呪文や能力のコストに「X」が含まれる場合、その値はそれをプレイする時に決定する。
具体的には、スタックに乗せたあとのモードの選択と同じ時点で決定する。これは対象の決定やコストの支払いより前である。
その呪文や能力がスタック上にあるのなら、Xは決定された値を持つ。
スタック以外(場や墓地など)にあるのなら、Xは0である。
マナ・コストにXを含む呪文をマナ・コストを支払わずにプレイした場合、通常はXは0である。→代替コスト
誘発型能力に「X」が含まれる場合、その値は解決時にテキストに従って決定される。
それ以外の場合、テキストにXの値が定義されているのならばその定義に従って決定し、そうでないのならコントローラーがXの値を決定する。
また、いずれの場合も1つのオブジェクトに書かれているXはすべて同じ値を持つ。
なお、Xと同じ意味を持つ数値としてY、Zが定義されている。
今のところ実際のカードに印刷されたのは、生物の原形質/Bioplasmとビートダウン版火の玉/FireballのYと、アングルードのThe Ultimate Nightmare of Wizards of the Coast Customer ServiceのY、Zのみである。
現在のOracleでは他に狼の血/Aspect of WolfやSnowblindがYを使っている。