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地上最強の式神使い



犬・竜討伐計画。
十二支の力を持つ武術家たちの中でも最強と謳われている一族たち。
現在は猿藤家によって、東軍の長である犬塚家は窮地に追い込まれているわけであるが。
……どういうわけか、猿藤優介は計画とは無関係の土地に連れて来られていた。

「わっけわかんねぇ」

整えられていたシーツを掻き乱しながらうな垂れる。
今は―どすん―自分に指示を与える父親はおらず、一体この事態をどう乗り越えていいかわからない。
いっそのこと、さっさと誰かに告白して一緒に帰るか?
その後は元の世界に戻ったときに何らかの理由を作って別れ話を持ち出しサヨナラすれば良い訳なのだ。
他の人間だって突然恋愛をしろと言われ、そんなに――わいわい――簡単に誰かを好きになるものだろうか。
皆が自分と同じ考えであるなら、話もスムーズに行きそうなのだが。

だが、ルールの中には一つ、気になる点があった。

「全員を殺して、一人だけになった場合、どうなる?」

たかが恋――がやがや―愛ゲームで戦争じみたことが起きるとは考え難い。
しかし、例えば犬塚孝士を溺愛する九頭竜もも子のように、本気で――どしん―尽くしたい相手が居る人間同士がぶつかり合ったら?
他にも一生元の世界に戻れないとい―きゃあきゃあ―うことを避けるために、敢えて殺戮の道を――あははは――辿る人間だって出てくるかもしれない。
だったらどうする?俺は、どのレールを走れば良―どんがら―い?恋愛ごっこ?殺し?それとも他に何か―がっしゃーん!!―……あああああ!

「うるせぇよ!外に居る奴!」

先程から外から流れ込んでくる騒音が優介の思考を邪魔してならない。
人がこんなに真剣に悩んでいるというのに、もう誰かを連れて楽しんでいる人間が居るというのか?
こんな状況の中でよくも早々切り替えができる……どんな頭をしているのだ。

「……ん?」

と、その時、急に外界と室内を介す壁が圧がかかったようにミシミシという音を立て始めた。
何だか嫌な予感がした優介は、恐る恐る音源のほうへと顔を向けて――。

「そっちは駄目よ〜ビカラちゃん〜!」

○     ○     ●     ○     ○

「令子ちゃんやエミちゃんたちは来てないのかしら~~?これからどうしましょう~~」

知らない場所で、知らない人と、知らない事をやるだなんて、六道冥子は不安で不安で仕方なかった。
主催者は恋愛がどうとか言っていたが、冥子は何故か昔から人から避けられることが多かった。
だからか、色恋沙汰には疎いし、告白だなんてできるわけがない。

「う~んと~、そうだ~。皆に聞いてみましょうか~~」

コンクリートの地面に伸びた影を見下ろす。
すると、何の変哲も無いように見えた人型が、一瞬歪んだ。

「出ておいで~~」

一声を挙げると、待っていましたと言わんばかりに影の中から十二匹の妖魔が飛び出した。

「みんな~~~~、どうしたい~~?」

首を傾げる冥子に、式神たちは跳ねたり踊ったりして応える。
「なるほど〜。みんな、遊びたいのねぇ〜?それじゃあ〜 鬼ごっこしましょうか〜。私が鬼やってあげる〜!」

呑気に両手を合わせ頬にくっつけ、膝下まであるドレスの裾を華麗に舞わせる。
それに賛同した式神たちは、早速、大きな足音を立てて逃げ始める。
その中で、怪力を持つ一匹の式神は隣に建つ民家へと突進した。

「そっちは駄目よ〜ビカラちゃん〜!」

手を伸ばしたときはもう、遅かった。
視界には、最低限の防音効果をもった厚みの壁を、ビカラの名を持つ式神が突き破っていく後姿。

「駄目でしょうビカラ~」

冥子の指示に従い急停止したビカラが振り返る。
俯いていることから反省の色を悟った冥子は笑顔でビカラに歩み寄り、垂れた頭を撫でてやった。

「わかってくれたなら良いけど~、これからは気を付けるのよ~? さて~~」

冥子の整った眉が八の字を描く。
視線の先には、ビカラの下敷きになって、気絶している少年。
周囲には、何事かと、集まってくる式神たち。どうやら心配している様子。

「この子をどうにかしなきゃ~。みんな、手伝ってね~」

【C-2 崩壊した民家の中/深夜0時】

【六道冥子@GS美神 極楽大作戦!!】
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式
[標的]:特に無し
[思考]
1とりあえず遊んでおく

【猿藤優介@すもももももも 〜地上最強のヨメ〜】
[状態]:気絶
[道具]:基本支給品一式
[標的]:特に無し
[思考]:意識不明につき思考停止

投下順

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おーぷんざぼでぃ 地上最強の式神使い 101回叫ぶ

時系列順(キャラクター別)

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初登場 六道冥子 [[]]
初登場 猿藤優介 [[]]




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