「Android開発環境構築」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Android開発環境構築」(2009/08/28 (金) 01:43:23) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*Android開発環境構築 **概略 Androidの標準的なビルド環境の構築について記載する。 基本的には、[[Android Open Source Project>>http://source.android.com/]]の和訳になる。 **目次 -&link_anchor(開発環境構築){開発環境構築} -&link_anchor(ソース取得準備){ソース取得準備} -&link_anchor(ソース取得方法1){ソース取得方法(repo)} -&link_anchor(ソース取得方法2){ソース取得方法(git)} -&link_anchor(ビルド方法1){ビルド方法} ---- **&anchor(開発環境構築,option=nolink){開発環境構築} Ubuntu Linux(8.04,32bit-x86)上での開発環境構築について書く。 Windows上でやりたい場合は、VMPlayer等を利用して実施。 Macとか他のLinuxディストリビューションについては、[[参照元>>http://source.android.com/download]]をチェック。 +アップデート実施 ++「アップデート・マネージャ」を起動する(「システム」→「システム管理」→「アップデート・マネージャ」を選択) ++アップデートを実施する(「アップデートをインストールする」を押す) ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 +必要なパッケージを追加する。 ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。 ++-sudo apt-get install git-core gnupg sun-java5-jdk flex bison gperf libsdl-dev libesd0-dev libwxgtk2.6-dev build-essential zip curl libncurses5-dev zlib1g-dev ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 ++-事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。 ++パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。 +念のため、再度アップデートを実施 -注意事項 --8.10だと別のパッケージ(lib32readline5-dev)が必要となるらしい --64-bitだと、少し違うらしい **&anchor(ソース取得準備,option=nolink){ソース取得準備} [[Android Open Source Project>>http://android.git.kernel.org/]]からAndroidのソース一式を取得する為のツール「repo」の導入方法を説明。 +必要なパッケージ(Git)の取得 +-上記の&link_anchor(開発環境構築){開発環境構築}を実施していれば、再度取得する必要は無い ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。 ++-sudo apt-get install git-core ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 ++-事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。 ++パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。 ++(動作確認はしてないので・・)他に必要なパッケージがあれば、導入。 +repoインストール用のフォルダ作成と設定 +-説明同様に、ホーム配下(~/bin/)に作成する場合を記載(/usr/local/bin/等でも良いと思う) ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++ホーム配下に移動する ++-「端末」上で、「cd ~」入力して、Enterキーを押す ++ホーム配下にbinフォルダを作成 ++-「端末」上で、「mkdir bin」入力して、Enterキーを押す ++コマンド入力時に、binフォルダが検索対象となっていることの確認 +++binフォルダに移動する(端末で「cd bin」) +++確認するパスを表示 +++-「端末」上で、「pwd」入力して、Enterキーを押す +++環境変数を表示 +++-「端末」上で、「echo $PATH」入力して、Enterキーを押す +++表示される文字列に確認するパス(pwdで表示されたパス)が含まれていることを確認 +++-区切り文字は、「:」(コロン) +++含まれている場合、検索対称となっている ++検索対象となっていない場合の対処方法 ++-別のやり方でもできる +++「.bashrc」を開く +++-端末で「gedit ~/.bashrc」を入力して、Enterキーを押す +++エディタが開くので、最後に下記1行を追加 +++-PATH="$PATH:~/bin" +++端末を一度終了させて、再度起動し、環境変数を確認 ++repoを取得 +++端末で下記を入力して、Enterキーを押す +++-curl http://android.git.kernel.org/repo >~/bin/repo ++repoフォルダの設定 +++端末で下記を入力して、Enterキーを押す +++-chmod a+x ~/bin/repo -注意事項 --repoを導入しなくても、gitだけでソース取得することも可能 --「.bashrc」の編集は自己責任で・・。 **&anchor(ソース取得方法1,option=nolink){ソース取得方法(repo)} repoを使ってのソースのダウンロード方法について記載。 repoが導入されていることを前提条件とする。 +ダウンロード先のフォルダを作成 +-以降、「~/mydroid」として作成したとする +フォルダ内に移動 ++端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す +ダウンロード情報の初期設定 ++端末で下記を入力して、Enterキーを押す ++-repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git ++--ビルドする場合は、「-b cupcake」等を付加して、バージョン固定したほうが良いと思う ++名前、メールアドレスの問合せがあるので、入力してEnterキーを押す ++-Enterでデフォルトが入るので、とりあえず、それでも動く ++-設定ファイル内に格納される。アップロード時に使用される(?) +ダウンロード実施 ++端末で下記を入力して、Enterキーを押す ++-repo sync -注意事項 --repoのイメージとしては、「manifestに対応して、複数回のgitによるソース取得を実施する」(たぶん・・) --「repo init」、「repo sync」ともに、失敗することがある。その際は、再度実施。 --repoのオプション等は、[[http://source.android.com/download/using-repo]]をチェック --「repo init」後に、manifestファイル(ローカルに作成されている)を変更することで、パッケージの追加、削除等の操作ができる **&anchor(ソース取得方法2,option=nolink){ソース取得方法(git)} gitを使ってのソースのダウンロード方法について記載。 gitが導入されていることを前提条件とする。 (とりあえず、ビルドしたいなら、素直に、repoを使った方が良い) +ダウンロード先のフォルダを作成 +-以降、「~/mydroid」として作成したとする +フォルダ内に移動 ++端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す +サーバからダウンロード ++端末で下記(例:標準カーネル部分取得)を入力して、Enterキーを押す ++-git clone git://android.git.kernel.org/kernel/common.git -注意事項 --gitを1回実施するだけでは、1部分のみのソースを取得するイメージかな --複数回実施して、repo1回と同程度になる(makeするまでに手間がかかる) --あるパッケージのソースだけ欲しい場合には、gitのほうが便利 --動くソース一式が欲しい場合は、repoのほうがおすすめ **&anchor(ビルド方法1,option=nolink){ビルド方法} repoによりソースを取得した段階でのビルド方法を記載。 「~/mydroid」内で、「repo init」、「repo sync」を実施した状態だとする +ソースのルートフォルダに移動 ++端末で「cd ~/mydorid」を入力してEnterキーを押す +ビルドを開始する ++端末で「make」を入力してEnterキーを押す -注意事項 --設定を何もしていない状態だと、ユーザ空間のビルドがgeneric設定で実施される。 --上記の場合、生成物は「~/mydroid/out/target/product/generic」にできる --カーネルビルドは含まれておらず、基本的にユーザランドが生成物となる
*Android開発環境構築 **概略 Androidの標準的なビルド環境の構築について記載する。 基本的には、[[Android Open Source Project>>http://source.android.com/]]の和訳になる。 **目次 -&link_anchor(開発環境構築){開発環境構築} -&link_anchor(ソース取得準備){ソース取得準備} -&link_anchor(ソース取得方法1){ソース取得方法(repo)} -&link_anchor(ソース取得方法2){ソース取得方法(git)} -&link_anchor(ビルド方法1){ビルド方法} ---- **&anchor(開発環境構築,option=nolink){開発環境構築} Ubuntu Linux(8.04,32bit-x86)上での開発環境構築について書く。 Windows上でやりたい場合は、VMware等を利用して実施。 Macとか他のLinuxディストリビューションについては、[[参照元>>http://source.android.com/download]]をチェック。 +アップデート実施 ++「アップデート・マネージャ」を起動する(「システム」→「システム管理」→「アップデート・マネージャ」を選択) ++アップデートを実施する(「アップデートをインストールする」を押す) ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 +必要なパッケージを追加する。 ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。 ++-sudo apt-get install git-core gnupg sun-java5-jdk flex bison gperf libsdl-dev libesd0-dev libwxgtk2.6-dev build-essential zip curl libncurses5-dev zlib1g-dev ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 ++-事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。 ++パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。 +念のため、再度アップデートを実施 -注意事項 --8.10だと別のパッケージ(lib32readline5-dev)が必要となるらしい --64-bitだと、少し違うらしい **&anchor(ソース取得準備,option=nolink){ソース取得準備} [[Android Open Source Project>>http://android.git.kernel.org/]]からAndroidのソース一式を取得する為のツール「repo」の導入方法を説明。 +必要なパッケージ(Git)の取得 +-上記の&link_anchor(開発環境構築){開発環境構築}を実施していれば、再度取得する必要は無い ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。 ++-sudo apt-get install git-core ++パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。 ++-事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。 ++パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。 ++(動作確認はしてないので・・)他に必要なパッケージがあれば、導入。 +repoインストール用のフォルダ作成と設定 +-説明同様に、ホーム配下(~/bin/)に作成する場合を記載(/usr/local/bin/等でも良いと思う) ++「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択) ++ホーム配下に移動する ++-「端末」上で、「cd ~」入力して、Enterキーを押す ++ホーム配下にbinフォルダを作成 ++-「端末」上で、「mkdir bin」入力して、Enterキーを押す ++コマンド入力時に、binフォルダが検索対象となっていることの確認 +++binフォルダに移動する(端末で「cd bin」) +++確認するパスを表示 +++-「端末」上で、「pwd」入力して、Enterキーを押す +++環境変数を表示 +++-「端末」上で、「echo $PATH」入力して、Enterキーを押す +++表示される文字列に確認するパス(pwdで表示されたパス)が含まれていることを確認 +++-区切り文字は、「:」(コロン) +++含まれている場合、検索対称となっている ++検索対象となっていない場合の対処方法 ++-別のやり方でもできる +++「.bashrc」を開く +++-端末で「gedit ~/.bashrc」を入力して、Enterキーを押す +++エディタが開くので、最後に下記1行を追加 +++-PATH="$PATH:~/bin" +++端末を一度終了させて、再度起動し、環境変数を確認 ++repoを取得 +++端末で下記を入力して、Enterキーを押す +++-curl http://android.git.kernel.org/repo >~/bin/repo ++repoフォルダの設定 +++端末で下記を入力して、Enterキーを押す +++-chmod a+x ~/bin/repo -注意事項 --repoを導入しなくても、gitだけでソース取得することも可能 --「.bashrc」の編集は自己責任で・・。 **&anchor(ソース取得方法1,option=nolink){ソース取得方法(repo)} repoを使ってのソースのダウンロード方法について記載。 repoが導入されていることを前提条件とする。 +ダウンロード先のフォルダを作成 +-以降、「~/mydroid」として作成したとする +フォルダ内に移動 ++端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す +ダウンロード情報の初期設定 ++端末で下記を入力して、Enterキーを押す ++-repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git ++--ビルドする場合は、「-b cupcake」等を付加して、バージョン固定したほうが良いと思う ++名前、メールアドレスの問合せがあるので、入力してEnterキーを押す ++-Enterでデフォルトが入るので、とりあえず、それでも動く ++-設定ファイル内に格納される。アップロード時に使用される(?) +ダウンロード実施 ++端末で下記を入力して、Enterキーを押す ++-repo sync -注意事項 --repoのイメージとしては、「manifestに対応して、複数回のgitによるソース取得を実施する」(たぶん・・) --「repo init」、「repo sync」ともに、失敗することがある。その際は、再度実施。 --repoのオプション等は、[[http://source.android.com/download/using-repo]]をチェック --「repo init」後に、manifestファイル(ローカルに作成されている)を変更することで、パッケージの追加、削除等の操作ができる **&anchor(ソース取得方法2,option=nolink){ソース取得方法(git)} gitを使ってのソースのダウンロード方法について記載。 gitが導入されていることを前提条件とする。 (とりあえず、ビルドしたいなら、素直に、repoを使った方が良い) +ダウンロード先のフォルダを作成 +-以降、「~/mydroid」として作成したとする +フォルダ内に移動 ++端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す +サーバからダウンロード ++端末で下記(例:標準カーネル部分取得)を入力して、Enterキーを押す ++-git clone git://android.git.kernel.org/kernel/common.git -注意事項 --gitを1回実施するだけでは、1部分のみのソースを取得するイメージかな --複数回実施して、repo1回と同程度になる(makeするまでに手間がかかる) --あるパッケージのソースだけ欲しい場合には、gitのほうが便利 --動くソース一式が欲しい場合は、repoのほうがおすすめ **&anchor(ビルド方法1,option=nolink){ビルド方法} repoによりソースを取得した段階でのビルド方法を記載。 「~/mydroid」内で、「repo init」、「repo sync」を実施した状態だとする +ソースのルートフォルダに移動 ++端末で「cd ~/mydorid」を入力してEnterキーを押す +ビルドを開始する ++端末で「make」を入力してEnterキーを押す -注意事項 --設定を何もしていない状態だと、ユーザ空間のビルドがgeneric設定で実施される。 --上記の場合、生成物は「~/mydroid/out/target/product/generic」にできる --カーネルビルドは含まれておらず、基本的にユーザランドが生成物となる

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: