クレアチニン(creatinine)
クレアチニンは、クレアチンリン酸が非酵素的に閉環した代謝産物のこと
主に筋組織に比例して生成し、食餌の影響をうけにくい
腎臓・糸球体でろ過され、尿細管で再吸収も分泌もされず、尿中へ排泄される
(蛋白結合もしない)
☆尿中へのクレアチンクリアランスは、糸球体ろ過加速度GFRと比例する
基準値
男性 0.6~1.2mg/dL
女性 0.4~0.9mg/dL
高値の示す意味
腎機能の低下
腎血流量の低下
高値が持続すると
腎機能の低下が進行
腎血流量の低下を引き起こす、腎以外の原疾患が進行
BUNとの比較
腎機能低下の場合、血清値の変動はBUNの方が鋭敏
(血清クレアチニンが高値だと、かなりの腎障害、血流低下があるということ)
食餌や運動の影響を受けにくいので、BUNより精度が高い
最終更新:2008年06月04日 23:40