輸入牛肉相場傾向

輸入牛肉相場傾向

私は大手食品メーカーでオーストラリア産牛肉の仕入れに5年間携わってきた者です。
その間に輸入牛肉の相場について独自に研究し、その事を書き記したいと考えています。
これは輸入牛肉のお仕事をされている方にはとても役に立つ話だと自負しておりますが、
その他の先物取引(小麦、とうもろこし、大豆、米)、金融先物市場(株、為替)などに
おいてもお役に立てると思っておりますので参考にして下さい。

①過去は捨てる
2001年の日本国内BSE発生から時代が変わったことを認めてください。かつては「季節商材が売れる」
などとよく言いましたが、違います。2001年より前のキャリアを捨て新たなる時代に向き合う気持ちを
持って下さい。

②あえて情報を見ない
これは一つの手です。情報は大事です。ただ、情報どおりにやってみてください、トータルで確実に負けます。
なぜか。この世界は常識が通用しないからです。「根拠は?」と聞かれたら「根拠がないので実行します」
ぐらいの気持ちがほしいです。そう、根拠が有ることはみなさんがやってしまいますから。


③プレーヤー心理を見ろ
プレーヤーの心理状態によって大きく相場は左右されます。さきほど言った情報を利用するなら「この情報を
見たプレーヤーはどういう気持ちになるか」という利用の仕方をお勧めします。
あくまであなたはバッターボックス内のバッターを見るキャッチャーに成るのです。

④現行相場や在庫は必ず先で逆転する
この現象は法則です。これもプレーヤー心理が大きく影響しています。例えば「モモが余りまくってます!」
という状況において、少なくとも買いは絞ります。ただ日本に仕入れられるのが一ヶ月先なのに、現在の相場
などほぼ無意味なのにです。それが心理状況と言うものです。私なら「モモが余りまくってます!」という
状況において、あえて通常の2倍の仕入れを行うという大胆な策に出るかもしれません。

⑤眠ることも仕事
この世界はマイナスの利益覚悟の時もある訳です。でもよく考えてください。
マイナスするなら「利益0」の方がマシですよ。休んで旅行にでも行く方が楽しいです♪

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最終更新:2009年03月30日 13:09