長くて読むのも大変なテキストだが、要はカードのマナ・コストを2回に分けて支払うためのアーティファクト。
1つ目の能力で使いたい呪文を決めて1回目支払い分のマナを貯める。
2つ目の能力で貯めたマナを引き出し、2回目分のマナを上乗せしてプレイ、という感じ。
高コストのカードを早い時期に使用できると考えると便利そうだが、これ自体のマナ・コストが(4)。
これを払った上でかつ2ターンかかって使うほど価値のある大型呪文はアイスエイジ時代には存在しなかったし、環境もそれほど悠長ではなかった。
1つ目の『貯める』能力は貯める呪文に関係なくインスタントで使えるのがポイント。
これを利用すれば対戦相手のターン終了時にマナを貯め、自分のターンのメイン・フェイズにソーサリーを撃つ、ということもできる。
何度かのルール改定の影響を受け、現状のテキストはかなり使いやすくなっている。
アイスエイジ時代のテキストはいろいろ問題があり、その面でも使いづらかった。
女神フレイアリーズ/Freyaliseはこれを使用して、100万点の命の川/Stream of Lifeを発動させてアイスエイジを終了させたとされる。
→フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell、無限マナ