大神実 弥生
名前 |
大神実 弥生(Ookamuzumi yayoi) |
種族 |
神 |
能力 |
朽ち果てない程度の能力 |
二つ名 |
不朽の桃源郷 |
吉祥と不老を司る神。彼女が居る所には永遠の繁栄と行幸が約束される。
しかしそれは、彼女が生み出したものではなく、彼女が呼び寄せているものである。
つまり、彼女が一つ所に留まれば留まるほど、他の地は枯れ、衰えていく。
繁栄する事は、必ずしも良い結果をもたらすとは限らない。
たとえ、奢らぬ人であったとしても、精々百年程度しか生きられない人間の身では、
神の恩寵による幸せを享受する事などできないからだ。
そして、奢る人であれば尚更無理である。
十年ほど前、多くの人が奢るのを見て、彼女は幻想郷へ移り住んだ。
その事によって、国は衰え、人は苦しむかもしれないが、
熟れて腐るよりは良い、と判断したからだ。
幻想郷へ移るために力を使い果たし、彼女は深い眠りに付いた。
しばらくして目覚めた時、彼女はまず、少し驚いた。
周囲には、どこまでも続く桃の林があったからだ。
次に彼女は、大いに驚いた。
桃の林の合間には、溢れるほどの向日葵が咲いていたからだ。
はて、自分にはこんな力があっただろうか。
そう思った彼女は、とりあえず辺りをうろついてみる事にした。
その後出会った妖怪は、彼女にある提案を持ちかけた。
ちょっと咲き誇ってみない? と。
別に断る理由もない上、彼女はちょっと寝ぼけていたので、試しに彼女は咲き誇ってみた。
それが、どのような事態を招くかも考えずに。
最終更新:2008年12月10日 00:25