おはよう悪いが、ちょっと買い物に出かけなきゃいけないので、もうしばらく待ってほしいです。ぶっちゃけ、あと10行くらいにまとめてさっさと書くつもり満々だったんだけど、ここまで保守してもらってありがたいのでちゃんと書きます。たぶん17時くらいには戻ります。
>>614の続き妹に弁当を渡したら嬉しそうに笑ってくれた。なんか、私も嬉しくなった。宝物みたいに弁当箱かかえて出かけた妹を見送ってから、やたらエネルギーがわいたと思う。よし!自分はやれる!みたいな感じ。自信がつくってこういう事をいうんだろうと思った。
さっき昨夜の分を読み返したら誤字脱字が酷過ぎてうんこ漏らしそうになった。母ちゃんがずっと取ろうとしてたISOとかいうのは、とにかくとるのが大変らしい。よく分かってなかったので母ちゃんに聞いたら、中小企業がこれを取得すると色々お得なんだと母ちゃんが言ってた。ポイントカードみたいなもん?と聞いたら大笑いしながら「そうそう」と言ってたので、今でもISO=ポイントカードだと認識してる。
山のような資料と、研修の毎日。でも家事もこなす。この頃になってやっと、母ちゃんの体が心配になってきた。だって明らかにガリガリだし、いつ見てもリビングで勉強してるし、でも寝坊なんかした事ないし。もしかしたら24時間寝てないのかもしれないと本気で思った。
母ちゃんは絶対に弱音を吐かないし、いつだって元気な母ちゃんてイメージしかない。今でもそうだけど。だけど一度、母ちゃんが泣いてるのを見たことがある。夜中に、オヤジの写真見ながらめそめそ泣いてた。母ちゃんはオヤジが大好きだったからな、離婚してからも、週に一度はオヤジに電話してたし、飯とか作って届けてたみたいだった。オヤジは家から数十分のアパートへ引っ越してたんだけど、実はそのアパートへの引っ越し代も母ちゃんが全部出したらしい。オヤジは身寄りがいないから、母ちゃんは放っておけなかったんだと思う。
母ちゃんは今でも、世界で一番オヤジが好きだ!という。借金してたのに、家族を壊したのはオヤジなのに、と言ったら、離婚してたってなんだって、両親が仲良しなのは子供にとって一番の幸せなんだと母ちゃんは言ってた。 でも893が危ないから今だけ離れて暮らしてるだけで、今でもオヤジは最愛の夫だと言ってた。母ちゃんは強いなぁと思ったけど、夜中に一人で泣いてる姿を見て、母ちゃんはそこまで強い人間じゃないんだなと当たり前の事を改めて実感した。
だからその日、母ちゃんの弁当を作ってあげた。母ちゃんは目ん玉飛び出しそうになりながら喜んでくれて、弁当の写真を何枚も撮ってた。恥ずかしい人だ。母ちゃんに弁当を持たせると、母ちゃんの腕が木の棒みたいになっててびっくりした。「ちゃんと寝てる?」と聞いたら、「寝るよりも出世したい」と言った母ちゃん。「母ちゃん、ISO取れたら昇進出来るんだ」といって、疲れよりも先に目の前に見える昇進という光に対する楽しみの方が上だといってた。
課長の次は何になるんだろうと思って兄に聞いたら、「部長になるんだろ」と言ってた。母ちゃんついに部長かよ…と思って、単純に凄いなぁと思ったけど、それりもあの棒っきれのような腕が気になった。その日は風が強かったのか強くなかったのかぶっちゃけ覚えてないけど、でもなんか、ふと頭に風でびゅーーーーんと母ちゃんが飛ばされちゃうイメージが浮かんで怖くなった。 こりゃやばいなと思って、なるべく母ちゃんはベランダには出しちゃいけないとも思った。なので、その日の洗濯物を始めて取り込んでみた。取り込んだついでに畳んでみた。そんで夕飯を作ったら、あっという間に時間が過ぎていた。家事は大変だと思った。
夕食ついでに母ちゃんにプリンを作ってみた。太らせようと思った。風で飛ばされないように、もっと太らせたいと思ったから、夕食も揚げ物にした。帰ってきた母ちゃんに、「洗濯物取り込んであるし、冷蔵庫にプリン入ってるよ」と言ったら、子供みたいに万歳して喜んでいた。その日もめちゃくちゃ褒めてもらった。というか私、母ちゃんに褒められた記憶しかないな。
ある日母ちゃんに、何でそこまで頑張るの?と聞いたら、母ちゃんは「あんたも子供を産めばわかるよ」とだけ言ってた。例えばそこに水があって、ここは砂漠で、この水を飲まなきゃ死んでしまう。でも水はひとつしかない。そんな時、母ちゃんという生き物は迷わず子供へその水を差しだすんだと。 男脳、女脳とかあるけど、母ちゃん脳という物があるんだろうなと思う。母ちゃんは男でも女でもなく、母ちゃん、という生き物だと思うんだ。
「今日は>>1が家事をしてくれたから大助かりだった」「母ちゃん今日は世界一幸せかも」たかが洗濯と飯作っただけなのに、母ちゃんは100万もらったように喜んでた。家事をすれば母ちゃんは喜ぶんんだなと思った私は、次の日も同じ事をした。今度は風呂も沸かしてみた。そんで次は部屋の掃除もしてみた。ニートから、家事手伝いに昇格した、と思いたい。
ある日母ちゃんに年収を聞いたら、ナイショと言ってたけど、実は兄からの支援を断ってる現場を見てしまった私は、もう兄からの援助がなくても家賃13万の家で生活できるだけの生活費を稼げているんだろうと思った。それもそのはずだ。母ちゃんがめちゃくちゃ高給取りになったわけじゃなくて、母ちゃんは自分の物なんか一切買わない。子供にはお金は使うけど、自分には一切使わない。たくさん貯金をして、子供3人分の預金も作ってるみたいだった。私は、私名義の預金があるならちょうだいよ、と思ってた。
兄から小遣いもせびり辛くなってたし、母ちゃんからはなんかお金もらいにくい。とにかくお金がなくて、一瞬悪い事を考えたりもした。悪い事しようかなと思う度、母ちゃんの顔が浮かんで出来なかったけど。働けばいいんだけど、その頃にんあると外の世界が怖くて嫌だった。だって中卒だし、何の取り柄もないし、昼夜逆転生活だし。身分証明書もないし、年齢的に夜の仕事も出来ない。なんか意味もなく死のうかな、とか思ってた。
母ちゃんにそれをボヤいたら、母ちゃんは求人誌を山ほど買ってきてくれた。ぶっちゃけ、求人誌の見方が分からなくて、読む気なんかなかったけど、研修用の資料を片手に自分の職探しのように「この職場は自給がいくらで、この待遇っていうのはこういう意味で~」とひたすら教えてくれる母ちゃんを前に、「もういいやめんどくさいし」という本音を言う事は出来なかった。
しかし母ちゃんというのはエスパーな生き物で、私が求人誌に興味なしな事を察すると、すぐに求人誌をしまった。「よし!母ちゃんが仕事あげる!!」と言って、ご機嫌にどこかへ電話をかけていた。その日の夜に、母ちゃんのISO取得が上手くいかなかった事を知った。駄目ならまた次ってわけにもいかないみたいで、なんか年に数回しかないらしい。次、はめちゃくちゃ遠いんだと言ってた。あれだけ勉強してても駄目なんて、ISOはずいぶん手ごわいらしい。
でも母ちゃんは全然へこんだ様子じゃなかった。「そりゃショックだけど、仕方ないじゃん」みたいな。逆に次までの時間が長いからもっともっと勉強できる!とかいって、うきうきしてたし。妹は母ちゃんの頭をよしよし撫でてた。母ちゃんは泣きまねをしていた。「よし!また頑張ろう!」といって、また勉強を始めた。母ちゃんのエネルギーはどこから出てるんだろうと思った。
あと40レス、全部私のレスで埋めても終わらないかもしれない次に続いたら申し訳ない綺麗に1つで終わらせたかった本音なんだが。それからまたしばらくして、母ちゃんは私に「バザーのお知らせ」みたいなのをよこしてきた。これで物を売れば金になるよ!と言ってた。母ちゃんがくれると言ってた仕事はこれだったらしい。だけど、ニートに売れるような代物はない。何を売るの?と聞いたら、「あんたお菓子得意なんだからお菓子売りなよ」と言った。バザーで素人が作ったお菓子なんか売れねーよと思ったけど、母ちゃんがやたら張り切っているのでとりあえず生返事だけを返しておいた。
バザーのお知らせを見て、びっくりしたのがバザー主催会場は母ちゃんの会社の工場敷地内だった事。当然、主催も母ちゃんの会社だ。母ちゃんの会社、社内バザーなんかやってたっけ?と思ってすぐに聞いたら、「今年からやる事になった」と言ってた。多分、私のために企画してくれたんだと思う。娘のために会社巻き込んでバザーを開いちゃう母ちゃんなんか、世界中で私の母ちゃんとあと数人くらいしかいないと思う。うちの母ちゃんだけ、とは敢えて言わない。
>>980ありがとうだが、パート表示は…大丈夫なのか?企業主催だから、素人の料理だっておいても安心でしょ!とかいう訳分からない母ちゃんの持論。保健所とか、色々大丈夫なんだろうかと思ったけど、簡単な市の許可さえあれば大丈夫らしい。「社報にもあんたのお菓子は美味しいって書きまくってるから、絶対繁盛するわよ」といって、私よりも楽しそうな母ちゃん。最悪売れ残ったら母ちゃんが全部買いとってあげると言ってくれて、100円でも稼げればマシか、どうせ材料費は兄のお金から出すしな、と思った私は、バザーに出る事をおKした。
>>980>>985どっち?どっちに移動すればいいの?
>>990ありがとうちょっとうんこしてくるので次スレで続きかく
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