正式にはThe Rock and His Millions(「ロック様とその100万のしもべ」の意)
黒緑のコントロール寄りなグッドスタッフ。
生ける屍/Living Deathが搭載されているタイプはマルカ・デスとも言う。
全体除去である破滅的な行為/Pernicious Deedと多量のクリーチャーを併用しており、ディスシナジーを形成してしまう。
そのためヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elderなど墓地に行くことでアドバンテージが見込めるカード、花の壁/Wall of Blossomsや永遠の証人/Eternal Witnessなどの187クリーチャー、貪欲なるベイロス/Ravenous Balothのような生け贄能力持ち、マスティコア/Masticoreのような再生能力持ちなど、主に破滅的な行為/Pernicious Deedと相性のいいクリーチャーが採用される。
さらに吸血の教示者/Vampiric Tutorと生ける願い/Living Wishで多分な汎用性を持つ。
また、強力なコントロール要素を持ったデッキであり、対コントロール・対ビートダウン問わず安定した戦いが見込める。
マッドネスの登場により、3ターン目にでてくる尊大なワーム/Arrogant Wurmによって点数で見たマナ・コストに依存する破滅的な行為/Pernicious Deedの効果が薄くなり、起動した返しに出てくる墓地のワームの咆哮/Roar of the Wurmにも対処しづらかったので、一時期エクステンデッドのトーナメントシーンから駆逐された時期もあった。
この時期はクリーチャー戦が主体となったため、赤をタッチして終止/Terminateや火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuが投入された。
後にサイカトグがマッドネスを食い始めまた復活するなど、興味深いメタの変遷がある。
ラヴニカ:ギルドの都参入後のエクステンデッドでは、ショックランドにより多色化の傾向が強まり、青を加え、けちな贈り物/Gifts Ungivenを採用してけちコントロールの動きを取り入れたバージョンが登場した。→けちマルカ