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魔女の愛するモノは


自然に満ち溢れた湖畔で、一人の女性が佇んでいた。
憂いを帯びた顔。黒く長い髪。……しかし、どこか病的な雰囲気を纏っている。

「…………くだらない茶番ね」

魔導師、プレシア・テスタロッサは考える。
賞金には興味がある。研究費はいくらあっても足りない。手に入るのならば、手に入れたい。
けれど、それよりも許せないことがある。カップル? 恋人? ……くだらない話だ。

「私が愛するのはアリシアだけだもの。
 ……こんな所で、時間を食うわけにはいかないわ」

こんな茶番で、大切な娘と離れ離れにされるのは耐えられない。
早く、あの娘を助けてあげなくちゃならないのに。

「――彼らのルールに従うつもりはないわ。いいえ、従う必要も、理由もない。
 それどころか、逆らう理由があるのだから」

奴らは理不尽な存在だ。なにより不可解だ。どのような手段であれだけの人数を集めたのか。
宇宙、銀河中。それどころではない、あらゆる異世界から呼び出した技術。
……その技術を手に入れられれば、アリシアも助けられるかもしれない。
しかしそれよりも、優先すべきものがある。それは、娘への愛情だ。
私はアリシアだけを愛してあげたい。ずっと寂しい思いをさせてきたのだから、アリシアだけを愛したい。
なのに奴らはその邪魔をする。告白しろ、告白を受け入れろ、でなければ生涯ここで暮らせ。

「……許さない」

勝手な理屈で勝手なルールを押し付けて、そんなやり方で、納得できるはずがない。
私だけではなく、他にもいるはずだ。こんなふざけた茶番を壊したいと考えている者は。
タイムリミットは5日。それまでにこの空間のシステムを把握し、破壊しなければならない。
渡された地図の端の部分には、なんらかの結界か、それに順ずるものがあるはずだ。
海を泳ぐか、空を飛ぶか。どちらにせよ、会場の外に出てはならない、という警告はなかった。
だから、この島に私達を閉じ込めるなら、外に出れない、出ても無駄である。そういった仕掛けが必要になる。

「そうね。まずは……この島の端、地図の外側を確かめましょう」

どのような仕掛けが施されているか。また、それは私にどうにかできるものなのか。
それに、私一人で脱出するのは難しい。後々のことも考えて、同じ考えを持つ者を引き入れておきたい。
無論、気は許さない。恋愛感情を抱かせる為の仕掛けを、主催者側が仕掛けていないとも限らない。
私は、自分以外の全てを利用して、この茶番を壊し、アリシアのところに戻るのだ。

【湖/深夜0時】

【プレシア・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのは】
 [状態]:研究用薬品の副作用。精神的にも多少不安定。
 [道具]:基本支給品一。ランダムアイテム(未開封)。
 [標的]:アリシアだけを愛する。この茶番を潰す
 [思考]:1.島の端を確認する。2.情報を集める。3.対主催思考の人物を引き入れる(気は許さない)。

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無題011 魔女の愛するモノは 未知なるものに破滅を

時系列順(キャラクター別)

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初登場 プレシア・テスタロッサ [[]]




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