私が払う。だって私だって一応働いてるし」と言った。<br /> 兄と母ちゃんが固まった。</div> <div class="header"><span class="no"><a>706</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 03:08:52.22 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">パー速重すぎて開けねええええええええええええええええええええええ<br /><br /><br /> 妹が、「お姉ちゃん、無理しちゃダメだよ」と言った。<br /> 兄も母ちゃんもうんうん頷いている。<br /> なぜ私は払う払い揉めに参加できないのか考えたが、みんな私が堅実家な事を知っているからだろうと気付いた。<br /> 結局、母ちゃんが全部払って(兄に、あんたはこれから学校へ行くんだからお金使ったらだめ!と言ってた)店を出て、4人で散歩して、帰った。<br /><br /> 帰り際に兄から「お前、本当に払うつもりあった?」と聞かれたので、「ないよ」と答えたら、兄は「良かった、クズ子らしいわww」と笑った。<br /> 母ちゃんが、「でもクズ子は、お寿司買ってきてくれたりするよ」と兄に伝えたら、兄は「お前偉いなぁ!」と褒めてくれた。妹も「お姉ちゃんのお寿司美味しかったよ」と言うし、母ちゃんも「あれはまた食べたいな」と言った。兄も「俺にも今度食わせてよ」と言った。<br /> イカとタコの寿司しかあげてないのに、母ちゃんも妹もこんなに喜んでくれてたなんて、凄く嬉しいと思った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>712</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 03:12:00.48 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">寝ます<br /> みんな今日も終わらなくてごめんなさい本当ごめんなさい<br /><br /> 多分もうすぐ終わります<br /> 今日一日でたくさん書いた!<br /><br /> それでは、また今夜か昼か夕方かそのくらいに</div> <div class="header"><span class="no"><a>721</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 03:13:45.63 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">あと、wiki厨早い更新いつもいつもありがとうございます<br /> 夜遅くまで付き合ってくれた人ありがとうございます<br /><br /> 一応お礼は言っておいた方が高感度高いと思ったので言っておきました</div> <div class="header"><span class="no"><a>792</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 17:11:07.30 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">             /)<br />            ///)<br />           /,.=゙''"/<br />    /     i f ,.r='"-‐'つ____   こまけぇこたぁいいんだよ!!<br />   /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\<br />     /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\<br />    /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \<br />       ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |<br />      / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /</div> <div class="header"><span class="no"><a>799</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 17:15:53.17 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">これからご飯食べるので、もうちょっと待っててけろ<br /> 不規則更新で本当に申し訳ない</div> <div class="header"><span class="no"><a>817</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong></a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:00:32.03 ID:WuCu4FEo</span></div> <div class="mes">専ブラジャーテスト</div> <div class="header"><span class="no"><a>818</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:02:38.13 ID:WuCu4FEo</span></div> <div class="mes">トリップ反映テスト</div> <div class="header"><span class="no"><a>829</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:13:24.06 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">やっぱり専用ブラは書きこみがめんどくさいのでやめます<br /> 教えてくれた人にもうしわけなくて心ぐるしいですが、許してくださいね(棒読み)<br /><br /><br /><br /><a href="#706">&gt;&gt;706</a>の続き<br /> 2ヶ月目の給料をもらったのでまた刺身を買おうと思っていた。だけど、毎日まかないがもらえるし、毎日お店でネタを堂々とつまみ食いしてたので、わざわざ自分で金を出す意味がないと思っていた。<br /> だからといって、他に使うあてもない。少し前なら遊びに出掛けただろうけど、休日や仕事帰りに遊びに行くと朝寝坊する法則があるらしいので、遊びに行く気にもなれない。<br /> クレヨンしんちゃんのDVDだって、わざわざ借りなくてもツタヤに行けば借りられる。漫画やゲームは買っていたけど、11万まるまる使い切るほど欲しい漫画やゲームもない。<br /> 金の使い道に困るなんて初めてで、若干戸惑っていた。</div> <div class="header"><span class="no"><a>833</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:20:15.37 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"><a href="#830">&gt;&gt;830</a><br /> もしかしてこのスレだけじゃなくて<br /> 続・うちの母ちゃん凄いぞ ~ニート風雲篇~<br /> のスレを立てたのも<a href="#830">&gt;&gt;830</a>?<br /><br /><br /> だけど、手元にあるとお金を使いたくなる。特に買いたくもない洋服だって買いたくなる。<br /> ちょうど同じ時期に、妹の林間学校だか自然教室だかがあって、それに使う大きなスポーツバッグを週末母ちゃんと妹で買いに行くと言っていた。<br /> 私は仕事だったけど、確か午前休とか午後休とかがあったんだと思う。その買い物に一緒についていったので。<br /> デパートで母ちゃんが「クズ子にもなんか買ってあげる」と言ってくれたので、なるべく高いワンピースを探した。高いブランドもののワンピースなんか着ていく場所もないけど、買ってもらえるならとにかく高い物がいいよね!と思ったので、売り場をぐるぐる探して、値札票を確認しまくった。</div> <div class="header"><span class="no"><a>843</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:26:38.67 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> さっきも書いたけど、持っているお金をとにかく使いたかった私は、おもちゃ売り場で絶対にいらないであろうぬいぐるみや、クレヨンしんちゃんのキーホルダーとか筆箱とか、目につくものすべてレジに持っていきたい衝動にかられていた。<br /> お金に対する感覚が人よりちょっとだけずれていたんだと思う。<br /> ピカチュウの馬鹿デカイぬいぐるみを見ていたら、妹が私を呼びにきた。<br /> どうやら、スポーツバッグで欲しいデザインがいくつかあり、どれにしようか迷っているらしい。<br /> どれがいいかなといって妹が選んでいたスポーツバッグは、なんていうか、安っぽい生地の、デザインも男の子向けのバッグだと思った。<br /> こんなのより、もっと可愛いデザインはたくさんあるのにと妹へ伝えたら、「でも、普段使うわけじゃないのにあんまり高いの買うとお母さんに申し訳ない」と言っていた。</div> <div class="header"><span class="no"><a>849</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:32:32.27 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 3万円くらいのワンピースを母ちゃんにねだる気満々だった私に比べて、妹は3000円のスポーツバッグを真剣に選んでいる。なんて謙虚な子だろうと思ったし、えらいとも思ったけど、私は偉くなくていいし、謙虚じゃなくてもいいやと思った。<br /> しかし、どれがいいとは言っても、どれもこれも残念なデザインばかりで、(安いから当然だが)この中から選べと言われても困る。<br /> 妹に、「とりあえず値段は気にせず、妹が一番気にいったデザインはどれなの?」と聞いたら、もじもじしながら某子供向けブランドのバッグを指差した。<br /> 当時、というか今もかもしれないけど、流行っていたんだよね、子供向けのブランド。ベティーズなんちゃらとか、メゾなんちゃらとか。<br /> 妹が指差したバッグは、ピンクのリボンと可愛いキャラクターがついた、まさに「可愛いJSのための旅行カバン」だと思った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>853</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:38:08.51 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">値段は確か1万円とかだったかな、もっと安かったかもしれないけど覚えていない。<br /> 「これにしなよ、可愛いじゃん」と言ったら、妹が「こんな高いバッグ、お母さんに申し訳ない」と言った。<br /> 「母ちゃん稼いでいるから大丈夫だよ。私が母ちゃんに話してあげる」<br /> 「だめだよ、お母さんお金貯めてるんだから」<br /> 絶対だめだという妹がちょっと泣きそうだったし、「でも、これが欲しいというとお母さんは買ってくれちゃうから、絶対黙っていてほしい」と言われた。<br /><br /> 妹にバッグを持たせたら、なんとも似合っていた。妹以外が使ったら駄目なんじゃね?このバッグ。とも思った。<br /> 衝動的に、妹を振り切ってバッグをレジへ持っていった。本当に衝動的に、だった。<br /> 妹が「いいよお姉ちゃん、いらないよ」と何度も言ってたけど、さっさとお金を払って、大きい包みを妹へ渡した。<br /> 別に買ってあげるつもりじゃなかった。ちゃんとレシートをもらったので、あとから母ちゃんにお金を返してもらおうと思っていたし。</div> <div class="header"><span class="no"><a>860</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:44:27.79 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"><a href="#851">&gt;&gt;851</a>は、クズ子条例第893条:エスパー的な書きこみは以後禁止します:に反したため、以後一週間えんがわを食べる事を禁じます<br /><br /><br /> あくまでもお金は建て替えるつもりだった。し、母ちゃんにすぐレシートが渡せるよう、綺麗に折りたたんでポケットへ常備していた。<br /> 「こんなとこにいたの」、とまもなくやってきた母ちゃんへ妹は飛びついて、「お母さん!みて!お姉ちゃんが、妹に買ってくれたの!すっごく可愛いバッグだよ!」と大騒ぎしていた。<br /> 「いや、違う」という前に、母ちゃんが目ん玉飛び出しそうなほど私を見て、「クズ子!あんた…」と売り場で震えはじめてしまった。<br /> 母ちゃんが、涙目で「妹、お姉ちゃんにありがとうした?」と聞いて、妹が力いっぱい私んい抱きついて「お姉ちゃん大好き!ありがとう!」と言った。<br /> 店員から「仲良しですね、良いお姉さまだわ」と言われて、私はもう、後には引けないんじゃないかと思い泣きたくなった。</div> <div class="header"><span class="no"><a>867</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:48:26.38 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 母ちゃんは、きっとめちゃくちゃ感動したんだろう。デパートの最上階にあるレストラン街の、一番一番奥にあった高いお寿司屋さんに、私と妹を連れていってくれた。<br /> 「クズ子は今日、一番偉かったから、一番たくさん食べなさい」と母ちゃんが言った。<br /> もうむしろ寿司はいらないので、お金返して下さいと言いたかった。<br /><br /> でも、妹がカウンターに座ってからも、ずっとずっと大事そうにバッグを腕に抱えていて、お寿司が来るのを待っている間、袋の合間から中身を覗いては、嬉しそうにしていた。<br /> この日、10回以上妹から「お姉ちゃんありがとう」と言われた気がする。</div> <div class="header"><span class="no"><a>871</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 18:53:21.35 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">妹からお礼を言われると、悪い気はしない。むしろ嬉しい。<br /> 11万あったお金が、10万に減った事は大きかったが、不思議と、まぁいいかと思えた。<br /> 以前、母ちゃんがいってた、“相手のために使ったお金が惜しいと思わないなら、それは愛だ”の言葉を思い出した。私は、妹へはちゃんと愛があるらしい。<br /> その日の夜、母ちゃんと妹の二人で、買ったバッグを撮影大会していた。<br /> 母ちゃんは、「また社報にのせる!」と言ったので、「大事な妹のためだもん、このくらいは当然だよ。当然の事を社報に載せなくてもいいんじゃないかな(キリッ)」と言ってみた。母ちゃんはえらく感動していたようだった。</div> <div class="header"><span class="no"><a>878</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:01:21.96 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">それからまた一カ月、3ヶ月目の給料がもらえた。また何とか税が引かれていた。詐欺だ。<br /> 3ヶ月目のお給料がもらえた時点で、手元に前月分のお金が3万円残っていた。ひと月のお給料はその月に使い切らなきゃ!となぜか思っていた私は、今日中に3万円を処分してしまいたかった。<br /> なので、前に母ちゃんに連れて行ってもらったあの寿司屋に行こうと思った。だけど場所が分からないというか、都内な上に駅からも大分離れていた記憶があったので、母ちゃんに車を出してもらおうと思った。<br /><br /> 母ちゃんに、「お給料出たから、お寿司を食べに行きたいので車を出してほしい」と伝えたら、二つ返事が返ってきた。なぜか妹も同乗して、3人で出かけた。<br /> 店についたので、「2時間くらいしたらまた迎えにきて」と言った。母ちゃんは「何を言ってるの??」と言って、一緒に車から降りてしまった。どうやら一緒にご飯を食べるつもりらしい。<br /> でも、会計は別々だからね、と念を押した。母ちゃんは、「いいわよ、出してあげるから」と笑った。「自分の食費を出そうなんて、クズ子も大人になったわね」と嬉しそうにしていた。なんか誤解されていると思った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>886</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:05:28.04 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 私は、3万円分の寿司を自分で食い散らかしたかっただけなんだけど、母ちゃんは「クズ子が家族にご飯を御馳走しようとしてる」と思ったらしい。<br /> 「本当、私は自分で食べたいもの食べてお金使いたいだけなの」<br /> 「はいはい分かってるからww」<br /> 「今日中に使いたいんだよ、3万円」<br /> 「はいはwwwwクズ子は照れ屋よねwwww」<br /> 母ちゃんには日本語が通じないらしいので、板前さんに「この人たち(母、妹)とは会計別々ですからね」と伝えた。<br /> すかさず母ちゃんが「この子ったら、社会人になりたてでやっと稼げるようになって、自立心が芽生え始めたんですよ」と板前さんに言った。板前さんも「姉ちゃん偉いな」と言った。<br /> みんな誤解しているけど、まぁいいかと思った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>892</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:11:52.51 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 多分このお店は母ちゃんが会計してくれるだろうから、3万円使えない。やっぱり無理してでも一人でくればよかったかなと少し後悔したが、久しぶりに3人そろって食べるご飯が美味しくて、どうでもいいか、と考え直した。<br /><br /> お会計の時、板前さんはなぜか私に伝票を差し出してきた。<br /> そういや「会計別々ね」と伝えてあったっけと思ったので、母ちゃんに伝票を渡そうと思った。だけど、母ちゃんは手洗いにいっていなかったのでとりあえず払っておいた。<br /> 会計額は覚えてないけど、3万円じゃ足らなかった気がする。それもそのはずだ、だって3人分の会計だったから。<br /> 手洗いから帰った母ちゃんが、会計のお釣りをもらっている私を見て涙ぐんだ。<br /> 板前さんは「親孝行な姉ちゃんのためにサービスしときましたよ、お母さん」と言った。<br /> またしても引けない状況に陥った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>900</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:16:16.53 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 帰りの車の中で、どんより落ち込んでいる私を妹は気にしていた。「食中毒?」「具合悪い?」と気にかけてくれて、ペットボトルの水をくれたりした。<br /> 帰ってから、リビングへ母ちゃんに呼ばれた。母ちゃんは先ほどの店の領収書を出せと言ったので渡した。<br /> 領収書の金額よりも少し大目の金額を私にくれた母ちゃん。「家族に御馳走しようとしてくれた、その優しい気持ちだけで十分だから、とっておきなさい」と言った。「母ちゃんが定年迎えたら、その時奢ってくれたらいいからww」と言った。<br /> ありがたくもらおうとしたけど、なんかこれをもらったらかっこ悪い気がした。だから、「じゃあ半分だけもらう」と言って、半分だけもらって、半分は母ちゃんに返した。</div> <div class="header"><span class="no"><a>909</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:22:06.76 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">妹のバッグの件と立て続けだったので、もう家族と出かけるのはしばらく控えようと思ったけど、やっぱり悪い気はしなかった。<br /> 何気なく次の仕事の時、トレーナーにその話をしたら、来る日も来る日もパートのおばちゃんたちに「あんた、お母さんに給料で高級寿司ごちそうしたんだって!?偉いわね~」と褒められた。<br /> 浅見さんと同じシフトの日、「あんた偉かったらしいじゃん。トレーナーに聞いたよ」と言って、その日のまかないを浅見さんが作ってくれた。浅見さんが自らまかないを作ってくれる事なんか、とても珍しい。<br /> 褒められまくって嬉しかった私は、仲良しになりつつあったあの例のゲロガキ親子にもちょっと自慢してみた。<br /> ゲロガキの母親は、「聞いた?ゲロガキちゃん、クズ子お姉ちゃんは親孝行で偉いわね~」と言って、「ゲロガキちゃんも、将来クズ子ちゃんのような立派なお姉ちゃんになるのよ」と言った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>919</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:27:33.76 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">ピザにも「クズ子ちゃん偉いよね、トレーナーや浅見さん達がほめてるの聞いたよ」と言われた。<br /> 「まじっすか、浅見さん何て言ってました?」<br /> 「あの子、最初はどこの不良娘かと思ってたけど、ガッツもあるし、親孝行な良い子だって言ってたよ」<br /> 「浅見さんがそう言ってたんですか?」<br /> 「うん」<br /> 「えぇえ?wwwwwwマジっすかwwwwすみません、最後のほうよく聞こえなかったんでもう一回言ってくださいwwwwえ?浅見さんはなんて言ってました??え?え?」<br /> 「あ、だからね(略 」<br /><br /> 結局ピザに同じこと4回言わせた。<br /> 親孝行すると、浅見さんが褒めてくれるらしい。<br /><br /> しかし、これを書き始めて改めて思ったが、私は『金がもらえるからこうしよう!』『褒めてもらえるからこうしよう!』という直観だけで生きてきた人間なんだと改めて思う。<br /><br /> ちょっとうんこ。<br /> あと、全然雑談はしてもらって構わないです。<br /> 家族的な話であれば、スレ違いでもないと思うし…</div> <div class="header"><span class="no"><a>935</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 19:41:56.94 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">wikiの編集の速さにはいつもいつも頭が下がる<br /> ちなみにいつもwiki厨にお礼言ってるけど、べ、別に好きとかじゃないんだからね!<br /> ボランティア精神でwiki編集してくれたり、ずっとここを見てくれる人もそうだけど、ありがたいだけなんだよね<br /><br /><a href="#931">&gt;&gt;931</a><br /> 許可とか負けとかじゃなくて、あまり難しく考えずにやろうって思っただけだよ<br /><br /> まぁほら<br /><br /><br /><br />              /)<br />            ///)<br />           /,.=゙''"/<br />    /     i f ,.r='"-‐'つ____   こまけぇこたぁいいんだよ!!<br />   /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\<br />     /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\<br />    /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \<br />       ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |<br />      / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /</div> <div class="header"><span class="no"><a>943</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:12:18.76 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> wiki厨、スレ立ての人、テンプレ作ってくれる人、ずっと追いかけて読んでくれているお前ら全員、そして野原ひろしはネ申である。<br /> 故にネ申同士の煽りあいや喧嘩は、VIPPERらしく互いにおっぱいうpで両成敗とする。<br /><br /> ~クズ子条例第浅見条~<br /><br /><br /><a href="#919">&gt;&gt;919</a>の続き<br /><br /> 親孝行をしようっていったって、働くだけで親孝行出来てるんだから別にいいんじゃね?と本気で思っていた私。何をしたらいいか分からないので、兄に相談した。<br /> 兄はもう専門学校の入学手続きも済んでおり、9月生とかいうので9月の半ばには入学するんだと言ってた。<br /> 1年間の学校で、そこでPCの事を学ぶんだと。全然興味がないので、兄の学校の話はほとんど聞かずに、「親孝行のやり方」を聞いた。</div> <div class="header"><span class="no"><a>947</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:18:05.20 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 「なんで突然親孝行したくなったんだ?」と言われたので、寿司屋の一件で周りから褒めてもらえた事を話したら、兄は「お前、ほんと頭の中は幼稚園児と同じだなww」と笑った。<br /> 兄は、まずは私自身が落ち着けといった。親孝行をするためには、まず自分自身のきちんとした土台が必要なんだと。<br /> 「とりあえず貯金してみろよ」と言われたので、「それだけは嫌だ」と言った。<br /> 貯金のように手元にお金を残すと、あぶくのように消えてしまうと本気で思っていたからだ。<br /> 昔はお年玉を貯金したりしていたが、それも昔の話。<br /> 金銭感覚がちょっとおかしい私は、手にしたお金をすぐに使ってしまわないと不安で不安で仕方なかったので、貯金なんぞするくらいなら妹に小遣いとして全額くれてやった方がまだましだと言った。<br /> 多分、ここにいる人は私のこの感覚を理解できないと思う。私も、今となっては当時の私の感覚が理解できないからだ。</div> <div class="header"><span class="no"><a>953</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:27:31.31 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">兄は、私はまず正しい金銭感覚を覚える事からはじめなきゃいけないなと言った。<br /> 「お前、なんかやりたい事はないのか?」と聞かれた。ぱっと浮かんだのはどんぶりいっぱいのウニを食べる事だったのでそう答えたら、「そうじゃなくて、もっと大きい事だよww」と言われた。<br /> 私にとってウニをどんぶりいっぱい食べる事は大きな事だったので、そう反論したら、「じゃあ、ウニをたくさん食べる事を目標にして、ウニ貯金しろよ」と言われた。<br /> ウニを大量に食べるには、おそらく1万円くらいのお金が必要だ。<br /> そしたら、毎月1000円ずつ貯金すれば10カ月後にウニが食べられる。<br /><br /> そんな事しなくても給料もらってすぐに1万円使って食えるじゃんwwと兄を馬鹿にしたが、ここで大事なのは“ウニを食べる事”じゃなくて、“ウニを食べるためにお金を貯めた事”が大事になるんだと言ってた。<br /> 「だって今月すぐに食べられちゃったら、来月はどうすんだよ。また違う目標探すのか?」<br /> 「もちろん毎月毎月でもいいけど、いきなりばーっと食べちゃうより、こつこつ貯めてからやっと食べられた方が達成感があるだろ?」<br /> 「お前、死ぬほどイカとタコだけを握り続けてやっと握れた時嬉しかったって言ってたじゃん」<br /> 「それと一緒で、こつこつやり続けて達成できた時に、はじめて“1万円のお金と、ウニの価値”が分かるから」<br /> だまされたと思ってやってみろと言われて電話を切った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>959</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:33:30.16 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">母ちゃんにその話をしたら、母ちゃんはウニ貯金に賛成してくれた。<br /> 毎月1000円くらいなら、手元に残ってもまだ我慢できる。さすがに1万とか2万とか残ってしまうと怖いけど、1000円なら、と。<br /> 母ちゃんが、「やるならとことんやれば?」と言って、ウニ貯金がたまるまで職場でうにを食べるのを我慢してみたらどうかと言われた。<br /> 確かに良い案だとは思うけど、ウニがない生活に耐えきれるかどうか不安だ。<br /> 本気で頭を抱えている私を見かねた母ちゃんが、「じゃあ、月々3000円にして、最後の月だけ4000円。それで三か月のスパンで考えたら?」と提案してくれた。<br /> 三か月ならまだ我慢できるけど、3000円残すには少し不安が残る。でも、これをやれば親孝行ができて、いっぱい浅見さんに褒めてもらえる!と思っていた私は、三か月だけ頑張ってみようと思った。</div> <div class="header"><span class="no"><a>964</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:39:20.62 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"><a href="#956">&gt;&gt;956</a><br /> wwwwwwwwまじでやってんじゃねーよwwwwwwww<br /> 本当にやると、今後みんなでうp祭りになっちゃうだろwwwwwwww<br /><br /><br /><br /> しかし、私は腐っても心根はニートだ。<br /> 三か月のスパンは長過ぎた。三か月も待ってられないと思った。<br /> 母ちゃんに相談したら、「じゃあ、週貯金に切り替えろ!」と言った。<br /> 毎週3000円ずつ“貯めているつもりで、貯金箱へ入れる”<br /> そうすれば、一カ月でウニ貯金が完成するという訳だ。<br /><br /> 「まずは一カ月ずつでいいから、少しずつ間隔を広げていけばいいよ」と言われて、一カ月なら何とか頑張れると思った。<br /> どちらにしても、一カ月で金を使い切る、という事には変わりないしな。</div> <div class="header"><span class="no"><a>969</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:45:32.00 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">貯金を始めた、とトレーナーに伝えた翌日からすぐ、またパートのおばちゃん連中に褒められた。<br /> 浅見さんも、「あんた、貯金してるなんて偉いじゃん」と褒めてくれた。<br /> 褒められて嬉しいけど、どうしても金銭的な物は、人から褒められてすぐに変われる物ではない。<br /> 週にたかが3000円、いつも使うはずのお金を使わないで我慢しているだけで本当に辛かった。貯金箱に入れたお金が消滅する夢を何度も見て、財布に戻してしまいたい衝動にかられた。<br /> その度に母ちゃんから「やればできる!」と怒鳴ってもらい、自分に喝を入れていた。<br /> これも全てはウニのため、いや、浅見さんのためだ。<br /> 浅見さんに褒められたい。いい子だと思ってもらいたい。そしてまたお褒めの言葉とかをもらいたい。(常連の客にも貯金の事は話しまくっていたので)そして、金一封だ。<br /> そんなピュアな気持ちで、貯金を頑張った私。一ヶ月目は無事に成功した。</div> <div class="header"><span class="no"><a>976</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:51:27.04 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"> 一ヶ月目、貯金箱に入った1万円分の1000円札を慌てて数えた。一枚もなくなっていないし、まして消滅もしていない。お金が消えなかったという当たり前の事で腰が抜けるほど安心した。<br /> 母ちゃんに10枚の1000円札を見せたら、母ちゃんは「母ちゃんよりも先に、クズ子はクズ子自身を褒めてあげなさい」と言った。<br /> 「偉かった、頑張ったと言ってごらん」と言われたので、口にだして言ったら、なんかめちゃくちゃ気分がよくなった。<br /> そのあと、母ちゃんと妹にもみくちゃにされながら褒めてもらった後、さっそくアマゾンでビン詰めのウニを1万円分注文した。<br /><br /> 数日後に冷凍で来たウニ。<br /> 冷凍なので若干風味は薄いけど、それでも一カ月ぶりのウニの味はたまらなく美味い。<br /> 妹や母ちゃんにあげようなんていう気はさらさらないので、一人で、その日一日で全部のウニを食べきった。</div> <div class="header"><span class="no"><a>984</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 20:59:53.38 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes">ただ何の目標もなく貯めているお金は、私にとったらないお金と一緒だった。だから貯金だけは怖い。<br /> けど、目標貯金(別名寿司ネタ貯金)は、明確に使い道が決まっているので、回数を重ねるごとに当初あった“貯金箱からお金がなくなるかも”という不安は消えた。<br /> 週貯金を月単位に出来たのは、確か寿司ネタ貯金をはじめてから1年はかかったと思う。<br /> そのくらい、月をまたいでお金を残すという事の不安は大きかった。<br /><br /> しかし気付けば、寿司屋の最終扇、太巻きも巻けるようになったし、妹も中学に入学したし、兄もSEの卵として就職していた。<br /> 貯金に夢中で毎日が早くて、本当、あっという間に私は20歳を目前にしていた。<br /> なんだかんだで、寿司屋でバイトを始めて2年を経過していた訳だ。</div> <div class="header"><span class="no"><a>987</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 21:02:31.16 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"><a href="#983">&gt;&gt;983</a><br /> ビンいっぱいのウニを2個と、少し大き目の桐箱に入ったウニ1個分。<br /><br /> こっから、オヤジルート、母ちゃんルート、私ルートの3つがあるけどどれがいい?</div> <div class="header"><span class="no"><a>995</a></span><span class="name_label">名前:</span><a class="name_mail" href="mailto:sage"><strong>クズ子</strong>◆6ClmPIZy/M</a><span class="mail">[sage]</span><span class="date_label">投稿日:</span><span class="date">2009/04/19(日) 21:04:38.28 ID:WuCu4FE0</span></div> <div class="mes"><a href="#992">&gt;&gt;992</a><br /> 私のクズ話が書きたくて書いてるんじゃねーよwwww<br /> あくまでも母ちゃん主体の話な</div>

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