サクス

分類 短剣類
地域 西欧
全長 20~30cm
重量 300~400g
サクスは、広義的に言えば、長短様々に刀剣型まで色々な種類が存在する。
原型は青銅器時代からハルシュタッド文明時代にまでさかのぼり、図版のよ
うな形になったのはラ・テーヌ文明時代の頃になる。この頃には鉄が登場していた。

この短剣はサクソン民族固有のもので、民族大移動の時期から中世初期辺りまで、
彼らの左腰に長剣とともに装備される。後に、ゲルマン民族の様々な部族の戦死
墓から副葬品として出土するようにもなる。騎士道時代には日常道具となり、主
に生活に用いられる。また、長剣や投槍とセットとして、騎士の野戦装備にもなった。
最終更新:2008年12月04日 13:02