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/魔法無力化能力(”世界摂理の破綻(ディスピュートパラダイム)”)


 現代魔術(魔法)は効率性と合理性ばかりを追究したがあまり、魔術が本来持つ儀式的な要素や神秘性を損なう結果となり、
それは社会の形態をも合理主義などと謳われるものに変遷させていった。最後の一節に関しては魔術を科学に置き換えると、
実は我々の住む現実世界にも当てはまることは自明の理である。

 魔法無力化能力とはずばり魔力作用を反転させる力である。普通魔法とはある現象を引き起こす、つまり+の作用を及ぼす
ものであるが、魔法無力化能力はそれをある特殊な魔力(学者間では”虚数魔力(パラレルキャスト)”と便宜的に呼称される)によっ
て、理論上では不可能とされる魔力の逆行を起こすのである。

 まさに魔法・魔術の天敵であるこの能力だが、特に現代魔術はこれに対し脆弱である。というのも、現代魔術は先述の通り効
率性を合理性を追究し、まさしく実用性の高い方法論をなしえたが、その代わりデメリットとして発動過程が非常に単純化してし
まったのだ。よって魔法無力化能力の効果を受ければ、たとえ強大な威力を誇る魔法といえどたちまち「無力化」されてしまう。
それ故に、魔法無力化能力は今の魔法世界に現在の有り様について問題提起する存在と言えよう。

 ちなみに、これまでに確認された魔法無力化能力者はトウヤ含め2人とされる。1人目も異世界から来た人間であり、トウヤと
同じく元の世界へ戻る手段を模索していたが、ある日を境にその消息は絶えてしまうことになる。興味深いことに、彼(彼女)もこ
の魔法学園に在籍していた記録があり、また謎の組織による拉致も体験している。

そして一番の謎は、当時の生徒名簿にはあのクルスの名が存在するのである。