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双界鏡(そうかい・かがみ)

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名前 双界鏡(そうかい・かがみ)
危険度 未知数
人間友好度
活動場所 幻想郷と冥界を行き来している
種族 人間
能力 あらゆる境界をまたぐ程度の能力
二つ名 境界人間
性格・特徴 異なる二つの世界に性別の異なる体で存在し、性格もそれぞれ異なる。
男の子の性格は大人しく、女の子の性格は活発であるが、同一人物である。
職業 妖怪退治屋
所在 幻想郷の人里~白玉楼
年齢 12~14歳
趣味 異性装
登場作品、SS なし
身長 少年の時は低く、少女の時は少し高い
体重 少年の時は軽く、少女の時は普通
外見・服装 赤い瞳、赤い長髪にピンクのリボンを付け、巫女服を着用した女顔の少年。
もしくは、青い瞳、青い短髪に野球帽を被り、青いシャツに白のジャンパー、
水色の短パンを履いた少年顔の少女。
3サイズ 少年の時、少女の時、ともにスレンダー

 彼は外界で生まれた男の子だったが、元々体が弱く、病気がちで学校を休みがちであり、
元気な男の子に憧れていた。
10歳を過ぎた頃、異なる世界を見る能力が芽生え、夢の中で幻想郷を覗き見るようになる。
そこで霊夢と魔理沙が妖怪退治をしている場面を見て、妖怪退治をする少女に憧れるようになる。
しかし、病弱な体では妖怪退治どころか、外に出る事も難しく、巫女になりたいなどと
両親に言えるわけもなく、次第に病状は悪化し、12歳になる前に、彼は早過ぎる眠りに就いた。

 亡霊となった彼が三途の川を渡る直前、そこから幻想郷まで地続きである事を
死神がポロッと喋ってしまい、彼は幻想郷に行きたくてたまらなくなった。
そしてついに、死神の制止を振り切り、境界をまたいだ。

 気が付くと、「彼女」は生きた少女の体で、幻想郷にいた。
しかも、自分が男だったという自覚は全く無い上に、彼女は男の子に憧れるようになっていた。
以前とは何もかも正反対になっていたのだ。
彼女がピンク色のパジャマ姿(男の子の時は水色のパジャマだった)で状況が飲み込めずに
ポツンと佇んでいる時、異変を察知したスキマ妖怪が動き出した。

 この生死の境界を侵す少女の身柄を確保するため、スキマの中に飲み込もうとしたのだが、
何と、少女はスキマの中から境界をまたいで、外に出てしまったのだ。
さらに、少女は少年に戻っていた。
スキマ妖怪は目を疑い、もう一度捕まえるために、再度スキマの中に飲み込もうとしたが、
少年はまた同じように境界をまたいで外に出てしまった。そして、また少女になった。
スキマ妖怪が呆然としている隙に、少女は突然の出来事に泣き叫びながら、
一目散に逃げて行った。
少女は幻想郷中のみならず、冥界や外界をも股にかけながら、あちこちを逃げ回り、
ついにスキマ妖怪から逃げ切る事に成功した。スキマ妖怪は、この少年か少女か
判別付け難い子供を確保するのを諦め、監視するに留めることにしたのだ。

 冥界側も、彼女が二つの世界をまたぐ事のできる人間であると分かり、
死者として扱うのをやめ、幻想郷の住人として生きる事を追認する形となった。
世界の境界をまたぐ以外、特に危険な力を持っていない、ただの子供と見なされたため、
四季映姫の命により、上白沢慧音と藤原妹紅が保護者となり、里の子供と同じように
育てられる事になる。
また、彼女を真っ直ぐな人間に育てるため、人間形成に悪そうなスキマ妖怪からは
なるべく遠ざけるよう命令が下り、しばらくの間は、慧音達に守られるようになる。

 しかし、スキマ妖怪はこの子供を自分の側に取り込むのを既に諦めており、
逆に極めて強く警戒し、完全なる抹殺すら考えていた。
彼女は第六感のようなもので、ヒシヒシと感じていたのだ。
この子供は下手をすれば幻想郷そのものを壊しかねないと。

 彼女が幻想郷の人里で暮らし始めてから2年経ち、背伸びをしたい年頃となり、
寺子屋で勉強を教わるだけでなく、竹林で人命救助の手伝いをするようになり、
妖怪退治の手伝いまで申し出るようになった。
彼女が少年の格好をし、男言葉を遣うのを、慧音は既に咎めることもしなくなり、
彼女のしたいようにさせていた。

 さらに、白玉楼までのお使いも任されていたが、冥界へ行っている間は、
女装した少年に姿が変わる事も認知されていた。
巫女の格好をした小柄な少年は、亡霊姫に好かれる事となり、白玉楼へ行く度に
丁重な持て成しを受けるようになる。
時々、彼の背後に殺意と警戒感の入り混じった気配が出現する事があるが、
その度に、亡霊姫が何食わぬ笑顔で、気配の主に釘を刺すように牽制するため、
冥界で彼の身に危険が及ぶことは無い。

 能力が危険な方向に開花しないよう、周りの人妖に気遣ってもらいながら、
彼女は真っ直ぐに成長すると思われていたが、色んな人妖と心通わせながらも、
最初に会ったスキマ妖怪とは、あれっきり一度も顔を合わせていない事が、
彼女の心に危険な好奇心を芽生えさせていた。
もちろん、スキマ妖怪本人も、この子供を危険分子にしないために、
極力顔を合わせないようにしてきたつもりだった。
彼女はなぜスキマ妖怪から嫌われるのか、なぜ一度も会ってくれないのか。
その理由を考える度に、色々思い当たる数々の特異体験があった。
そしてこの事が、彼女が自分の異常な能力に気付いてしまう切欠となる。

 彼女が境界をまたぐ度に性別が反転するのは、同時に性別の境界をまたいで
いるからであり、それらが同時に起こるのは能力の制御が未熟だから。
したがって、能力の制御をもっとうまくやれば、性別はそのままで、
世界をまたぐ事もできるし、性別だけを変えることもできる。
そして、またぐのは世界に限られないので、考え付く限りのあらゆる境界を
またぐことも可能となる。自他の境界でさえも。
その事に彼女が気付いてしまったら、どうなるか全く見当が付かない。

 スキマ妖怪の予感が正しかったと証明される時、それは、この子供か幻想郷の
どちらかが消滅する時と言えるだろう。スキマ妖怪は孤独な戦いを続けている
ように思われるが、亡霊姫も既に覚悟を決めており、いざと言う時は、
笑顔のまま、スキマ妖怪と挟み撃ちで、この子供を抹殺しようと考えている。