雨の激しい夜だった
遠く須弥山から 蓮の花に乗った奇妙な赤ん坊が ヒジュラの村に流れ着いた
村の長老タタラは その手も足もない赤ん坊を助けあげ 家へ連れ帰った
赤ん坊は ギミックと呼ばれる機械の身体を取り付けられ マダラと名付けられた
そしてタタラの孫娘 キリンと共に育てられた
その頃 世界は ミロク帝に率いられたモウキによって征服されつつあった
ミロク帝は 滅ぼした諸国に代わって金剛国を建国した
そして今 辺境にあるヒジュラの村にまでモウキの魔の手はのびようとしていた
そしてマダラ15歳のある日・・・