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ヒーリングは任せろー

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mabinogi-gentei

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イリア大陸南部に、「カルー」とは名ばかりの非常に重い森がある。

その森に無数に立ち並ぶ樹木は伐採用斧で採集することが一切できないだけでなく、歩行の移動を妨げ、
低空を飛行するペットにとっても障害となるという、不具合級のオブジェクトになっている。

エリン有数の重さを誇るカルー森の深奥に、ようやくたどり着いた探険家がLロッドを振りかざすと、
カルー森の遺跡という、何のひねりもない名が彫刻された遺跡の入り口が現れたといわれている。


どこからともなく美しい音楽が流れてくる遺跡である。

遺跡の難易度自体は高くないものの、モンスターが半透明になっている間は攻撃ができず、生命力が回復するし、
5階層と非常に長く、ある程度育ったキャラクターでは武器の熟練がたまらず、経験値も微弱であり、
報酬も期待外れのものが多く出るため、やはり「カルー」というのは詐称である。

とはいえ、この当時、カルー森遺跡はなかなか難しいところであった。


aspirin「┗(゚д゚;)┛オモー」
Kltz「入り口わかりにくいなwwwww」


信じがたいことだが、遺跡の入り口は地に面した巨木の一部分にできている。
それが毎週、ランダムに位置を変えるのである。

入り口に発見者の名前が掲げられており、1週間そのまま晒されることになっている。


aspirin「森は┗(゚д゚;)┛オモーだけど、中に入ってしまえばそうでもない、はず…」
Kltz「ふむ」
aspirin「で、一晩じっくりと育成方針について考えてみたんですが…」
Kltz「そこまで考え込まなくてもwwww」


ジョイパッドを自分の体の一部のように操るKltzの将来を占う、aspirinが導き出した育成方針とは。


aspirin「はい、これ。耐久15のヒーリングワンド」
Kltz「……え?」
aspirin「今後、回復要員、ヒーラーが必要になってくる気がするので…」
Kltz「ヒーリングすんの?」
aspirin「ワンドを装備してヒーリングを使うだけで、パーティーヒーリングを習得できます」
Kltz「どれどれ」


(このaspirinの予想は、2年後の今日、良くも悪くも的中しているのであるが…)


Kltz「ふむ…これで使えるようになった?」
aspirin「タキ グラナイド インチャトラ マナ プラウ!」
Kltz「ワンドで戦うのはきついか」
aspirin「実際に行ってみましょう」


当時のaspirinの戦術といえばウィンドミルだけであり、スマッシュは練習、まともな遠距離攻撃はなく、
魔法スキルを徐々に上げ始めているといった段階であった。

タイトルも近接らしい「薬草学マスター」であり、防御力に特化していた。

ウィンドミルの反動で生命力が消耗するため、ヒーリングを受けることは必須と考えていたのである。


aspirin「こう、敵が密集しているところで( ・∀・)<グルングルン」
Kltz「なるほど。たしかに手っ取り早い」
aspirin「正体不明の敵を優先し、アタックの最後をミルで吹っ飛ばす」
Kltz「で、ライフが減ってきたら回復する、と」
aspirin「(人゚ω゚)。o○(。゚.o。お願ぃ。o.゚。)」
Kltz「おk」


Kltz「これwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぜんぜん回復しないんだけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
aspirin「1回の動作で4しか回復してないwwwwwwww」


当時はパーティーヒーリングの仕様が違っていて、今よりマナの消費が少ないが回復量も少なく、
1チャージずつ5回ためられるようになっていたのである。


Kltz「だめだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww普通のヒーリングのほうがよっぽど使えるwwwwwwww」
aspirin「⊂´⌒つ。Д。)つ━━━・゚・(ノД`)・゚・。━━━━(゚∀゚)━━━━(*´Д`)━━━!!!!」







こうしてヒーリングワンドとパーティーヒーリングは、闇に葬り去られたのであった。





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