月匣(げっこう, Gekkou, Lunar Casket)とは、主にエミュレイターたちが作る特殊な領域。
概要
地球上において、エミュレイターたちは世界結界により魔法的な能力が制限され、自由に行動することができない。
月匣とは、この世界結界を中和して一種の異世界を作り上げる能力、およびその空間である。
近くで月匣が展開された時、空には紅い月が昇るという。
現代ファンタジーにおける役割
現代ファンタジーでは、魔法的な要素や戦いを隠すために、結界のようなものが用意されることが少なくない。
夜が来る!の「凍夜」しかり、灼眼のシャナの「封絶」しかり。
月匣の内側
月匣の内部は異世界となっており、その風景や構造は様々。月匣を展開した本人次第。
ゲーム的に言えば、ダンジョン(迷路)になっていることもある。この辺はRPGの定番と言えよう。
第1話(伝説の樹のところ)のように現実世界と重なり合うような風景の時もあれば、全然関係ない風景(荒野など)が映し出される場合もある。
月匣内のルール
先にも述べたとおり、月匣内は地球上とは異なる世界律を持った異世界である。
そのため地球上の常識や物理法則が適用するとは限らない。
極端な話、月匣の主がそう望めば「1+1」が「3」になる世界を作り上げることも可能である。
地球上には存在しないとされている「魔法」が、月匣の中では使えるのはこういった理由による。