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『&bold(){ノストラダムス ― 予言の真実}』は、[[エルヴェ・ドレヴィヨン]]と[[ピエール・ラグランジュ]]の著書『[[ノストラダムス 永遠回帰>Nostradamus L'éternel retour]]』の日本語訳版。2004年に創元社の「知の再発見」双書の第118番として出版された。[[伊藤進]]監修、[[後藤淳一]]訳。
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【図版】カバー表紙
*内容
[[原書の記事>Nostradamus L'éternel retour]]を参照のこと。
日本語版は図版の省略などもほとんどなく、レイアウトなども含めてかなり忠実に訳されている(ちなみに、クルト・アルガイヤーの『1987年悪魔のシナリオ』など、いくつか日本語文献の写真が載っているが、これは差し替えではなく原書のままである)。
さらに、付録には監修者伊藤進による小論「人文主義者ノストラダムス」が加えられ、巻末には日本語版独自の簡潔な読書案内(日本語文献対象)まで付いている。
*コメント
日本で海外の[[ノストラダムス現象]]について俯瞰できる文献は、[[高田勇]]「ノストラダムス物語の生成」(『[[ノストラダムスとルネサンス]]』所収)などの稀有な例外を除けば、ないに等しかった。
この文献は解釈史や政治利用の例、学術研究の動向など、従来の日本語文献では余り詳しく知ることが出来なかった領域を手際よく知ることが出来る点で、非常に有益である。
コンパクトな著書ではあるが、21世紀に出版された日本語による関連書の中では最重要のものの一つと言えるだろう。
また図版が豊富で、それらを見ているだけでも楽しめるだろう。なお、図版については、その出典が小活字体で巻末に全て訳出されていることの重要性を強調しておきたい。有名な図版の中には、多くの関連書に転載されているものの、オリジナルがどこに所蔵されているのかあまり知られていないものも少なくない。本書の出典一覧はそうした情報を補完する貴重な貢献である。
*書誌
:書名|ノストラダムス ― 予言の真実
:著者|エルヴェ・ドレヴィヨン、ピエール・ラグランジュ
:監修者|伊藤進
:訳者|後藤淳一
:版元|創元社
:出版日|2004年9月20日
**外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire)
:Titre|Nostradamus - Yogen no shinjitu (trad./ Nostradamus - la vérité des Prophéties.)
:Auteur|Hervé Drévillon, Pierre Lagrange
:Directeur|ITÔ Susumu
:Traducteur|GOTÔ Jun'ichi
:Publication|Sôgensha
:Lieu|Tokyo, Japon
:Date| le 20 septembre 2004
:Note|Traduction en japonais du livre de Drévillon & Lagrange, &italic(){Nostradamus L'éternel retour}, Gallimard, 2003
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#comment
『&bold(){ノストラダムス ― 予言の真実}』は、[[エルヴェ・ドレヴィヨン]]と[[ピエール・ラグランジュ]]の著書『[[ノストラダムス 永遠回帰>Nostradamus L'éternel retour]]』の日本語訳版。2004年に創元社の「知の再発見」双書の第118番として出版された。[[伊藤進]]監修、[[後藤淳一]]訳。
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【図版】カバー表紙
*内容
[[原書の記事>Nostradamus L'éternel retour]]を参照のこと。
日本語版は図版の省略などもほとんどなく、レイアウトなども含めてかなり忠実に訳されている(ちなみに、[[クルト・アルガイヤー]]の『[[1987年――悪魔のシナリオ]]』など、いくつか日本語文献の写真が載っているが、これは差し替えではなく原書のままである)。
さらに、付録には監修者伊藤進による小論「人文主義者ノストラダムス」が加えられ、巻末には日本語版独自の簡潔な読書案内(日本語文献対象)まで付いている。
*コメント
日本で海外の[[ノストラダムス現象]]について俯瞰できる文献は、[[高田勇]]「ノストラダムス物語の生成」(『[[ノストラダムスとルネサンス]]』所収)などの稀有な例外を除けば、ないに等しかった。
この文献は解釈史や政治利用の例、学術研究の動向など、従来の日本語文献では余り詳しく知ることが出来なかった領域を手際よく知ることが出来る点で、非常に有益である。
コンパクトな著書ではあるが、21世紀に出版された日本語による関連書の中では最重要のものの一つと言えるだろう。
また図版が豊富で、それらを見ているだけでも楽しめるだろう。なお、図版については、その出典が小活字体で巻末に全て訳出されていることの重要性を強調しておきたい。有名な図版の中には、多くの関連書に転載されているものの、オリジナルがどこに所蔵されているのかあまり知られていないものも少なくない。本書の出典一覧はそうした情報を補完する貴重な貢献である。
*書誌
:書名|ノストラダムス ― 予言の真実
:著者|エルヴェ・ドレヴィヨン、ピエール・ラグランジュ
:監修者|伊藤進
:訳者|後藤淳一
:版元|創元社
:出版日|2004年9月20日
**外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire)
:Titre|Nostradamus - Yogen no shinjitu (trad./ Nostradamus - la vérité des Prophéties.)
:Auteur|Hervé Drévillon, Pierre Lagrange
:Directeur|ITÔ Susumu
:Traducteur|GOTÔ Jun'ichi
:Publication|Sôgensha
:Lieu|Tokyo, Japon
:Date| le 20 septembre 2004
:Note|Traduction en japonais du livre de Drévillon & Lagrange, &italic(){Nostradamus L'éternel retour}, Gallimard, 2003
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