プロヴァンスにおける宗教戦争初期の歴史

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 『&bold(){プロヴァンスにおける宗教戦争初期の歴史}』(Histoire de la premiere guerre de religion en Provence)は、ノストラダムスが執筆していたらしい草稿である。内容については全く分からない。  この草稿の存在自体は、19世紀に[[フランソワ・ビュジェ]]によって指摘されていた。ビュジェは、[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]が[[ジャン・ドラ]]にあてた献辞の中で、この草稿の題名に触れていることを指摘した((Buget [1862] p.784. オリジナルの言及はラテン語:Bellum quod nostro tempore in Provincia primum gestum est, conscripsit))。  ノストラダムスの私信の中にも、これと同じ文献ではないかと推測される言及がある。1562年5月13日付のロレンツ・トゥッベ向けの書簡での「お望みなら、私がまとめたプロヴァンスにおける宗教戦争初期の覚書をあなた向けに要約します。」(Si vous voulez, je vais vous résumer le mémoire que j'ai rédigé sur les débuts des guerres de religion en Provence)((Dupebe [1983] p.135. 原文はラテン語。ここで引用したのはジャン・デュペーブによるフランス語訳。))というくだりである。  しかし、いずれにしても書誌に関する言及はないため、内容や分量などは全く分からない。 ---- #comment

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