首都『タラ』の王城に、宮廷料理人のグルアスなる人物が存在する。
彼は宮廷料理人の仕事の傍らで、余った料理や食材を適正価格で下々の者に向けて払い下げる他に、巨大な『おたま』や『クッキングナイフ』といった巨大調理器具を取り扱っている人物として有名である。
その巨大調理器具を手に入れるためには、グルアスが前述の物と共に販売しているレシピを、かのゼルスンプンプガイオニノカイロゲー神が作ったと言われる神鍋に捧げることで挑戦できる試練(通称料理ダンジョン)を達成し、褒賞として与えられる王室料理納品書をグルアスに提出しなければならない。
この料理ダンジョンは、神鍋の中でレシピに記された食材に扮した精霊を定められた数だけ制限時間内にゼルスンプンプガイオニノカイロゲー神への供物として捧げるという内容なのだが、それは神の試練と呼ばれるにふさわしい難易度で構成されており、宮廷料理人であるグルアスの手助けがなければ挑戦することが許されない。 そして、鍋の中にいるのは只の食材ではなく食材に扮した精霊であり、彼らは中にいる料理人を試すため、一丸となって全力で抵抗を行うのだ。
襲い来る圧倒的な数の暴力
刻一刻と迫る時限
そして、試練を妨害する、漆黒の邪悪なるげっ歯類の大群・・・
しかしこれらの障害を見事耐え抜き、試練を制覇したとしても、巨大調理器具を手に入れるにはこの試練を何度も繰り返さねばならない数の王室料理納品書が必要となるのだ・・・
その手に巨大調理器具を携えるということは、それだけで全ての料理人にとっての誉れなのだ。
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漆黒の邪悪なるげっ歯類の図