未知なるものに破滅を
「なに、何なのここは!? 誰なのあの人たちは!!?? 知らない、全然分かんない!!」
極度に混乱し、狼狽する者が一人。
ID:bh4wWdBnであった。
彼女は何不自由ない環境で育ったために極度に我儘かつ自己中心的であった。
その上に彼女は完璧な箱入り娘として育てられた。
すなわち、彼女の生まれ育った世界に入り込める人間はごく少数。
それが当たり前だと思ってこれまでを生きてきた彼女は、
類稀なる程の『人見知り』であったのだ。
極度に混乱し、狼狽する者が一人。
ID:bh4wWdBnであった。
彼女は何不自由ない環境で育ったために極度に我儘かつ自己中心的であった。
その上に彼女は完璧な箱入り娘として育てられた。
すなわち、彼女の生まれ育った世界に入り込める人間はごく少数。
それが当たり前だと思ってこれまでを生きてきた彼女は、
類稀なる程の『人見知り』であったのだ。
そう、人見知り。
だが、それは既に人見知りの域を超えていた。
ある時、彼女が或る偶然から、全くの初対面の青年と出会ったことがあった。
その時も彼女は混乱し、恐怖し、絶叫し、そして懇願した。
「なんとかして!」と。
それに対し、彼女の周囲の人間は「なんとか」してしまった。
その日以降、その「なんとか」なってしまった青年を見た者はいない。
不可能を可能にするだけの力が、彼女の周囲にはあった。
それゆえに、彼女は極めて歪に育っていった。
「知らないもの」は「あってはならないもの」
「あってはならないもの」は「なくなるのが当たり前」
それが彼女にとっての、当り前だった。
だが、それは既に人見知りの域を超えていた。
ある時、彼女が或る偶然から、全くの初対面の青年と出会ったことがあった。
その時も彼女は混乱し、恐怖し、絶叫し、そして懇願した。
「なんとかして!」と。
それに対し、彼女の周囲の人間は「なんとか」してしまった。
その日以降、その「なんとか」なってしまった青年を見た者はいない。
不可能を可能にするだけの力が、彼女の周囲にはあった。
それゆえに、彼女は極めて歪に育っていった。
「知らないもの」は「あってはならないもの」
「あってはならないもの」は「なくなるのが当たり前」
それが彼女にとっての、当り前だった。
「ふう、やれやれ……あ、こんにちは、はじめまして! やっと人に会えた! 僕は……」
「嫌ああああああああぁぁぁあぁぁあああアアアアアアああああ!!」
パン!
彼女は過去に拳銃を撃った経験があった。
それも彼女の環境が許したことではあったのだが、
それがどのような結果を齎したとしても、その環境は彼女を受け入れたのだろう。
だがしかし。
彼女は今、箱の外に解き放たれた。
それも彼女の環境が許したことではあったのだが、
それがどのような結果を齎したとしても、その環境は彼女を受け入れたのだろう。
だがしかし。
彼女は今、箱の外に解き放たれた。
【場所不明/時間不明】
【ID:bh4wWdBn@現実】
[状態]:恐慌状態
[道具]:基本支給品、ベレッタ
[標的]:知っている者
[思考]:知らない者は居なくなる。
【ID:bh4wWdBn@現実】
[状態]:恐慌状態
[道具]:基本支給品、ベレッタ
[標的]:知っている者
[思考]:知らない者は居なくなる。
【マサトメ@K、O、マサトメ 死亡確認】
残り149人
残り149人
投下順
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魔女の愛するモノは | 未知なるものに破滅を | むだい |
時系列順(キャラクター別)
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初登場 | 恋愛(ID:bh4wWdBn) | 出会い |
初登場 | マサトメ | 失格(死亡) |