「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ブノワ・リゴーの後継者たち)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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『[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』は、[[リヨン]]の[[ブノワ・リゴーの後継者たち]]によっても出版された。
#ref(1597heritiers.PNG)
【画像】後継者たち版の第一部扉(左)、第二部扉(右)((Guinard [2008a]no.25))
*正式名
第一部
-LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMVS.
--Dont il y en a trois cens qui n'ont encores iamais esté imprimees. Adioustees de nouueau par ledict Autheur.
--A LYON, Par les heritiers de Benoist Rigaud.
--Auec Permission.
-ミシェル・ノストラダムス師の予言集
--前述の著者によって新たに加えられた未刊の300篇を含む。
--リヨンにて、ブノワ・リゴーの後継者たちによる。
--特認とともに。
第二部
-LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMVS.
--Centuries VIII. IX. X. Qui n'ont encores iamais esté imprimees.
--A LYON, Par les heritiers de Benoist Rigaud.
-ミシェル・ノストラダムス師の予言集
--未刊であった百詩篇第八・九・十巻
--リヨンにて、ブノワ・リゴーの後継者たちによる。
*内容
十六折版で第一部は64葉、第二部は40葉である。
内容は[[1568年ブノワ・リゴー版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]と同じで、第一部は第一序文(セザールへの手紙)、百詩篇第1巻1番から第7巻42番までの642篇、第二部は第二序文(アンリ2世への手紙)、百詩篇第8巻1番から第10巻100番までの300篇で、補遺篇などは一切含んでいない。
**特色
1568年版に比べると改変箇所が目立つが、[[17世紀初頭のピエール・リゴー版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]ほどには多くない。時期的に言っても、その2つの版を橋渡しするかのような版といえるだろう。
*刊行年
刊行年の記載はないが、「[[ブノワ・リゴーの後継者たち]]」という名義が見られたのは1597年から1601年までの間なので、従来の諸論者の推測もその枠に収まってきた。
*所蔵先
かつて[[カール・フォン・クリンコヴシュトレム]]が所蔵していた版は、現在ロンドン大学図書館ハリー・プライスコレクションに収められている。
フォン・クリンコヴシュトレムは第一部が「後継者たち」版、第二部がピエール・リゴー版という奇妙な版も持っていたが、そちらはリヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫に収められている。
[[ダニエル・ルソ]]は微妙に異なる2冊の伝本を持っていた。そのうち片方は2006年のオークションで売りに出され、マリオ・グレゴリオが400ドルで落札し、インターネット上で公開してくれている。もう一冊は[[エクトール・リゴー]]からダニエル・ルソへと受け継がれる形になった版だが、2007年のオークションで1020ドルで落札された後、行方不明になっている((Guinard [2008a] p.92))。
ほかに、アルル市立図書館には第一序文の最初の8ページ分だけが現存している。
*外部リンク
-[[http://www.propheties.it/]]
--マリオ・グレゴリオのサイト。
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#comment
『[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』は、[[リヨン]]の[[ブノワ・リゴーの後継者たち]]によっても出版された。
#ref(1597heritiers.PNG)
【画像】後継者たち版の第一部扉(左)、第二部扉(右)((Guinard [2008a]no.25))
*正式名
第一部
-LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMVS.
--Dont il y en a trois cens qui n'ont encores iamais esté imprimees. Adioustees de nouueau par ledict Autheur.
--A LYON, Par les heritiers de Benoist Rigaud.
--Auec Permission.
-ミシェル・ノストラダムス師の予言集
--前述の著者によって新たに加えられた未刊の300篇を含む。
--リヨンにて、ブノワ・リゴーの後継者たちによる。
--特認とともに。
第二部
-LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMVS.
--Centuries VIII. IX. X. Qui n'ont encores iamais esté imprimees.
--A LYON, Par les heritiers de Benoist Rigaud.
-ミシェル・ノストラダムス師の予言集
--未刊であった百詩篇第八・九・十巻
--リヨンにて、ブノワ・リゴーの後継者たちによる。
*内容
十六折版で第一部は64葉、第二部は40葉である。
内容は[[1568年ブノワ・リゴー版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]と同じで、第一部は第一序文(セザールへの手紙)、百詩篇第1巻1番から第7巻42番までの642篇、第二部は第二序文(アンリ2世への手紙)、百詩篇第8巻1番から第10巻100番までの300篇で、補遺篇などは一切含んでいない。
**特色
1568年版に比べると改変箇所が目立つが、[[17世紀初頭のピエール・リゴー版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]ほどには多くない。時期的に言っても、その2つの版を橋渡しするかのような版といえるだろう。
*刊行年
刊行年の記載はないが、「[[ブノワ・リゴーの後継者たち]]」という名義が見られたのは1597年から1601年までの間なので、従来の諸論者の推測もその枠に収まってきた。
*所蔵先
かつて[[カール・フォン・クリンコフシュトレム]]が所蔵していた版は、現在ロンドン大学図書館ハリー・プライスコレクションに収められている。
フォン・クリンコフシュトレムは第一部が「後継者たち」版、第二部がピエール・リゴー版という奇妙な版も持っていたが、そちらはリヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫に収められている。
[[ダニエル・ルソ]]は微妙に異なる2冊の伝本を持っていた。そのうち片方は2006年のオークションで売りに出され、マリオ・グレゴリオが400ドルで落札し、インターネット上で公開してくれている。もう一冊は[[エクトール・リゴー]]からダニエル・ルソへと受け継がれる形になった版だが、2007年のオークションで1020ドルで落札された後、行方不明になっている((Guinard [2008a] p.92))。
ほかに、アルル市立図書館には第一序文の最初の8ページ分だけが現存している。
*外部リンク
-[[http://www.propheties.it/]]
--マリオ・グレゴリオのサイト。
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