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医者の不養生


「あーもー腹立つッ!主催した奴ら……いつか絶対シバいたる」

静かな夜道に、怒声が響く。

「ったくアホらし。なんでこんなくだらんお遊びしなきゃあアカンのや」
「で……でもヒメコさん。このゲームで恋人を見つけないと……一生、筋肉ムキムキの人達と暮らさなきゃいけない事に」
「んなもん律義に聞いたる事あらへんのや!いきなり誘拐されて恋人作れなんて言われて、腹立たへんのかいな?」
「そ、それは勿論腹立ちますけど……でも、どうやって帰ればいいのか分からないし……」

夜道を進む影は二つ。
一人は、金髪の強気そうな関西弁の女学生―――鬼塚一愛、通称ヒメコ。
もう一人は、白いフードの下に気弱そうな顔を隠した少年―――バズ・メディル・アスクレピオス。

「確かにそうやけど……かと言ってあのアホ共の言いなりになるのも癪やしな……」
「あ……もしかしたら」
「ん?どうしたん?」
「あの、この会場内に主催者の事を知っている人達がいるかもしれないかなと思って……
 それに筋肉ムキムキの人達の中にも、主催側と繋がりのある人がいるんじゃないかなと」
「おお!確かにそや!頭いいなぁバズ!……よっしゃ、とりあえずは主催の知り合いかガチムチ人間を探すか!」
「ど、どうも……ところで気になったんですけど」

ヒメコに褒められ気恥ずかしそうな顔をしていたバズだったが……ふと、ヒメコが手に持っている物を指さした。

「それ、なんなんです?」
「ん?ああコレか……最初に配られた荷物の中に入ってたんや。
 いつも似たようなもん持ってるから、ちょうどいいかと思ってな」

彼女が持っているのは、バトミントンのラケット。
いつもフィールドホッケーのスティックを持ち歩いている彼女からすれば、落ち着く持ち物であった。

「バズの荷物には、何か入ってなかったんか?」
「ええっと……さっき見た時には、特に変な物は無かった気が……あ」

荷物を漁っていたバズが、何かを取り出した。
取り出された支給品を見たヒメコが嬉しそうな声を上げる。

「お、ペロキャンやん!ええの当たったやないか」
「ペロキャン、ですか?」
「知らんのか?ペロリポップキャンディ……確かに、見るからに田舎出身そうやもんなぁ。
 舐めてみ?上手いから」
「舐め……これ、お菓子なんですか?」
「そや、包み紙取ってやなー……」

ヒメコはバズから受け取ったペロキャンの一つを口に入れる。
口に広がる、慣れ親しんだ味。
促されるまま、バズはペロキャンの一つの包み紙を取り―――口に入れた。

「どや?うまいやろー、なかなかこの味を分かってくれる人がいなくてなー……ん?」

歩きながらペロキャンの良さを語っていたヒメコだったが……ふと立ち止まって、振り返る。


―――夜道にばったりと倒れ込み、口から泡を吹いているバズがそこにいた。


「ちょ……何で誰もこの味を分かってくれへんのやーーー!!!」
「そ、そっちなんですか……うおえっぷ」



【A―7、湖付近の道路/午前1時】

【鬼塚一愛@SKET DANCE】
[状態]:健康
[道具]:ミントンのラケット@銀魂
[標的]:特になし
[思考]
0:何でこの味を誰もわからんのや……とりあえず、バズをどうにかするか
1: 主催の知り合いかガチムチ人間を探し、脱出の方法を見つける

【バズ・メディル・アスクレピオス@アスクレピオス】
[状態]:精神、味覚にショック(大)
[道具]:ペロリポップキャンディ@SKET DANCE×8
[標的]:特になし
[思考]
0:このキャンディ……すごい味……
1:主催の知り合いかガチムチ人間を探し、脱出の方法を見つける




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