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「予兆詩第114番」(2010/06/06 (日) 13:16:23) の最新版変更点
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*原文
[[Alegre>alegre]] point, douce fureur au [[sacre]]&sup(){1}.
[[Enflez>enfler]] trois, quatre, & au costé mourir.
Voye defaillir, n'estre à demi au sacre.
Par sept & trois, & par quinte&sup(){2} courir. ((原文は Chevignard [1999] p.168 による。))
**異文
(1) sacre &italic(){conj.(BC)} : Sacre &italic(){T.Eds.}
(2) par quinte : quinte 1668P
(注記)1589Rec は[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]の手稿『[[散文予兆集成>Recueil des Presages Prosaiques de M. Michel de Nostredame]]』の異文。この年向けの予兆詩は、初出に当たるフランス語版の暦書どころか英語訳やイタリア語訳すら確認されていないため、復元にあたっての底本は1589Rec になる。
*日本語訳
祝祭での快活なひとときと甘美な熱狂。
三人、四人は興奮し、近くで死ぬ。
道が欠け、祝祭では半分もない。
七と三によって、そして気まぐれに巡る。
**訳について
2行目「三人、四人」は「三、四人」の意味にも「三人の○○と四人の○○」の意味にも取れる。また、[[enflez>enfler]]は「膨らんだ」の意味にもなる。
*信奉者側の見解
[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は1564年12月の聖職者たちの状況などに当てはめているが、具体的な事件などとの対応はなく、漠然としている((Chavigny [1594] p.140))。
手稿の方では、2行目は3、4人の水腫の患者が死ぬことか、3人の水腫患者と4人の肋膜炎患者が死ぬことと解釈していた((Chevignard [1999]))。
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