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*《Ancestral Recall》 [#ia9f348e]
#whisper(card,"Ancestral Recall");
[[マジック]]の黎明期に存在した、最古期の[[サイクル]][[カード]]であり[[パワー9]]の1つ。~
マジック最初のセットと言うことで開発部が「[[コスト]]のつけ方」や「[[カード]]を[[ドロー]]することの強さ」をよく判っていなかったのか、それともマジックがそこまで流行るとは思っていなくて適当に作ったのか、とにかくとんでもない強さの[[呪文]]。~
マジックでは普通、通常のものより1[[マナ]]でも軽ければ、それだけで非常に強力になりうる。~
しかし、このカードは何故か適正なコストより3マナも4マナも軽い。
それ故に、[[パワー9]]の中でも屈指の力を誇る。
青の入っている[[ヴィンテージ]]デッキで、これが入っていないということはまずありえない。~
むしろ、このカードを使うために[[タッチ]]で[[青]]にすることが往々にしてある。~
-効果そのものは青の基本なのだが、やはり不当に強すぎる。
-当然のことながらドローカード中で最強、と思いきや、そうとも限らない。これを超えるドローカードとして[[Contract from Below]]を挙げる人は多い。~
ただ、そちらは[[アンティ]]関係であるので[[ヴィンテージ]]ですら[[禁止カード]]。
-修正すると[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[集中/Concentrate]]になる。~
より直接的なリメイク版としては[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]が存在する。
-地味に[[対戦相手]]にも打てるため、[[誤った指図/Misdirection]]でドローを奪われることも。
1994年1月25日より、[[ヴィンテージ]]で[[制限カード]]となる。
-2005年8月20日の[[Vintage Championship>http://www.wizards.com/default.asp?x=events/magic/vintagechamps&dcmp=ILC-MTGGATH]]では、勝者に[[Mark Poole]]が新たに描き下ろしたAncestral Recallの額が贈られた。~
約12×15インチと巨大なカードは、このカードの知名度からも、実に優勝トロフィーにふさわしいといえるだろう。
-このカードと[[Time Walk]]と[[Timetwister]]の3枚は[[ビッグ・ブルー]]と言う通称で呼ばれた。~
ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
**[[サイクル]] [#s7b6a3e1]
1[[マナ]]で3つ分の何かする、[[マジック]]で最初にデザインされた[[サイクル]]の1つ。5ブーンカード/5 Boon Card(恩恵カード)とも言う。
-[[治癒の軟膏/Healing Salve]]
-[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]
-[[稲妻/Lightning Bolt]]
-[[巨大化/Giant Growth]]
初期のものである為、それぞれのカードの力の差がとんでもない。~
Ancestral Recall>暗黒の儀式=稲妻>巨大化>>治癒の軟膏~
といった感じであり、Ancestral Recallと治癒の軟膏の力の差はすさまじい。~
カードパワーに目をつぶるとどれも各色の特徴をよく表している。
興味深いのは、5ブーンカードで唯一の[[レア]]という事だ(他は全て[[コモン]])。
[[レアリティ>稀少度]]で入手率を差別化する事によって、バランスをとろうと考えていたようだが、今となってはもはや笑い話である。
**参考 [#y16191c8]
-[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]