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あすさんの家庭教師25 - おやすみの前に…」(2010/08/20 (金) 00:24:55) の最新版変更点

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食事も無事に終わり、これでようやく眠りにつける── どうせ寝室まで歩かなければならないのだろうが、やっと休むことができる…。 あすさんの長い一日が終わりに近づいてきた。 明海「ごちそうさま~」 あすさん「うまかった」 明海「さぁて、どうしよっかな~?」 あすさん「私は布団へ直行したい」 明海「きゃーーーーーーーーーーーーーーー」 あすさん「明海とは別々だろう……常識的に考えて……」 明海「えええええええ! がっかり~~~~~…」 あすさん「…本当に眠いんだ…ここで寝てもいいくらいに…」 明海「あたしの膝枕へどうぞ!」 あすさん「…やっぱり布団でいい…」 あすさんは1日7時間以上の睡眠を必要としている。 夜更かしをすればするほど、起きるのが遅くなってしまうのだ。 明海「あ……寝る前にマビにインしなきゃっ!」 あすさん「……もう勘弁してくれ……」 明海「あすさ~ん! もう少しだけ付き合って! ね!」 あすさん「眠すぎてマビなんて操作できない……」 明海「ついてくるだけでいいからぁ~! お願い!」 あすさん「パソコンの前で寝ちゃうよ…たぶん…」 明海「どんなパソコンなのか、あすさん興味あると思うんだけどな~」 あすさん「そうか……」 明海「ちょっとマビやったら寝かせてあげるから、もう少しだけ起きててね!」 あすさん「は~……い……」 執事に案内され“ネットカフェ”の部屋へ歩いていく二人。 執事「こちらがネットカフェでございます」 あすさん「………ぜんぜん違う………」 執事「5万人が同時にプレイできる環境です」 あすさん「5万人……5万台のパソコンか……」 明海「すごいでしょ~」 あすさん「まぁ…私と明海の世代だけでは5万人家族には達しえないがな……5人が精一杯だろう…」 明海「5人って、あすさん! 人数以前にすごいこと考えてない!?」 あすさん「冗談だよ……」 執事「それでは、ごゆっくり」 とにかく近い座席へ。 移動が面倒なあすさんは近場に座った。 あすさん「これが5万台もあるのか……1つ5万円としても、25億円分のパソコ………」 明海「なになに? どうしたの?」 あすさん「パソコン…? サーバの間違いだ……」 明海「これが?」 あすさん「なんでXeon…」 明海「じーおん?」 あすさん「サーバ用のCPUだぞ…」 明海「すごいの?」 あすさん「クライアント向きのものではない…」 明海「高いものなの?」 あすさん「何もかも高い。高いのだが、マビノギでは性能を生かすことができない…」 明海「もったいないのね…」 あすさん「だいたいわかったから、用が済んだら寝させてくれ…」 明海「はいは~い」 あすさんは目が半分寝たまま椅子に座り、起きているフリをして画面のほうを向いていた。 明海「………あれぇ…おかしいなぁ……」 あすさん「………どうした…」 明海「マビがない…」 あすさん「…………」 明海「ねーねー、あすさーん! どうすればいいの?」 あすさん「寝ればいいと思うよ…」 明海「ちょっと~! なんとかしてよ~」 あすさん「ダウンロードしてインストール…」 明海「よしよし、あすさん頼んだ!」 あすさん「マビノギ公式サイトにアクセスして…」 明海「公式サイトってどこだっけ?」 あすさん「……はあ……」 仕方なく明海と交替したあすさんは、マビノギのクライアントをダウンロードすることにした。 あすさん「……遅すぎる……」 明海「あら……混雑してるのかな……」 あすさん「推定残り時間が……朝までかかるぞ……」 明海「うっそ~~~~~~~?????」 あすさん「……ちょっと床で横になる……」 明海「わかった! じゃあ画面が進んだら教えるね!」 あすさん「……寝なくていいのか…明海は……」 明海「あたしも寝たいけどさぁ……マビもやらないと……」 あすさん「悪いことは言わない…。明日も学校なのだから…マビはあきらめて寝たほうがいい…」 明海「うーん……」 あすさん「私の言うことを聞いてくれるといいのだが……」 明海「あすさん………」 あすさん「明日やればいいじゃないか…」 明海「うん…そうする…。ごめんね、あすさん……こんな遅くまで……」 あすさん「そのパソコンは朝まで放置しておこう…。インストールは明日、明海が学校へ行っている間に私がやっておくよ…」 明海「わーい! ありがと~! あすさん!!」 パソコンを放置したままネットカフェを出る二人。 明海「あすさんがもうぐったりしてるから、あたしと同じ部屋で寝てもらってもいい?」 あすさん「どこででも……いいよ……」 明海「もう少しだからね」 あすさん「一晩ぐっすり眠ったら、明日はここまでひどくはならない……と思う……」 明海「ぐっすり眠ってね」 やっと明海の寝室へたどり着いた。 時刻は午前2時を回ったところである。 明海「あすさん、あたしの布団でおやすみなさい」 あすさん「明海は……」 明海「あたしはベッドで寝るから大丈夫!」 あすさん「そうか、おやすみ……」 明海「おやすみ~~」 こうしてあすさんの長い一日が終わった。 ----

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