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宇津志 心

名前 宇津志 心(うつし こころ)
危険度 測定不能
人間友好度 最悪
活動場所 不明
種族 元人間、今は自由に変えられる
能力 他者に成り替わる程度の能力
二つ名 姿なき何者か
性格・特徴 能力のせいで色々非道な事をやったため、壊れている。
元人間なのに、人間を平気で殺せて、妖怪なのに、妖怪を平気で殺せる。
体は同族であろうと、心は別物なので、相手の心も体も平気で蹂躙する。
妖怪より妖怪染みていると言える。
職業 盗人、人身売買などの闇稼業
所在 不明
年齢 自由に変えられる
趣味 他者に乗り移ること
特技 能力と同じ
身長 おもに少女程度
体重 おもに少女程度
外見・服装 元々色白で長い黒髪で眉毛の無い美形の少年だったが、今は一日の大半を、ある妖怪少女の姿で過ごし、その姿が現在の彼自身と言える。
彼女は元々無名の弱小妖怪で、種族すら判然としないが、姿は夜雀に似ており、小豆色のショートヘア、色白の肌、赤と緑のオッドアイ、背中にはコウモリのような羽を持ち、右手が猛禽類の足のような鱗に覆われていた。
そして、少年のものになってからは外見が少し変化し、顔立ちが少年似となり、眉毛がほとんど消え、オッドアイから両方とも黒目になり、右手の鱗が無くなった。
服装は、妖怪少女が着ていたものを流用しているが、時々、少年が着ていたTシャツやジーンズなどを着用している。
3サイズ 色々
関係人物 いない

解説
元人間の少年だったが、生まれ持った能力で他の人間の体を乗っ取る事を繰り返し、紆余曲折を経て、現在はある妖怪少女の体を自分のものとして生きている。
性格は非情そのもので、夜に外来人を見付けて捕まえては、能力で体を乗っ取り、そのまま人間の里に潜り込んで盗みを行い、用済みになった人間は、別の妖怪の姿を借りて、弱小妖怪に高く売りつけ、次々に体を乗り換えながら足が付かないようにする事で、生計を立てている。
ただ、近親者は全て不幸な死を遂げ、天涯孤独の上に、人間としても妖怪としてもまともに生きていけなくなっているので、同情すべき事情もあるが。 (詳細は後述)

スペルカード
なし
彼の能力は発動した時点で相手を完全に戦闘不能にするため、弾幕勝負が成立しない。
また、有力人妖のほとんどに対して、能力は無意味に等しく、全く勝負にならない。

元ネタ
西園弖虎@多重人格探偵サイコ、箕宿(みぼし)@ふしぎ遊戯

ストーリー

幻想郷の人里で、ごく一般的な家庭に生まれ、普通に育てられたが、独特の凍てつくようなオーラを放っていたため、周りに人が寄らなかった。
それもそのはず、彼は元々、他人と目を合わせる事で他人の体に自分の心を移し替えるという能力があり、それを幼い頃から自覚していたからだ。
それで戯れに、好きになった女の子の目を見て、体を乗っ取った事数知れず。
しかし、乗っ取られた相手は、彼の心が出て行った後、例外なく心が壊れて廃人となってしまう。そうやって、自分の好きな人をどんどん廃人にしてしまう事で、彼の心自体も壊れていった。

そしていつしか、自分が悪魔か何かだと思うようになり、生きて行く気力すら失いかけた頃、彼の住む家を一匹の名も無き妖怪が襲ってきた。
彼の部屋の窓の外から彼の姿を見付けた妖怪少女は、血で汚れた口元を歪めながら、一気に部屋に飛び込み、彼に襲いかかった。
だが、彼はすでに生きる気力を失い、抵抗すらしなかったため、妖怪は怪訝に思い、なぜ逃げないのかと彼に問いかけた。その時、彼と妖怪の目があった。
彼は妖怪少女の顔を可愛いと思ったが、彼女の右手を見て、恐ろしい妖怪であるという事実に引き戻され、ふと「退治してやろう」という考えが浮かんだ。
しかし、人間で幼く非力な彼が、妖怪に力で敵うはずもない。
そこで、体を乗っ取るために妖怪少女の目を見て、能力を発動した。

気が付くと、彼の目の前に虚ろな顔をしたまま動かない少年がいる。
うまくいったと思い、右手を見ると、鱗に覆われた妖怪のものになっていた。
口の中が鉄臭く、全身から変な渇きにも似た感覚が湧いてきてとても嫌な気分になる。
こんな妖怪に成り替わるつもりなど毛頭ないので、今度は虚ろな顔の少年の目を見て、再び能力を発動する。
元の体に戻った少年は、口から泡を吹きながら仰向けに倒れ、変な笑い方をしている妖怪少女を一瞥した後、助けを呼ぶために部屋を出た。
しかし、そこに待っていたのは絶望だった。居間と台所では、血の海の中に両親と妹がうつ伏せに倒れ、全く動かなくなっていた。父親は片足と頭を齧られ、母親は胴体が真っ二つに千切れ、妹は頭が無くなっていた。
少年は訳が分からなくなり、クラクラする頭を左右に揺らしながら、千鳥足で自分の部屋に戻り、まだ寝ころんで笑い続けている妖怪少女を、尋常ではない目つきで、穴が開くような勢いで凝視した。

少年は家族全員を妖怪に殺され、もうどう生きていけばいいのか分からなくなり、やけっぱちになっていた。そのまま少年は妖怪少女のそばへ行き、彼女の目を見ようとしたが、拒絶感情のほうが勝り、能力発動を躊躇ってしまう。
そして怒りにまかせ、家族の仇である妖怪少女の腹を思いっきり蹴飛ばした。
妖怪少女は痛みに顔を歪め、腹を押さえながら、口から血を吐く。
それでも少年は妖怪少女の腹を何度も蹴り続け、妖怪少女はとうとう白目をむき、口から血と骨と肉の混ざった、少年の家族の残骸を全て吐き出してしまった。
妖怪少女は心が壊れ、少年に反撃する事すら考えられないため、腹の痛みと吐き出した苦しみに顔を歪めながら、とうとう泣き始めてしまった。
少年は妖怪に一矢報いたと感じ、少しだけ復讐心が和らいだが、殺された家族は戻ってはこない。一旦妖怪から意識を外し、これから一人でどうしようか考えたその瞬間、彼の片腕が飛んだ。

妖怪少女が怒りの形相で彼を睨みつけており、振り上げた右手には少年の血が付いていた。心が壊れてはいても、彼女自身の記憶や、自分が何をしていて、少年が何者かという状況そのものは覚えていたのだ。
妖怪少女は少年に向かって「おまえ、わたし、なに、した」と片言で問いかけたが、それが少年にとって能力を探られるような核心を突くものであったため、少年は今までにないほどの恐怖を感じ、咄嗟に能力を発動してしまう。
気が付くと、全身に炎のような熱い何かが流れているような感覚に襲われ、腹の辺りに疼くような痛みがあり、嘔吐した後の不快感があった。
そして、腹の中のものが全部出て行った事で、急激に空腹感を取り戻しつつあった。
目の前には、無抵抗の「おいしそう」な少年。
彼=妖怪少女は、本能に流されるまま、少年を食べてしまった。

ふと我に返り、彼は自分が取り返しのつかない事をやってしまったと悟るも、もう遅い。
自分が居なくなった部屋を後にした彼=妖怪少女は、居間と台所に散乱する家族の残骸と自分が吐き出したものを裏庭に埋め、自分と家族の墓を立てた後、自分の部屋から着替えや宝物を持ち出し、もう二度と戻らない我が家を後にした。
彼は、今使っている体から返ってくる感覚をよく確かめるかのように頭に手を当てて、頭の中身をよく探る。すると、妖怪少女が何者でどこに住んでいるのかを「思い出し」、妖怪少女の記憶を頼りに、妖怪少女の住み家へ辿りつき、家の中に入ると、何と、妖怪少女と似た外見を持つ、少し小さな妖怪少女が出てきた。
彼女には妹がいたのだ。彼は、自分の家族が殺された事を思い出し、この妹に対する殺意を抱き始めたが、何故か体が言う事を聞かず、頭の中から嫌だという感情が湧いてきてしまう。目から涙が溢れ、彼自身の心まで、その感情によって流されそうになり、彼はたまらず目の前にいる妖怪少女の妹の目を見て、能力を発動させる。

目の前には、目を涙で赤く腫らした、自分より頭一つ分高い妖怪少女がいた。
彼女は「やめて…いもうと…てをださないで」と懇願するように彼=妹に縋りつくも、彼=妹の右手は、妖怪少女の胸を貫いていた。
彼=妹は、動かなくなった妖怪少女を家から蹴り落とし、穴を掘って埋めてしまう。
自分の姉を屠り去った妖怪少女の顔には、少年の邪悪な笑みが張り付いていた。
「誰が、僕の家族と僕を喰った妖怪なんかになるか」
それが、妖怪少女に対する、彼女の妹が吐いた最後のセリフである。
それから、妖怪少女の妹改め「心」は、今いる家にそのまま住み続ける事にした。
少年の能力のおかげなのか、妖怪には思い込みの力で外見を変える力があるのか、よく分からないが、鱗に覆われていた右手は、今では人間のものと変わらなくなり、赤と緑のオッドアイも両方黒目となり、眉毛はほとんど消え、少年似の顔になった。