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七可児杏(ひちかに・あん)

名前 七可児杏(ひちかに・あん)
危険度 最高
人間友好度 なし
活動場所 あらゆる世界
種族 吸血鬼をベースとする究極生命体もしくは神
能力 マクガーフィンにする程度の能力
二つ名 忘れ去られるべき封印神
性格・特徴 他人をただの道具としか思わず、常に自分本位で動く。
あらゆる欲の権化。
職業 不明
所在 別の宇宙→亜空間→幻想郷
年齢 不明(16歳あたりから止まってる)
趣味 弄ぶ事
登場作品、SS なし
特技 不明
身長 小柄な16歳の少女程度
体重 究極生命体なので人外級に重い(肥満ではない)
外見・服装 金髪・金眼で、長髪+ツインテールの童顔少女。
全身に金色のオーラをまとっているが、その上から黒いベールのようなもので封印を施され、全身がモノトーンのようにくすんで見える。
服も純白のドレスだが、漆黒に変わっている。
3サイズ 究極ではない
関係人物 二本木狂花(幻想郷初の友人)

解説
マクガーフィンとは、アルフレッド・ヒッチコックが用いた作劇用語であり、登場人物への動機付けや、話を進めるために用いられる仕掛けの一つである。
それ自身が何であるかは重要な意味を持たず、物語を進めるための小道具でありさえすればよい。

彼女は、あらゆる事象に対し、マクガーフィンと定義付ける事で、それを使って自分の思い通りに物事を進める事ができる程度の能力を持つ。
つまり、万能で、無敵となりうる能力である。

彼女は、マクガーフィンを使い、吸血鬼となった上に、ある手段を用いて、弱点も寿命も無い、不老不死の究極生命体となり、神と等しくなった。
どうやってなったかは、重要ではない。
彼女はそうなれる程度の能力を持っていただけなのだから。

そうして、彼女は自分が住んでいた世界を思いのままに支配し、世界大統領となり、星の数ほどの英雄達を滅ぼし、遂には全宇宙の神となった。

全宇宙の神となった彼女は、自分の世界では物足りなくなったため、別の宇宙を覗いていたある日の事、宇宙と宇宙の狭間で、一人の人間の少女が、化生の類によって全身を引き裂かれ、今にも殺されようとしているのを目撃した。
しかし、その少女は人間とは思えない力で復活を遂げた上に、反撃まで加えた。
これは使えると思い、その少女をマクガーフィンにしようとしたが、すんでのところで、少女を消し去ろうとしていた化生に気付かれ、その化生による未知の力で、空間の狭間に閉じ込められた上、ブラックホールのような、いや、ブラックホールそのものに封印され、事象の地平面の内側から出られなくなった。
こうして、彼女はしばらくの間、封印される事となった。

化生とは、八雲紫であり、殺されそうになった不死身の少女とは、二本木狂花である。

スペルカード
  • 激突「トースト咥えた女学生」(E / N)
    激突「茶碗を持った女学生」(H / L)
  • 誘拐「幼稚園送迎バス」(E / N)
    誘拐「養老院送迎バス」(H / L)
  • 死別「エンブレムの無いトラック」(E / N)
    死別「3ダイヤのトラック」(H / L)
  • 秘宝「ダイヤモンド入りワイン」(E / N)
    秘宝「プルトニウム入りワイン」(H / L)
  • 謎符「ともだちの素顔」(E / N)
    謎符「せかいだいとうりょうの正体」(H / L)
  • 賭符「銀玉の値打ち」(E / N)
    賭符「火打石の値打ち」(H / L)
  • 不可解「ズンドコベロンチョ」(Lastword)

幻想入り
空間の狭間を漂うブラックホールの中に封印された彼女だが、封印される瞬間、仕掛けを施してあった。コンマ数秒以下の一瞬だが、亜空間とブラックホールに、マクガーフィンとしての定義を与えていたのだ。自分が脱出するための。

これにより、色々あって、彼女は解放された。
解放したのは、異次元世界の「封印されし魔王」を崇拝するカルト集団である。
「魔界」(亜空間)に隠された「漆黒のオーブ」(ブラックホール)を見付け、それを解き放つ事で、「封印されし魔王」(彼女)を復活させようとした。
しかし、彼女にとって、脱出さえできれば、そんな事はどうでもよい。
自分を解放したカルト集団と、後から来た勇者一行を、一瞬で消滅させた後、封印される直前に目を付けた不死身の少女を探すため、その少女がいると思われる世界(幻想郷)への入口を三日三晩探し続け、ようやく見付ける事ができた。
その時、彼女の全身からはかつての金色のオーラが失われ、何か黒いベールのようなもので包まれていたが、この時の彼女は特に気にも留めなかった。

幻想郷に入った後、彼女はうっかりしてたと気付き、思わず頭を叩いた。
カルト集団と勇者一行をマクガーフィンにすれば、すぐに行けたのだと。

彼女はあらゆる存在から知覚されるのを防ぐため、完全に透明かつ「無」の存在となっていたので、誰にも(八雲紫にさえ)気づかれないまま、目的の少女の元まで辿り着き、彼女にマクガーフィンとしての定義を与えようとした。
しかし、そこでふと気が付いた。マクガーフィンとは、あくまで切っ掛けであり、軽く触れる程度のものでしかないが、今の彼女にとっては、不死身の少女こそが目的となり、探索に労力を掛け過ぎているので、マクガーフィンに成り得ないと。
いつの間にか、不死身の少女を探す物語の主人公となってしまっていた自分自身の迂闊さを呪うが、もう遅い。
仕方がなく、彼女は不死身の少女の前に姿を現し、友達になる事を決める。
こうすれば、物語に決着が付き、また新たな行動を起こす事ができるから。
彼女の次なる目標は、幻想郷の制圧である。

そして、次なる目標のため、友人となった少女をマクガーフィンにしようとした矢先、あらかじめ彼女に仕掛けられていたトラップが作動し、彼女の全身を包む黒いベールのようなものが漆黒の闇へと変わり、彼女と友人との接触を拒むかのように壁となった。
彼女は即座に自分の身に起きた事態を把握するため、自分自身をマクガーフィンとし、全身の神経を研ぎ澄ます事で、仕掛けられたトラップが何であるかを理解した。
八雲紫によってブラックホールに封印されると同時に、彼女が纏うオーラそのものと「自他の境界」との境界を消され、さらに、それらと「事象の地平面」との境界も消された事で、能力による周囲への干渉ができなくなっていたのだ。
能力を発動する度に、「事象の地平面」と同化した彼女自身のオーラにより、周囲への干渉がブロックされるので、もはや彼女は外部に対し能力を使えなくなり、さらに、オーラそのものが「自他の境界」となっているので、他のものに触れるには、オーラを消さなくてはならず、かと言って、オーラを消すと「自他の境界」も一緒に消え、徐々に周囲と同化し霧のように消えてしまうので、オーラを消すこともできず、そのために周りに触れる事すらできない。

折角ブラックホールから脱出できたと思ったのに、この忌々しいトラップのせいで、閉じ込められている時と何ら変わらず、永遠にこのままなのかと悟った彼女は、絶望のあまり、友人になったばかりの少女の目の前で号泣し始めてしまった。

あまりに駄々っ子のような泣き叫び振りに、見るに見かねた少女・二本木狂花は、彼女を宥めながら、彼女の生い立ちから今に至るまでと、今彼女の身に起きている事を全て聞き出し、彼女がどういう存在で、どんな状況下にあるのかを知った。
そして、彼女に対し、ある危険な提案を持ちかけた。
「私と一緒にならない?」と。

その少女・二本木狂花は、「発狂する程度の能力」の持ち主で、それが能力と言うだけあって、発狂の度合いが尋常ではなく、発狂さえすれば、万能に近い力を発揮できるという反則のような存在らしく、もう既に人間をやめていると言う。

あの亜空間での不可解な出来事はそういう事かと合点が行った彼女は、この少女の発狂する力に賭けてみようと思い、その提案に乗った。
どのみち、このままでは彼女は彼女でいられないのだ。
マクガーフィンにできない自分などありえない。それならば、いっその事、他人と同化してでも、能力の封印から解放されたいと願ったのだ。

そう決心した彼女は、自身のオーラの一部を解き、そこから友人の体を引き入れるように互いに溶け合い、一つとなった。

彼女らが同化した後、そこにいたのは、一人の少女であった。
その少女は、自らを「二本木狂花」と名乗った。
そう、二本木狂花は「七可児杏」を取り込み、発狂能力の他に、マクガーフィンの能力を併せ持つ、完全を超えた存在となったのだ。
マクガーフィンにする程度の能力は、対象無しでは発動できず、対象にできないものに関しては、直接働きかける事ができない。
よって、対象との間が「事象の地平面」で隔絶されている場合、能力発動できない。
しかし、ここに発狂する程度の能力が合わさる事で、因果律を無視した暴力により、「事象の地平面」を無理やり壊す事ができるので、マクガーフィンも使えるのだ。

彼女には目的があった。自らの「発狂する程度の能力」をマクガーフィンとする事で、発狂している間の自分を、自分自身の完全な制御下に置き、かつて自分を幻想郷に閉じ込めたあのスキマ妖怪を打倒し、幻想郷を脱出した後、生まれ故郷で自害するという。

その目的のために、長い間閉じ込められていた屋敷を出ようとした矢先、玄関に客人が来ているという知らせを家人から受け、スキマ妖怪が勘づいたのだろうと思い、返り討ちにしてやろうと待ち構えていたところ、当てが外れた。
目の前にいるのは、かつて幻想郷を紅い霧に包む事件を起こしたという紅魔館の主で吸血鬼の少女「レミリア・スカーレット」と、それに仕えるメイド「十六夜咲夜」。
レミリアの話によると、二本木狂花が八雲紫を滅ぼして幻想郷から出て行くという運命が見えたため、その前に会って欲しい人物がいるという事らしい。

レミリアに招かれるままに、紅魔館の地下に案内されると、そこに待っていたのは、彼女と同じく、屋敷の中に閉じ込められているという、気の触れた少女だった。
名前すら初めて聞く、その少女・フランドールは「あらゆる物を破壊する程度の能力」が使えるらしく、誰一人敵う者はいないらしい。
レミリアが「うちの妹と戦わずして幻想郷からいなくなるのは、一杯の紅茶も飲まずにティー・パーティから帰るようなもの」と言った瞬間、フランドールの掌の中には、二本木狂花の「目」が握られており、彼女が動く間もなく、それは握り潰された。

気が付くと、二本木狂花は自宅の離れの間で寝かされていた。
あの後、フランドールに木っ端微塵にされた後、すぐに再生し、発狂しながら、紅魔館が全壊する程度の戦いを繰り広げ、力尽きて、ここに運ばれたという事らしい。
そして、ふと周りを見渡すと、何かが無くなったような感じがしたが、それが何なのかまでは思い出せなかった。

その様子を別の宇宙から覗く者がいた。彼女(七可児杏)自身である。
フランドールに粉々にされた後、二本木狂花とは別に再生した彼女は、その後、フランドールとの戦いに加わろうとするが、発狂して敵味方見境の無くなった狂花と、フランドールの双方から途轍もなく重い一撃を何度も喰らい続けたため、遂に力尽き、幻想郷から別の宇宙へ命からがら逃げ出したのだ。

幻想郷で手も足も出ずになすがままにされた彼女は、今まで何でも自分の思い通りに進んでいたのが、ラッキーによるものだったという事に気付いたのだ。