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詩番号にリンクが張ってあるものは、別ページに解説を用意している。
[[1>予兆詩第1番]](1) 1555年について
魂が神の御心に触れて予告する、
騒乱を、飢餓を、ペストを、略奪するための戦争を、
水を、旱魃を、血に染まった大地と海を、
(その結果)生まれる平和と休戦を、死する高位聖職者たちと君主たちを。
[[(2)>予兆詩旧2番]] 1555年に関する冒頭の献辞
ティレニア海と大洋は[[ラ・ガルド>ラ・ガルド男爵]]、
つまりは偉大な[[ネプトゥヌス]]と、彼の三叉戟の兵士たちによって、
プロヴァンスは大いなるタンドの手によって、(それぞれ)安泰。
さらに、[[ナルボ・マルティウス>ナルボンヌ]]はヴィラールの雄々しさ(によって安泰)。
[[2>予兆詩第2番]](3) 1555年1月について
時を告げる大きな青銅器は
暴君の最期に際し、壊れるだろう。
涙、嘆き、叫び。大水と氷はパンを与えない。
[[V.S.C.]] 平和。軍隊が通るだろう。
[[3>予兆詩第3番]](4) 1555年2月について
[[レマン湖]]のほとりで、恐怖が大きくなるだろう。
会議のせいで、それは衰えるはずがない。
新しい王は、配下の一群に準備させる。
若者は死ぬ。飢餓と恐怖が表面化するだろう。
[[4>予兆詩第4番]](5) 1555年3月について
おお残酷な[[マルス]]よ、汝はどれほど怯えさせるのだろうか!
加えて、鎌は銀と交会している。
艦隊、軍隊、水、風。ミミズが取り巻く。
海と陸で休戦。友は[[L.V.]] に結び付けられている。
[[5>予兆詩第5番]](6) 1555年4月について
汝は監視をしなかったことで一層侮辱されよう。
強き弱者、平穏な不穏。
人々は飢えを訴え、民衆は抑圧される。
高慢で不公正な長身の男が海を赤く染める。
[[6>予兆詩第6番]](7) 1555年5月について
五日、六日、十五日に、遅かれ早かれ彼らは滞在する。
終わりなき息子。暴動を起こされた諸都市。
平和の伝令官は二十三日に戻る。
開かれた者は五を閉ざす。捏造されたニュース。
[[7>予兆詩第7番]](8) 1555年6月について
水瓶の遠くと近くに、奸悪な者が退がり来る。
大いなる[[マルス]]に、火は障害を与えるだろう。
[[アクィロ]]、南仏、非常に高慢な女の方へと
[[フローラ]]は門を開けたままにしておくだろう。
[[8>予兆詩第8番]](9) 1555年7月について
八日、十五日と五日に、何という不誠実な者が
奸悪な偵察者を許しにやってくるだろうか!
空の火、雷、恐怖、畏怖、教皇の地位。
西方は震え、サランのブドウ酒を大いに締め付ける。
[[9>予兆詩第9番]](10) 1555年8月について
六日、十二日、十三日、二十日に婦人が語るだろう。
長男は女性により堕落させられるだろう。
ディジョンとギュイエンヌでは雹と雷が彼を打ちのめす、
血とブドウ酒をむさぼる貪欲な者を。
[[10>予兆詩第10番]](11) 1555年9月について
天は涙する、それをなさしめたのか、と。
海は準備し、[[ハンニバル]]は計略を実行する。
[[デニス>ディオニュソス]]は水浸しになる。艦隊は遅れ、鎮まらない。
彼は秘密を知らなかった。汝はそれを喜ぶのか。
[[11>予兆詩第11番]](12) 1555年10月について
[[ウェヌス]]と[[ネプトゥヌス]]は企てを続行するだろう。
沈思する人々は閉じ込められ、反対する人々は災禍に遭う。
アドリア海の艦隊は、テムズ川の方へと曳かれる。
第四の騒音は夜に休んでいる人々を傷つける。
[[12>予兆詩第12番]](13) 1555年11月について
天の大いなる者が外套の下で与えるだろう、
門に提示されたアドリアの救援を。
彼は起こりうる危険から身を守るだろう。
夜、傷ついた大物が箱を追いかける。
[[13>予兆詩第13番]](14) 1555年12月について
卑劣な虚偽の門は大いに叫ぶ。
開かれた口、平和の条件。
結晶化したローヌ川、水、雪、染まった氷。
死、また死、風は雨によって重荷を壊すだろう。
[[14>予兆詩第14番]](15) 1557年1月について
飾られた小物は大きな坩堝 〔るつぼ〕 を恐れるだろう。
第一位に選ばれし者。捕虜たちは戻らない。
世界の偉大なる低きもの。イタリアは気楽でない。
バル、[[ヒステル>Hister]]、マルタ島。空疎な者は戻らない。
[[15>予兆詩第15番]] 1557年2月について
元老院と民衆は満足せず、指導者を見捨てる。
都市は武装し、人々は宮廷を脅かす。
亡命者たち、彼らは亡命者たちを導く、
オオヤマネコを従えつつ。夜、その場所に死体。
[[16>予兆詩第16番]] 1557年3月について
その遠征はひどく恐れるに値する。
有名人たちが死に、逃亡者が再び捕まるのだ。
大きな騒動は無駄ではないだろう。
囚われるのではと疑う者は全く入ろうとしないだろう。
[[17>予兆詩第17番]] 1557年4月について
不誠実な行為で、敵の手に落ち、
夜にとらわれる。不吉な入口を出入りし、
大物を見せびらかす。良き顧問のもとに、幼子は置かれる。
[[シエーナ]]と[[ストエカデス諸島>イエール諸島]]には罠。
[[18>予兆詩第18番]](16) 1557年5月について
今月に結びつく急報が空に現れ、
受理され、放置される。死者の数は不確定。
月初めには雨がほとんどなく、天は地を干上げる。
敗北、死、捕囚、逮捕、不運にも。
[[19>予兆詩第19番]](17) 1557年6月について
輸送船で海戦に勝利するが、アントウェルペンは絶縁する。
天から生まれた偉人。火、震撼、高い燃焼。
[[サルデーニャ>サルデーニャ島]]、木、マルタ、パレルモ、[[コルシカ>コルシカ島]]。
高位聖職者は死ぬ。一人の者がラバに跨り打ち据える。
[[20>予兆詩第20番]](18) 1557年7月について
さまよう伝令官は、犬から獅子へと向きが変わる。
火は都市を燃やすだろう。略奪、新しい占領。
軽量船が発見し、囚われの王子が戻される。
斥候はガリア人に捕われる。乙女は大いなる者と結ばれる。
[[21>予兆詩第21番]](19) 1557年8月について
大いなる宮廷から追放された者、紛争、負傷者、
選ばれた者、降伏、告発された者、失敗、反逆者たち。
火中の都市、火刑、洪水、毒、圧搾、
水面へ漕ぎ出すことなく、[[ラティウム]]人を怒らせることもない。
[[22>予兆詩第22番]](20) 1557年9月について
海と陸を行き、信仰と忠誠心は砕かれる。
略奪、遭難、都市では騒擾。
苦難、残酷な行為、野望が培われる。
弱い攻撃、事件の指導者が罰せられることはない。
[[23>予兆詩第23番]](21) 1557年10月について
寒さ、大洪水、王国から追放された者。
否定されたもの、不和、北方は東方を弱らせる。
毒、攻囲がなされ、都市から逐われた者。
幸福な帰還、新しい宗派は破滅する。
[[24>予兆詩第24番]](22) 1557年11月について
閉じられた海と開かれた世界の祝宴、都市は奪還される。
新しく選ばれた大物は大きな騒擾によって衰える。
[[フローラ]]が開き、陣営が入る。破棄された信仰。
重圧は白い羽毛には厳しいものとなろう。
[[25>予兆詩第25番]](23) 1557年12月について
[[ウェスタ]]の加護、戦争は絶やされ移される。
海戦、名誉、死、高位聖職者たち。
入ること。死亡。フランスは大いに増強される。
選ばれた者は通り過ぎ、悪い時期に来る。
[[26>予兆詩第26番]](24) 1558年1月について
より若い王が生み出される。陰鬱な祝婚歌。
聖職者たちは動揺させられる。饗宴、遊戯、鎮まっている[[マルス]]。
夜、涙、人々は叫ぶ、婦人は外へ導かれる。
逮捕と全方面から破棄された合意。
[[27>予兆詩第27番]] 1558年2月について
[[ラティウム]]人は動揺させられ、ガリア人たちは[[ローマ]]に入らされる。
[[マルス]]は三方向から熱狂的に血管を開く。
[[ジェノヴァ]]は飢え、リグーリアはひどい目に遭う。
[[インスブリア>Insubre]]、ニースおよび[[半分の羊毛>ミラノ]]は震える。
[[28>予兆詩第28番]](25) 1558年3月について
[[ヒエラルキア]]内部での虚しい騒ぎ。
[[ジェノヴァ]]は反逆する。蜂起、侵攻、騒乱。
最も偉大な王のもとに、君主制は属するだろう。
選挙、覆われた紛争、葬られた者たち。
[[29>予兆詩第29番]](26) 1558年4月について
不和により、喪失へと傾く。
突然、一人の男がそれを立て直すだろう。
[[アクィロ]]の方で、騒音が非常に高まるだろう。
負傷、通過点と上方の地点。
[[30>予兆詩第30番]](27) 1558年5月について
異国の帆のティレニア海。
大洋を通じて様々な襲撃があるだろう。
ペスト、毒、血が幕屋の中で。
指導者や教皇特使たちは満潮の海を進むことに動揺する
[[31>予兆詩第31番]](28) 1558年6月について
信頼が存在していた場所で、それは打ち砕かれるだろう。
敵たちが敵たちを食むだろう。
天が火を雨のように降らせ、燃やすだろう。中断される、
夜に企てが。指導者たちは諍いを起こすだろう。
[[32>予兆詩第32番]](29) 1558年7月について
雹と雷鳴、いくつかの野は人がいなくなる。
恐怖と喧騒、前線への強襲。
偉大にして偉大なる者は亡び、亡命者たちは赦される。
ゲルマニア人、イスパニア人。海を通じて[[バルバロイ]]の軍旗が。
[[33>予兆詩第33番]](30) 1558年8月について
騒いでも無駄だろう。衰えている者たちは連れ去られる。
剃髪の者たちは捕われ、パンポタンが選ばれる。
二人の赤き者が失敗し、四人がまさしく交差する。
力ある君主にとって邪魔になる雨。
[[34>予兆詩第34番]] 1558年9月について
発見された事実、捕われた捕虜、海を通る。
平和、非平和、拒絶された交易、結婚はない。
陣営、新しい都市、半分の羊毛は強く立て直す。
最先端と角は飼い葉の上を巡るだろう。
[[35>予兆詩第35番]](31) 1558年10月について
雨、風、[[バルバロイ]]の艦隊、[[ヒステル>Hister]]、ティレニア海、
輸送船が通る、チェルヴェーテリ、配備された兵たち。
恩恵は削られ、[[シエーナ]]は[[フローラ]]により解放される。
二者は死ぬだろう。結ばれた友情。
[[36>予兆詩第36番]](32) 1558年11月について
美しき[[ウェヌス]]は[[フローラ]]に入るだろう。
秘密の亡命者たちはその場所を放置するだろう。
多くの未亡人たち、大物の死を彼女たちは悼む。
王国から追い出すことを、偉大にして偉大なる者がする恐れはない。
[[37>予兆詩第37番]](33) 1558年12月について
遊戯、饗宴、婚礼、有名な高位聖職者の死。
騒ぎ、休戦の平和、敵を弱らせる間の。
海も陸も空も騒がしい。偉大な[[ブレンヌス]]の行為。
叫び、金、銀、人々は敵を破滅させる。
[[38>予兆詩第38番]](34) 1559年について
畏怖、氷、大略奪、海を渡って王国は拡大する。
宗派と聖職者たちは、海をこえて一層磨かれる。
ペスト、暑さ、火、[[アクィロ]]の王の旗。
戦勝記念を建てる。ヘンリポリスの都市。
[[39>予兆詩第39番]](35) 1559年1月について
偉大な者はもはやいない。雨。二輪馬車に結晶。
喧騒が引き起こされる。全ての物財は豊富にある。
剃髪たち、聖別されたもの、新しいものたち、古いものたち、怯えさせるもの、
選ばれたもの、恩知らず、死体、憐れまれたもの、悦び、同盟。
[[40>予兆詩第40番]](36) 1559年2月について
腐った小麦、悪疫の空気、イナゴ。
急に落ちるだろう。新たな新しいものが生まれる。
捕虜たちは鎖に繋がれる。軽いものたち、高くて低いものたち、重いものたち。
その骨によって、王に向けられることが望まれなかった悪事が。
[[41>予兆詩第41番]](37) 1559年3月について
神殿に囚われた者たち、諸宗派による長い争い。
選ばれた者と奪われた者が、森で諍いを形作る。
七十の党派が新たな同盟を生む。
その結果は彼らの死。王は宥められる。報告。
[[42>予兆詩第42番]](38) 1559年4月について
王は勝利者、皇帝と称えられる。
信頼は裏切られ、王家の事件が認識される。
エマティアの血が王を征服者にする。
傲慢な民族が涙を流して謙虚になる。
[[43>予兆詩第43番]](39) 1559年5月について
耐え難き者による婚礼と祝婚歌。
三つの陣営によって赤き者たちと剃髪たちが分けられる。
黒い若者における魂は火によって返される。
偉大なる[[ネプトゥヌス]]へと[[オグミオス]]は置き換えられる。
[[44>予兆詩第44番]](40) 1559年6月について
家の七人は致命的な死により付きまとわれる。
雹、嵐、ペストをもたらす害悪、怒り。
西方の全ての者が逃げ出し、東方の王は、
そのかつての征服者たちを屈服させるだろう。
[[45>予兆詩第45番]](41) 1559年7月について
略奪された盗人、暑さ、大旱魃。
過度には存在せず、事件は見られず聞かれない。
その異邦人に対し、非常に深い友愛が示される。
新しい国に、東方の王は目をくらまされる。
[[46>予兆詩第46番]](42) 1559年8月について
見つけられた瓶、税に従う都市。
分断された野、新しい欺瞞。
負傷したイスパニア人、飢餓、猛威を振るうペスト。
執拗な嘲り、不明瞭、悪事、妄想。
[[47>予兆詩第47番]](43) 1559年9月について
乙女たちと未亡人たちよ、汝らの良い時代が近付いている。
それは熱望されるものでは全くないだろう。
新たに近付くのは遠い先のことになるだろう。
しっかり十分に取られ、きちんと元通りになり、より悪い状態が続くだろう。
[[48>予兆詩第48番]](44) 1559年10月について
それは今月の内に完成するだろう。
三人の大物を除けば、良き小都市は遠いだろう。
彼らに反抗して、そのうち一人が陰謀を企むだろう。
今月の終わりに窮乏が見られるだろう。
[[49>予兆詩第49番]](45) 1559年11月について
論題が維持され、婚礼は再開される。
偉大にして偉大なる女性はフランスの外へ出掛けるだろう。
ロマーニャへの叫び声は、倦むことがない。
偽りだらけの保証により、平和が受け取られる。
[[50>予兆詩第50番]](46) 1559年12月について
涙に暮れた悦びが[[マルス]]を捕らえに来るだろう。
偉大な者を前に、神々しい者たちは動揺するだろう。
彼らは言葉を発することなく、三方向から入るだろう。
マルスは鎮められ、氷の上をブドウ酒が駆け巡る。
[[51>予兆詩第51番]](47) 1560年1月について
会合、議会、仮信条協定は公会議ではない。
この年は平和、ペスト、飢餓、分裂を準備する。
住居の外と中に置かれたものが空を変える。
認可の終焉、[[ヒエラルキア]]の叛乱。
[[52>予兆詩第52番]](48) 1560年2月について
議会を中断し、古き聖なるものが取り戻す、
二者の下で。許しによって火が続いて生じる。
長身の赤き者は、軍隊を除外した式典の挙行を望むだろう。
怠慢の平和、選ばれし者、未亡人は生きる。
[[53>予兆詩第53番]](49) 1560年3月について
変革によって選ばれた者が目立たせるだろう、
会合の場所を。その境界の外へ出る。
残酷さを変えることによる偽善。
怪しげな場所から素早い者たちが一人残らず去るだろう。
[[54>予兆詩第54番]](50) 1560年4月について
選ばれた場所に剃髪たちは満足しない。
[[レマン湖]]から導かれる許されざるもの。
人々は古い時代を一新させ、
綿密に企てられた陰謀を暴くであろう。
[[55>予兆詩第55番]](51) 1560年5月について
アロブロゲス人たちの合意は中断されるだろう。
最後の手段は過酷な徴発を生むだろう。
偉大な謀反人が断交されることはないだろう。
そして新たな結びつきが承認される。
[[56>予兆詩第56番]] 1560年6月について
古い火は新しい炎によって逐われ、
最後には、あるべきものとなるだろう。
高座以外には恐怖、偉大な婦人は喜ぶ。
そして、彼が約束していたものは全く保たれない。
[[57>予兆詩第57番]](52) 1560年7月について
長い髪が統治者に害をなす。
飢餓、灼熱、火、血なまぐささ。
[[ユピテル主義者]]の全ての身分に大いなる栄誉。
剃髪たちによって焚きつけられた暴動。
[[58>予兆詩第58番]](53) 1560年8月について
ペスト、飢餓、火、灼熱が止むことはない。
雷、大きな雹、聖堂は空から打たれる。
勅令、逮捕、過酷な法が破棄される。
発見者である指導者、その従者たちと彼自身が捕らわれる。
[[59>予兆詩第59番]](54) 1560年9月について
剃髪たちは甲冑を奪われるだろう。
彼らのより大きな諍いが増幅するだろう。
アルバニア人たちは雷のせいで[[リベル・パテル]]に失望させられる。
諸宗派はその奥深い部分を傷つけられるだろう。
[[60>予兆詩第60番]](55) 1560年10月について
妥当な要求が受け容れられるだろう。
彼らは逐われ、そのあと立て直されるだろう。
偉大にして偉大なる女性は満ち足りていると気付くだろう。
盲人、聾者は上に置かれるだろう。
[[61>予兆詩第61番]](56) 1560年11月について
それは置かれないだろう。新参者たちは追い払われる。
遠くからの黒き者たち、そして偉大なものが強く保つだろう。
軍隊を救うため、亡命者たちは一層逐われる。
勝利を歌い上げること、自由でない者たち、慰め。
[[62>予兆詩第62番]](57) 1560年12月について
愁嘆が残される。最高の結びつき。
剃髪たちと偉人が死ぬ。拒絶が入り口で行われる。
それは戻ってくるが、恩恵は忘れられる。
不正の死が宴席で遂行される。
[[63>予兆詩第63番]](58) 1561年について
王にして王なる者は生まれる、春からは危険。
悪疫の年、曇らされて動揺したものたちが
保つであろうものを保ち、大物たちには面白くない。
そして嘲弄する者たちの時期は過ぎ去るだろう。
[[64>予兆詩第64番]] 1561年1月について
生まれるものを持たず、赤子は出来事を手厳しく拒む。
遠征の恐怖、変化の拒絶。
境界の外から出でたもの。次いでその事柄に関する発見。
そして、満足しない者が襲われ、不明瞭な死を遂げる。
[[65>予兆詩第65番]] 1561年2月について
取られた物や囚われた者を、三倍の賠償金が止めない。
より深きへ置かれ、持ち上げられ、高座に就けられる。
攻囲の援軍、戦利品と歩兵中隊。
司祭が変わり、日曜説教に関しては平和であろう。
[[66>予兆詩第66番]](59) 1561年3月について
灰色の縄帯を締めている者が壁の下部に。
騎兵を抑えつつ、囚人が解放される。
視野から[[マルス]]と大鎌持ちが外れ、
外に置かれ、取り去られる。そして錯乱状態に。
[[67>予兆詩第67番]](60) 1561年4月について
時代が一掃される。悪疫の嵐。
[[バルバロイ]]の攻撃、激昂、侵略。
今月を通じて、際限のない災厄が我らに仕向けられる。
そして最も偉大な二人はあまり嘲弄されない。
[[68>予兆詩第68番]](61) 1561年5月について
長くない喜びが彼の仲間たちによって棄てられる。
悪疫の年に、最も偉大な者が襲われる。
善良な婦人はエリュシオンの野に。
そして、財物の大半は寒さで摘まれない。
[[69>予兆詩第69番]](62) 1561年6月について
彼らが遠くから駆けつけ、紛争は準備されない。
悲しい企て。醜悪なペストの瘴気。
全ての陣営の大物たちは悲嘆に暮れる。
そして十七は二十二を襲う。
[[70>予兆詩第70番]](63) 1561年7月について
彼は再び捕らわれ、明け渡され、災厄に怯える。
低き者による血。そして恐るべき面々。
最も知恵ある人々を無知な人々が怯えさせる。
喪失、憎悪、恐怖。哀れな女性が零落する。
[[71>予兆詩第71番]](64) 1561年8月について
死んで捕らわれ、閑居する者たちの変化が、
より一層近づく一方で遠ざかるだろう。
幽閉された者たちは荒れた納屋でひとまとめにされる。
長引く救いによって、最も強き者が驚かされる。
[[72>予兆詩第72番]] 1561年9月について
自由な西方、[[イギリス諸島]]。
認められた者は低きを通る、ついで高きを。
悲しい満足、反逆、コルシカ島、スコットランド人
そして、弔鐘が鳴る暑い夜に反逆する。
[[73>予兆詩第73番]](65) 1561年10月について
灰色たち、白たち、黒たち、煤けた者達、僧帽をかぶった者達が
自らの地位に再任され、解任され、叙任されるだろう。
夢想家たちは馬鹿にされたと思うだろう。
そして[[ウェスタリス]]たちは強力な焼き網に閉じ込められる。
[[74>予兆詩第74番]] 1561年11月について
バルバロイの旅からの帰還により
彼らはプロテスタントが入ることを褒め称えるだろう。
憎しみの謀略は稀だろう。
途上での死、地方での反逆者。
[[75>予兆詩第75番]] 1561年12月について
抑圧による大惨禍。
祝婚歌は悲しみと涙を転換する。
熱風、議会、畏怖と恐れ。
夜の寝台にて、丸腰で襲われた者。
[[76>予兆詩第76番]](66) 1562年について
冬季と春は良好で健やか、夏は凶。
乾燥する秋は有害、小麦は稀少。
ブドウ酒は十分。悪い双眼、事件、迫害された者。
戦争、叛乱、暴動につながる損害。
[[77>予兆詩第77番]](67) 1562年1月について
善に向けた隠された欲求が成就するだろう。
宗教、平和、愛、合意。
祝婚歌は全く同意されないだろう。
高貴な者たちは高く低く環状に置かれる。
[[78>予兆詩第78番]](68) 1562年2月について
指導者は剃髪たちのために、すぐに達することはないだろう。
勅令は変えられ、閉じこめられた者たちは楽になる。
偉大な死が発見される。何度も低い場所に立ち、
巣窟において覆い隠され、凍えさせられ、打たれる。
[[79>予兆詩第79番]](69) 1562年3月について
遠くから動かされ、遠くから近くへと脅かすだろう。
女性によって捕られ、囚われ、平穏になる。
人々が駆け引きするようには保てないだろう。
過ぎ去らない者が置かれ、激怒から魂を取り除く。
[[80>予兆詩第80番]](70) 1562年4月について
それは遠くから、動かすために蘇らせに来るだろう。
果てしない人々に対する無為な発見。
なすべきことのために悪事が誰からも認識されない。
厨房で死が見つけられて終えられる。
[[81>予兆詩第81番]](71) 1562年5月について
同意されたことは何もない。よりひどい一層の悪事と騒乱。
あるべきものとして、海と陸は静まる。
どんな取り決めも二重に価値はない。
不公正な者が会議で無効にすることを命じるだろう。
[[82>予兆詩第82番]](72) 1562年6月について
異常な出来事は恐るべきもので、信じられない!
[[テュポン]]は取るに足らぬ者たちを動揺させるだろう。
彼らはすぐ後に索条によって支えられる。
そして、大部分の者は野に追放される。
[[83>予兆詩第83番]](73) 1562年7月について
天からフランスに来て玉座についた正統な者が、
徳によって世界を平和にする。
より多くの血が撒き散らされ、ほどなく好機がめぐってくる。
それは鳥たちと火によるもので、蛆虫によるものではない。
[[84>予兆詩第84番]](74) 1562年8月について
色鮮やかな者たちとロバたちは満足しない。
そして[[アンドロギュノス]]によってすっかり快活になる。
大部分の人々は時機が来ていないことを悟る。
彼らのうちの数人は乏しい利益を得るだろう。
[[85>予兆詩第85番]](75) 1562年9月について
彼らは目一杯の力を取り戻すだろう。
合意すべき点のせいで、結び付けられはするが和合しない。
全てが疑われるが、剃髪たちにはまだしも信頼がある。
彼らのうちの数人は、群れに包囲される。
[[86>予兆詩第86番]](76) 1562年10月について
陸と海の教皇特使によって、
大いなるケープはすべてに満足する。
[[ロルヴァラン>Lorvarin]]は静かに耳を傾ける、
その意見に同意したくないであろう者の言うことに。
[[87>予兆詩第87番]](77) 1562年11月について
風が敵の軍勢を邪魔するだろう。
最大の問題が困難の前に置かれる。
毒のブドウ酒がグラスに注がれるだろう。
馬の大きな化石が災いなしに通過する。
[[88>予兆詩第88番]](78) 1562年12月について
結晶によって企ては打ち破られ、
ずっと前からの遊戯や饗宴が、より多く戻される。
もはや彼の食事は偉大な者たちの近くにはないだろう。
急なカタルに聖水を振りかける。
[[89>予兆詩第89番]](79) 1563年について
健やかな春、血、しかし動揺させられ、合意は何もない。
途切れることのない殺人、捕囚、死体、被疑者。
沢山の水とペスト、全体の中のごく僅か、角笛が鳴る。
捕虜、死体、逃走者、到着する大物、来た者。
[[90>予兆詩第90番]](80) 1563年1月について
多くの水と多くの死が多くの武器を駆り立てる。
合意は何もなく、偉大な者は囚われたままに。
それで、人の血が激怒し、激昂する。
遅れた悔悛者、ペスト、戦争、騒擾。
[[91>予兆詩第91番]](81) 1563年2月について
言葉の死が敵たちに近づく。
温和な者は平和に帰着させたがるだろう。
頑迷な者たちは袋をなくしたがるだろう。
捕虜たちは驚かされ、激昂が疑わしい者たちを害する。
[[92>予兆詩第92番]](82) 1563年3月について
近親者達の死は途切れることなく、父たちも母たちも死ぬ。
愁嘆に立ち会う女性たち。悪疫に満ちた光景。
偉大な者はもはやなく、すべてが終えられる。
平和の下で休息するが、一人残らず反対する。
[[93>予兆詩第93番]](83) 1563年4月について
君主たちは討論し、キリスト教国は動揺させられる。
外国の異教徒たちに、キリストの御座は不快にさせられる。
極めて悪いものが来る、非常によいものも。死すべき者が目撃される。
東方の死、ペスト、飢餓、悪しき条約。
[[94>予兆詩第94番]](84) 1563年5月について
大地が震える。殺された者、驚異、怪異。
無数の捕虜、作られた口実、行うこと。
海上を行くことで不運が生じるだろう。
高慢に対する高慢、偽造するための悪事。
[[95>予兆詩第95番]](85) 1563年6月について
低く強い不公正の者は迫害されるだろう。
浄化するための雹、宝、彫られた大理石。
一団の指導者は人々を死なせるべく殺戮するだろう。
そして刃で木に留められるだろう。
[[96>予兆詩第96番]](86) 1563年7月について
悪くないものによる許せない結末。
火、愁嘆はなく、教皇特使は外で困惑する。
一番傷ついた者に戦いが仕掛けられることはないだろう。
六月の終わり、糸は木で切られる。
[[97>予兆詩第97番]](87) 1563年8月について
善き者たちは協定によって狡猾に弱らせられる。
[[マルス]]と高位聖職者たちは一つになり、止めないだろう。
贈り物に惑わされた大物たちは体を切られる。
相応しい者も相応しくない者も、不当な財を差し押さえるだろう。
[[98>予兆詩第98番]](88) 1563年9月について
吉から凶へと時代は変わるだろう。
八月の協約、最も偉大な者たちの希望。
大いなる者たちの愁嘆、扉がなお一層傾くだろう。
剃髪たちは知識からも権力からも理解されない。
[[99>予兆詩第99番]](89) 1563年10月について
この月には諸悪が起こると疑うに十分である。
死、全てを瀉血すること、ペスト、飢餓、争い。
亡命に反対の人々は注意しに来るだろう。
監視する者のない偉人たちの人知れぬ死。
[[100>予兆詩第100番]](90) 1563年11月について
死によって死は咬む。会議。[[悪疫]]をもつ鳥たちの一群。
人々はマリウスを攻撃しあぐねるだろう。
[[デウカリオン]]は最後の騒擾を惹き起こす。
半ば死んだような若者たちのうちで慄く者はほとんどいない。
[[101>予兆詩第101番]](91) 1563年12月について
怒れる者による死が他の者たちを輝かせるだろう。
そして高所でいくつかの大きな悪事が偶発する。
悲しい着想が各々を害するためにやって来るだろう。
世俗的なものに品位があり、ミサは成功する。
[[102>予兆詩第102番]](92) 1564年について
豊年、雨、豊穣な小麦、憎しみ。
人々に喜び。王子たちや王たちは対立の中に。
群れは滅びる。人類の変転。
人々は傷つけられる。そして、皮下の毒。
[[103>予兆詩第103番]](93) 1564年1月について
時期は非常に移ろいやすく、不和があらわになる。
戦争の勧告、変化、捕虜、変化したもの。
偉大な女性は生きていない。企てられた物事。洪水による損失。
大いなる争い、最も偉大な者に向けて全てが整えられる。
[[104>予兆詩第104番]](94) 1564年2月について
大洪水。陰謀が企てられた死という噂。
世紀は刷新され、三人の偉大な者たちは大いに仲違いする。
煽動者たちによって、和解は悪化させられる。
妨げの雨。合意のための悪意ある勧告。
[[105>予兆詩第105番]](95) 1564年3月について
人々は王たちの間に憎悪が生じるのを見るだろう。
対立と戦争が始まる。
大きな諸変化、新しい騒擾が増大する。
平民の秩序が傷つけられることになるだろう。
[[106>予兆詩第106番]](96) 1564年4月について
秘密の陰謀を、民衆は企てる。
策略の露見が煽り立てる。
偉大な者たちに対する凶暴な野獣。
そして殺され、権力のない状態に置かれる。
[[107>予兆詩第107番]](97) 1564年5月について
変わりやすい時期、熱、ペスト、憔悴。
戦争、戦闘。偽りなしに悲嘆にくれた時代。
浸水。君主はより小さき者達に苛酷。
王たちと偉人たちに祝福、他の者たちは死を恐れる。
[[108>予兆詩第108番]](98) 1564年6月について
その場所からの火が置かれ、ペストと逃走が生じる。
移ろいやすい時期、風、三人の偉人たちの死。
天からの巨大な雷霆が剃髪たちの住処を喰らう。
死が近い老人、果樹園の中に木はほとんどない。
[[109>予兆詩第109番]](99) 1564年7月について
世界は脅威に晒され、王たちは祝福する。
剃髪たちは存在した限りでの助言を受け動揺させられる。
彼らにとっての教会と王たちが人々を苛立たせる。
後にある人はそれではなかったものを示すだろう。
[[110>予兆詩第110番]](100) 1564年8月について
洪水が近い、牛のペスト、新しい
宗派は衰える。人々に空虚な喜び。
法なき法により、証拠として前に置かれる。
餌、罠、そして脈を断つために欺かれる。
[[111>予兆詩第111番]](101) 1564年9月について
全てを水浸しにする。剃髪の女性に損失。
壁からの飛翔、死。全ての物財は豊富にある。
外套によって覆いから逃れるだろう。
新参たちと古参たちによって、運の向きが変わるだろう。
[[112>予兆詩第112番]](102) 1564年10月について
口と咽喉に火傷による膿疱ができる。
七人の偉人たちのうち五人を、咳と鼻炎が害する。
非常に長引く雨。水疱は致命傷にはならない。
万人を輝かせていた偉大な者が死ぬ。
[[113>予兆詩第113番]](103) 1564年11月について
火の騒ぎにより、偉人たちと老人たちは衰亡する。
ペストは鎮まる。より偉大な女性が生まれる。
祭壇のペストは隠された干し草を余り摘まない。
群れは死ぬ。司祭以外には豊穣な喜び。
[[114>予兆詩第114番]](104) 1564年12月について
祝祭での快活なひとときと甘美な熱狂。
三人、四人は興奮し、近くで死ぬ。
道が欠け、祝祭では半分もない。
七と三によって、そして気まぐれに巡る。
[[115>予兆詩第115番]](105) 1565年について
この年は去年よりも百倍悪くなる、
王国の最も偉大な方々や教会の最も輝ける方々にとっても。
尽き果てぬ諸悪は彼等の死、追放、壊された廃墟をもたらすだろう。
偉大な女性は死に瀕する。ペスト、雨、傷、雹、北風。
[[116>予兆詩第116番]](106) 1565年1月について
大雨、雪、さび病にかかった植物、大きな傷。
最も偉大な者たちに喜び。ペストは治まらない。
小麦と種子は多い。そしてより多くの群れが
準備されるだろう。反目は和らがない。
[[117>予兆詩第117番]](107) 1565年2月について
偉人たちの間で大きな不和が生じる、
長身の学者について。大きな事件が煽り立て、
新しい諸宗派を憎しみと不和の中におくだろう。
同時に戦争と諸変化が全ての人々を傷つけるであろう。
[[118>予兆詩第118番]](108) 1565年3月について
秘密の陰謀、危険な変化。
秘密裏に陰謀を企てる。
雨、大風、高慢な人々による災禍。
川は氾濫する、ペストにつながる動向。
[[119>予兆詩第119番]](109) 1565年4月について
ペストがはびこり、諸宗派は争いあう。
時節は穏やかで、冬はほとんど戻ってこない。
ミサと説教について、彼こそが深刻に討議する。
川は氾濫し、至る所に致命的な諸悪が。
[[120>予兆詩第120番]](110) 1565年5月について
零細な民衆には討論と喧騒によって、
そして女性たちや故人たちによって、大きな戦いがある。
偉大な女性の死を瘰癧患者たちは称える。
より偉大な婦人たちはその地から追い払われる。
[[121>予兆詩第121番]](111) 1565年6月について
男たちも女たちも伴侶に先立たれる。
偉大な君主たちの生命が危うくなる。
ペスト、鉄器、飢餓、大災禍が渾然となる。
諸変化による騒動。小さき者が大いなる者を刺激する。
[[122>予兆詩第122番]](112) 1565年7月について
雹、さび病、雨、そして大いなる災い。
女性たちを守ること、それらが騒ぎの元になるだろう。
多くの死、ペスト、鉄器、飢餓は憎しみによるものである。
天は照り返していると言われる状態になるだろう。
[[123>予兆詩第123番]](113) 1565年8月について
小麦は十分というには程遠いだろう。
死は非常に白い雪が降ることに寄り添う。
不毛、腐った小麦、多量の水。
偉大な者は負傷し、そのわきには何人かの死体がある。
[[124>予兆詩第124番]](114) 1565年9月について
果物、小麦、高木、低木はほとんどない。
大きな家禽と長身の者が刺激する、
世俗的なものも高位聖職者である仔獅子も。
[[トランダー>Tolandad]]が打ち負かし、長身の者たちは後退する。
[[125>予兆詩第125番]](115) 1565年10月について
全てが変えられ、一人が四人を迫害する。
病から脱し、死の影は大きく遠ざかる。
四人のうちの二人は、もはや討論しには来ないだろう。
亡命、崩壊、死、飢餓、困惑。
[[126>予兆詩第126番]](116) 1565年11月について
偉人達の数はもはやそれほど多くはないだろう。
大いなる諸変化、精神的な衝撃、鉄、ペスト。
見積もりはほとんどせずに、貸され、満足いくように支払われる。
対蹠の月、霜がひどく害する。
[[127>予兆詩第127番]](117) 1565年12月について
融和よりもむしろ霜と氷と艦隊。
高齢で品のある未亡人たち、火、悲嘆。
遊戯、娯楽、喜び。[[マルス]]は不和を呼び込むだろう。
何組かの結婚によって良い期待が。
[[128>予兆詩第128番]](118) 1566年について
最も偉大な者たちへ死、名誉の喪失、そして暴力。
信仰告白者たち、彼らの身分と彼らの宗派。
二つの大きな教会で様々な騒ぎと退廃。
諸悪が好戦的な隣人に。教会に隷従する者たちは頭がない。
[[129>予兆詩第129番]](119) 1566年1月について
損失と大打撃、そして暴力もないわけでない、
信仰の者たち全てへと、より甚だしきは宗教へと。
最も偉大な者たちは、生命、名誉、物財を失うだろう。
二つの教会とも、彼らの陰謀に切込みが。
[[130>予兆詩第130番]](120) 1566年2月について
二者へと、有害な大損失が強烈に生じる。
最も偉大な者は財と名誉と生命を失わせるだろう。
とても大きな騒動が駆け巡る。非常に憎らしい女性。
大病が存在し、ミサを説教は妬む。
[[131>予兆詩第131番]](121) 1566年3月について
諸教会の従者たちが、その領主たちを裏切るだろう。
土地を共有する別の領主たちも同じように。
説教とミサの隣人たちは彼ら同士で争うだろう。
暴動と騒動が増大する。多くの者が瀕死で横たわる。
[[132>予兆詩第132番]](122) 1566年4月について
大地は我々に全ての物財の豊かさをもたらすだろう。
フランスでは暴動を除けば戦争の喧騒はないが、
人殺しや道端での追い剥ぎは見られるだろう。
信仰はほとんどない。暑い熱。人々は動揺の中に。
[[133>予兆詩第133番]](123) 1566年5月について
人々の間には不和とむき出しの反目が。
イタリアの多くの部分では戦争と大君主たちの死が。
普遍的な災禍は、西方ではよりひどくなる。
時は良好で充実するが、酷く乾燥して涸らされる。
[[134>予兆詩第134番]](124) 1566年6月について
小麦はあまり豊かではない。他の果実は全て大量にある。
夏と春は雨がち。冬は長く、雪と氷が。
東方が武装するので、フランスはさらに増強する。
動物たちの死、たくさんの蜂蜜がその場所で攻囲された人々へ。
[[135>予兆詩第135番]](125) 1566年7月について
悪疫と火により、木々の実は滅びるだろう。
油が手に入る兆候は豊富にあるが、パテル・デニスはほとんどない。
偉人たちは死ぬが多くはない。異邦人たちは出発するだろう。
バルバロイの海の襲撃、そして前線の危機。
[[136>予兆詩第136番]](126) 1566年8月について
並外れた豪雨と豊富な物財で
家畜の価格は適正になる。だから女性たちは危険の外に。
しかし雹、雨、雷鳴で、フランスでは人々が打ちのめされる。
死によって彼らは働くだろう。つまり死が人々を正すのだ。
[[137>予兆詩第137番]](127) 1566年9月について
暴徒たちの死で戦闘と災厄は止む。
[[リベル・パテル]]は偉大だが、余り満ち溢れてはいない。
奸悪な者たちはより悪賢い者たちに捕らわれるだろう。
かつてないほどに勝ち誇るフランスが勝利するだろう。
[[138>予兆詩第138番]](128) 1566年10月について
この月まで大旱魃が続く、
イタリアとプロヴァンスで。そのせいで果実は全て半分に。
敵たちの数は特に少ない。彼らの集団の囚人は、
略奪者たちや海賊たちへと。そして敵が死ぬ。
[[139>予兆詩第139番]](129) 1566年11月について
敵はひどく怯えて[[トラキア]]に後退する、
悲鳴、怒号、掠奪、荒廃を残しつつ。
海と陸で喧騒が止む。宗教は生気を失う。
[[ユピテル主義者]]は潰走させられ、宗派全体が取り乱す。
[[140>予兆詩第140番]] 1566年12月について
[[マルス]]が武器を置くだろう。それでも司祭たちは余り満足しない。
説教の方にもミサの方にも教会の人々には不幸が。
ミサは上にあるだろう。万能にして唯一の神が、
万民をなだめるだろう。しかし大きな悲嘆がなくもない。
[[141>予兆詩第141番]](130) 1567年について
若い娘たちに死と病、風邪は
頭から双眼へと。陸の商人たちには不幸、
海のには不運。種蒔きは凶。ワインも霧のせいで。
油は潤沢。多雨と戦争が果実を傷める。
[[142>予兆詩第142番]](131) 1567年1月について
監獄、隠れた悲嘆、近親者の内での不和。
人々は命を与えるだろう。病による様々なカタル。
死が続き、毒が合意を生み出すだろう。
恐怖、怯え、大きな畏怖。彼は旅立ちに際し担保を残すだろう。
[[143>予兆詩第143番]](132) 1567年2月について
隠された敵と開示された敵のための監獄。
旅は続かないだろう。死に至る反目。
秘められた愛により公共の祝祭で三者は憎まれる。
壊れたものが崩される。水は喧騒を破砕するだろう。
[[144>予兆詩第144番]](133) 1567年3月について
公共の敵たち、婚礼と結婚。
その後で死、死者たちにより富んだ者。
偉大な友人たちは途中で姿を現す。
二つの宗派は隠語を使う。驚きのせいで悔悛は手遅れに。
[[145>予兆詩第145番]](134) 1567年4月について
大病により、宗教は疲弊させられる、
幼子たちや大使館の使節たちにとっても。
贈り物は相応しくない者に与えられ、新たな法は放棄される。
年老いた父たちの財産。王は良き地方に。
[[146>予兆詩第146番]](135) 1567年5月について
父から息子へとそれが近づく。行政官たちは厳格な者たちとの異名を取る。
敵たちが討議するなかで、大いなる婚礼は、
非難されるべき信仰のせいで、隠れた者たちによって前に置かれる。
良き友や女性たちは不平を言う者たちに対抗する。
[[147>予兆詩第147番]](136) 1567年6月について
財宝の形で父の遺産が発見される。
王たちと行政官たち、婚礼、敵たち、
悪意を持つ公衆、判事たち、市長。
死、怯えと恐怖。そして三人の大物が死ぬ。
[[148>予兆詩第148番]](137) 1567年7月について
またもや死が近づく。王の贈り物と遺産。
老朽によって崩れているものが建て直されるだろう。
若い相続人たちは遺産がないのではと疑う。
石膏像や厨房から財宝が発見される。
[[149>予兆詩第149番]](138) 1567年8月について
秘密の敵たちは投獄されるだろう。
王たちと行政官たちはそこに安全策を施すだろう。
多くの命に関わる脅威。双眼と鼻の健康と病気。
二人の偉人たちは悪い時に連れだってかなりの遠出をするだろう。
[[150>予兆詩第150番]](139) 1567年9月について
長きにわたる頭痛の種、婚礼、公共の敵。
高位聖職者と旅により、偉人の夢は恐怖に。
火と大崩壊、斜めの場所で発見されたもの。
露わになった急流によって、新しい過ちが出現する。
[[151>予兆詩第151番]](140) 1567年10月について
王たちと行政官たちは死者たちによって手を置く。
若い娘たちは病気に罹り、偉大な者たちの体は腫れ上がる。
まさしく物憂さと婚礼によって、敵たちは主人に隷属する。
公共の苦痛、作り手はひどく腫れ上がる。
[[152>予兆詩第152番]](141) 1567年11月について
大使館から帰還して、王からの贈り物は然るべき場に置かれる。
もはやすることはないだろう。ゆえに神の許へ召されるだろう。
より近き親類、友人たち、血を分けた兄弟たち
寝台と長椅子の近くで、突然の死が発見される。
[[153>予兆詩第153番]] 1567年12月について
幼子たち、兄弟姉妹たち、友人たちによって宝は見つかる。
若者、高位聖職者、教皇使節、旅。
病は女性を試すであろう、
死のせいで風貌が変わる前に。
[[154>予兆詩第154番]] この年の終わり
全ての身分と幾つかの党派に悲惨な状態が存するだろう。
兄弟姉妹の間で不和と反目。
宝と特権、頭数はより明確になる。
夏は乾燥し、その者は紐で死ぬ。
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ページサイズの都合上、このページにはコメント欄はつけません。
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[[予兆詩集]]の全訳を掲げる。底本は[[ベルナール・シュヴィニャール]]の校訂版((Chevignard [1999] ))を利用させていただいた。詩番号もシュヴィニャールによるものを踏襲している。カッコ内の詩番号は伝統的な予兆詩集での番号である。
詩番号にリンクが張ってあるものは、別ページに解説を用意している。
[[1>予兆詩第1番]](1) 1555年について
魂が神の御心に触れて予告する、
騒乱を、飢餓を、ペストを、略奪するための戦争を、
水を、旱魃を、血に染まった大地と海を、
(その結果)生まれる平和と休戦を、死する高位聖職者たちと君主たちを。
[[(2)>予兆詩旧2番]] 1555年に関する冒頭の献辞
ティレニア海と大洋は[[ラ・ガルド>ラ・ガルド男爵]]、
つまりは偉大な[[ネプトゥヌス]]と、彼の三叉戟の兵士たちによって、
プロヴァンスは大いなるタンドの手によって、(それぞれ)安泰。
さらに、[[ナルボ・マルティウス>ナルボンヌ]]はヴィラールの雄々しさ(によって安泰)。
[[2>予兆詩第2番]](3) 1555年1月について
時を告げる大きな青銅器は
暴君の最期に際し、壊れるだろう。
涙、嘆き、叫び。大水と氷はパンを与えない。
[[V.S.C.]] 平和。軍隊が通るだろう。
[[3>予兆詩第3番]](4) 1555年2月について
[[レマン湖]]のほとりで、恐怖が大きくなるだろう。
会議のせいで、それは衰えるはずがない。
新しい王は、配下の一群に準備させる。
若者は死ぬ。飢餓と恐怖が表面化するだろう。
[[4>予兆詩第4番]](5) 1555年3月について
おお残酷な[[マルス]]よ、汝はどれほど怯えさせるのだろうか!
加えて、鎌は銀と交会している。
艦隊、軍隊、水、風。ミミズが取り巻く。
海と陸で休戦。友は[[L.V.]] に結び付けられている。
[[5>予兆詩第5番]](6) 1555年4月について
汝は監視をしなかったことで一層侮辱されよう。
強き弱者、平穏な不穏。
人々は飢えを訴え、民衆は抑圧される。
高慢で不公正な長身の男が海を赤く染める。
[[6>予兆詩第6番]](7) 1555年5月について
五日、六日、十五日に、遅かれ早かれ彼らは滞在する。
終わりなき息子。暴動を起こされた諸都市。
平和の伝令官は二十三日に戻る。
開かれた者は五を閉ざす。捏造されたニュース。
[[7>予兆詩第7番]](8) 1555年6月について
水瓶の遠くと近くに、奸悪な者が退がり来る。
大いなる[[マルス]]に、火は障害を与えるだろう。
[[アクィロ]]、南仏、非常に高慢な女の方へと
[[フローラ]]は門を開けたままにしておくだろう。
[[8>予兆詩第8番]](9) 1555年7月について
八日、十五日と五日に、何という不誠実な者が
奸悪な偵察者を許しにやってくるだろうか!
空の火、雷、恐怖、畏怖、教皇の地位。
西方は震え、サランのブドウ酒を大いに締め付ける。
[[9>予兆詩第9番]](10) 1555年8月について
六日、十二日、十三日、二十日に婦人が語るだろう。
長男は女性により堕落させられるだろう。
ディジョンとギュイエンヌでは雹と雷が彼を打ちのめす、
血とブドウ酒をむさぼる貪欲な者を。
[[10>予兆詩第10番]](11) 1555年9月について
天は涙する、それをなさしめたのか、と。
海は準備し、[[ハンニバル]]は計略を実行する。
[[デニス>ディオニュソス]]は水浸しになる。艦隊は遅れ、鎮まらない。
彼は秘密を知らなかった。汝はそれを喜ぶのか。
[[11>予兆詩第11番]](12) 1555年10月について
[[ウェヌス]]と[[ネプトゥヌス]]は企てを続行するだろう。
沈思する人々は閉じ込められ、反対する人々は災禍に遭う。
アドリア海の艦隊は、テムズ川の方へと曳かれる。
第四の騒音は夜に休んでいる人々を傷つける。
[[12>予兆詩第12番]](13) 1555年11月について
天の大いなる者が外套の下で与えるだろう、
門に提示されたアドリアの救援を。
彼は起こりうる危険から身を守るだろう。
夜、傷ついた大物が箱を追いかける。
[[13>予兆詩第13番]](14) 1555年12月について
卑劣な虚偽の門は大いに叫ぶ。
開かれた口、平和の条件。
結晶化したローヌ川、水、雪、染まった氷。
死、また死、風は雨によって重荷を壊すだろう。
[[14>予兆詩第14番]](15) 1557年1月について
飾られた小物は大きな坩堝 〔るつぼ〕 を恐れるだろう。
第一位に選ばれし者。捕虜たちは戻らない。
世界の偉大なる低きもの。イタリアは気楽でない。
バル、[[ヒステル>Hister]]、マルタ島。空疎な者は戻らない。
[[15>予兆詩第15番]] 1557年2月について
元老院と民衆は満足せず、指導者を見捨てる。
都市は武装し、人々は宮廷を脅かす。
亡命者たち、彼らは亡命者たちを導く、
オオヤマネコを従えつつ。夜、その場所に死体。
[[16>予兆詩第16番]] 1557年3月について
その遠征はひどく恐れるに値する。
有名人たちが死に、逃亡者が再び捕まるのだ。
大きな騒動は無駄ではないだろう。
囚われるのではと疑う者は全く入ろうとしないだろう。
[[17>予兆詩第17番]] 1557年4月について
不誠実な行為で、敵の手に落ち、
夜にとらわれる。不吉な入口を出入りし、
大物を見せびらかす。良き顧問のもとに、幼子は置かれる。
[[シエーナ]]と[[ストエカデス諸島>イエール諸島]]には罠。
[[18>予兆詩第18番]](16) 1557年5月について
今月に結びつく急報が空に現れ、
受理され、放置される。死者の数は不確定。
月初めには雨がほとんどなく、天は地を干上げる。
敗北、死、捕囚、逮捕、不運にも。
[[19>予兆詩第19番]](17) 1557年6月について
輸送船で海戦に勝利するが、アントウェルペンは絶縁する。
天から生まれた偉人。火、震撼、高い燃焼。
[[サルデーニャ>サルデーニャ島]]、木、マルタ、パレルモ、[[コルシカ>コルシカ島]]。
高位聖職者は死ぬ。一人の者がラバに跨り打ち据える。
[[20>予兆詩第20番]](18) 1557年7月について
さまよう伝令官は、犬から獅子へと向きが変わる。
火は都市を燃やすだろう。略奪、新しい占領。
軽量船が発見し、囚われの王子が戻される。
斥候はガリア人に捕われる。乙女は大いなる者と結ばれる。
[[21>予兆詩第21番]](19) 1557年8月について
大いなる宮廷から追放された者、紛争、負傷者、
選ばれた者、降伏、告発された者、失敗、反逆者たち。
火中の都市、火刑、洪水、毒、圧搾、
水面へ漕ぎ出すことなく、[[ラティウム]]人を怒らせることもない。
[[22>予兆詩第22番]](20) 1557年9月について
海と陸を行き、信仰と忠誠心は砕かれる。
略奪、遭難、都市では騒擾。
苦難、残酷な行為、野望が培われる。
弱い攻撃、事件の指導者が罰せられることはない。
[[23>予兆詩第23番]](21) 1557年10月について
寒さ、大洪水、王国から追放された者。
否定されたもの、不和、北方は東方を弱らせる。
毒、攻囲がなされ、都市から逐われた者。
幸福な帰還、新しい宗派は破滅する。
[[24>予兆詩第24番]](22) 1557年11月について
閉じられた海と開かれた世界の祝宴、都市は奪還される。
新しく選ばれた大物は大きな騒擾によって衰える。
[[フローラ]]が開き、陣営が入る。破棄された信仰。
重圧は白い羽毛には厳しいものとなろう。
[[25>予兆詩第25番]](23) 1557年12月について
[[ウェスタ]]の加護、戦争は絶やされ移される。
海戦、名誉、死、高位聖職者たち。
入ること。死亡。フランスは大いに増強される。
選ばれた者は通り過ぎ、悪い時期に来る。
[[26>予兆詩第26番]](24) 1558年1月について
より若い王が生み出される。陰鬱な祝婚歌。
聖職者たちは動揺させられる。饗宴、遊戯、鎮まっている[[マルス]]。
夜、涙、人々は叫ぶ、婦人は外へ導かれる。
逮捕と全方面から破棄された合意。
[[27>予兆詩第27番]] 1558年2月について
[[ラティウム]]人は動揺させられ、ガリア人たちは[[ローマ]]に入らされる。
[[マルス]]は三方向から熱狂的に血管を開く。
[[ジェノヴァ]]は飢え、リグーリアはひどい目に遭う。
[[インスブリア>Insubre]]、ニースおよび[[半分の羊毛>ミラノ]]は震える。
[[28>予兆詩第28番]](25) 1558年3月について
[[ヒエラルキア]]内部での虚しい騒ぎ。
[[ジェノヴァ]]は反逆する。蜂起、侵攻、騒乱。
最も偉大な王のもとに、君主制は属するだろう。
選挙、覆われた紛争、葬られた者たち。
[[29>予兆詩第29番]](26) 1558年4月について
不和により、喪失へと傾く。
突然、一人の男がそれを立て直すだろう。
[[アクィロ]]の方で、騒音が非常に高まるだろう。
負傷、通過点と上方の地点。
[[30>予兆詩第30番]](27) 1558年5月について
異国の帆のティレニア海。
大洋を通じて様々な襲撃があるだろう。
ペスト、毒、血が幕屋の中で。
指導者や教皇特使たちは満潮の海を進むことに動揺する
[[31>予兆詩第31番]](28) 1558年6月について
信頼が存在していた場所で、それは打ち砕かれるだろう。
敵たちが敵たちを食むだろう。
天が火を雨のように降らせ、燃やすだろう。中断される、
夜に企てが。指導者たちは諍いを起こすだろう。
[[32>予兆詩第32番]](29) 1558年7月について
雹と雷鳴、いくつかの野は人がいなくなる。
恐怖と喧騒、前線への強襲。
偉大にして偉大なる者は亡び、亡命者たちは赦される。
ゲルマニア人、イスパニア人。海を通じて[[バルバロイ]]の軍旗が。
[[33>予兆詩第33番]](30) 1558年8月について
騒いでも無駄だろう。衰えている者たちは連れ去られる。
剃髪の者たちは捕われ、パンポタンが選ばれる。
二人の赤き者が失敗し、四人がまさしく交差する。
力ある君主にとって邪魔になる雨。
[[34>予兆詩第34番]] 1558年9月について
発見された事実、捕われた捕虜、海を通る。
平和、非平和、拒絶された交易、結婚はない。
陣営、新しい都市、半分の羊毛は強く立て直す。
最先端と角は飼い葉の上を巡るだろう。
[[35>予兆詩第35番]](31) 1558年10月について
雨、風、[[バルバロイ]]の艦隊、[[ヒステル>Hister]]、ティレニア海、
輸送船が通る、チェルヴェーテリ、配備された兵たち。
恩恵は削られ、[[シエーナ]]は[[フローラ]]により解放される。
二者は死ぬだろう。結ばれた友情。
[[36>予兆詩第36番]](32) 1558年11月について
美しき[[ウェヌス]]は[[フローラ]]に入るだろう。
秘密の亡命者たちはその場所を放置するだろう。
多くの未亡人たち、大物の死を彼女たちは悼む。
王国から追い出すことを、偉大にして偉大なる者がする恐れはない。
[[37>予兆詩第37番]](33) 1558年12月について
遊戯、饗宴、婚礼、有名な高位聖職者の死。
騒ぎ、休戦の平和、敵を弱らせる間の。
海も陸も空も騒がしい。偉大な[[ブレンヌス]]の行為。
叫び、金、銀、人々は敵を破滅させる。
[[38>予兆詩第38番]](34) 1559年について
畏怖、氷、大略奪、海を渡って王国は拡大する。
宗派と聖職者たちは、海をこえて一層磨かれる。
ペスト、暑さ、火、[[アクィロ]]の王の旗。
戦勝記念を建てる。ヘンリポリスの都市。
[[39>予兆詩第39番]](35) 1559年1月について
偉大な者はもはやいない。雨。二輪馬車に結晶。
喧騒が引き起こされる。全ての物財は豊富にある。
剃髪たち、聖別されたもの、新しいものたち、古いものたち、怯えさせるもの、
選ばれたもの、恩知らず、死体、憐れまれたもの、悦び、同盟。
[[40>予兆詩第40番]](36) 1559年2月について
腐った小麦、悪疫の空気、イナゴ。
急に落ちるだろう。新たな新しいものが生まれる。
捕虜たちは鎖に繋がれる。軽いものたち、高くて低いものたち、重いものたち。
その骨によって、王に向けられることが望まれなかった悪事が。
[[41>予兆詩第41番]](37) 1559年3月について
神殿に囚われた者たち、諸宗派による長い争い。
選ばれた者と奪われた者が、森で諍いを形作る。
七十の党派が新たな同盟を生む。
その結果は彼らの死。王は宥められる。報告。
[[42>予兆詩第42番]](38) 1559年4月について
王は勝利者、皇帝と称えられる。
信頼は裏切られ、王家の事件が認識される。
エマティアの血が王を征服者にする。
傲慢な民族が涙を流して謙虚になる。
[[43>予兆詩第43番]](39) 1559年5月について
耐え難き者による婚礼と祝婚歌。
三つの陣営によって赤き者たちと剃髪たちが分けられる。
黒い若者における魂は火によって返される。
偉大なる[[ネプトゥヌス]]へと[[オグミオス]]は置き換えられる。
[[44>予兆詩第44番]](40) 1559年6月について
家の七人は致命的な死により付きまとわれる。
雹、嵐、ペストをもたらす害悪、怒り。
西方の全ての者が逃げ出し、東方の王は、
そのかつての征服者たちを屈服させるだろう。
[[45>予兆詩第45番]](41) 1559年7月について
略奪された盗人、暑さ、大旱魃。
過度には存在せず、事件は見られず聞かれない。
その異邦人に対し、非常に深い友愛が示される。
新しい国に、東方の王は目をくらまされる。
[[46>予兆詩第46番]](42) 1559年8月について
見つけられた瓶、税に従う都市。
分断された野、新しい欺瞞。
負傷したイスパニア人、飢餓、猛威を振るうペスト。
執拗な嘲り、不明瞭、悪事、妄想。
[[47>予兆詩第47番]](43) 1559年9月について
乙女たちと未亡人たちよ、汝らの良い時代が近付いている。
それは熱望されるものでは全くないだろう。
新たに近付くのは遠い先のことになるだろう。
しっかり十分に取られ、きちんと元通りになり、より悪い状態が続くだろう。
[[48>予兆詩第48番]](44) 1559年10月について
それは今月の内に完成するだろう。
三人の大物を除けば、良き小都市は遠いだろう。
彼らに反抗して、そのうち一人が陰謀を企むだろう。
今月の終わりに窮乏が見られるだろう。
[[49>予兆詩第49番]](45) 1559年11月について
論題が維持され、婚礼は再開される。
偉大にして偉大なる女性はフランスの外へ出掛けるだろう。
ロマーニャへの叫び声は、倦むことがない。
偽りだらけの保証により、平和が受け取られる。
[[50>予兆詩第50番]](46) 1559年12月について
涙に暮れた悦びが[[マルス]]を捕らえに来るだろう。
偉大な者を前に、神々しい者たちは動揺するだろう。
彼らは言葉を発することなく、三方向から入るだろう。
マルスは鎮められ、氷の上をブドウ酒が駆け巡る。
[[51>予兆詩第51番]](47) 1560年1月について
会合、議会、仮信条協定は公会議ではない。
この年は平和、ペスト、飢餓、分裂を準備する。
住居の外と中に置かれたものが空を変える。
認可の終焉、[[ヒエラルキア]]の叛乱。
[[52>予兆詩第52番]](48) 1560年2月について
議会を中断し、古き聖なるものが取り戻す、
二者の下で。許しによって火が続いて生じる。
長身の赤き者は、軍隊を除外した式典の挙行を望むだろう。
怠慢の平和、選ばれし者、未亡人は生きる。
[[53>予兆詩第53番]](49) 1560年3月について
変革によって選ばれた者が目立たせるだろう、
会合の場所を。その境界の外へ出る。
残酷さを変えることによる偽善。
怪しげな場所から素早い者たちが一人残らず去るだろう。
[[54>予兆詩第54番]](50) 1560年4月について
選ばれた場所に剃髪たちは満足しない。
[[レマン湖]]から導かれる許されざるもの。
人々は古い時代を一新させ、
綿密に企てられた陰謀を暴くであろう。
[[55>予兆詩第55番]](51) 1560年5月について
アロブロゲス人たちの合意は中断されるだろう。
最後の手段は過酷な徴発を生むだろう。
偉大な謀反人が断交されることはないだろう。
そして新たな結びつきが承認される。
[[56>予兆詩第56番]] 1560年6月について
古い火は新しい炎によって逐われ、
最後には、あるべきものとなるだろう。
高座以外には恐怖、偉大な婦人は喜ぶ。
そして、彼が約束していたものは全く保たれない。
[[57>予兆詩第57番]](52) 1560年7月について
長い髪が統治者に害をなす。
飢餓、灼熱、火、血なまぐささ。
[[ユピテル主義者]]の全ての身分に大いなる栄誉。
剃髪たちによって焚きつけられた暴動。
[[58>予兆詩第58番]](53) 1560年8月について
ペスト、飢餓、火、灼熱が止むことはない。
雷、大きな雹、聖堂は空から打たれる。
勅令、逮捕、過酷な法が破棄される。
発見者である指導者、その従者たちと彼自身が捕らわれる。
[[59>予兆詩第59番]](54) 1560年9月について
剃髪たちは甲冑を奪われるだろう。
彼らのより大きな諍いが増幅するだろう。
アルバニア人たちは雷のせいで[[リベル・パテル]]に失望させられる。
諸宗派はその奥深い部分を傷つけられるだろう。
[[60>予兆詩第60番]](55) 1560年10月について
妥当な要求が受け容れられるだろう。
彼らは逐われ、そのあと立て直されるだろう。
偉大にして偉大なる女性は満ち足りていると気付くだろう。
盲人、聾者は上に置かれるだろう。
[[61>予兆詩第61番]](56) 1560年11月について
それは置かれないだろう。新参者たちは追い払われる。
遠くからの黒き者たち、そして偉大なものが強く保つだろう。
軍隊を救うため、亡命者たちは一層逐われる。
勝利を歌い上げること、自由でない者たち、慰め。
[[62>予兆詩第62番]](57) 1560年12月について
愁嘆が残される。最高の結びつき。
剃髪たちと偉人が死ぬ。拒絶が入り口で行われる。
それは戻ってくるが、恩恵は忘れられる。
不正の死が宴席で遂行される。
[[63>予兆詩第63番]](58) 1561年について
王にして王なる者は生まれる、春からは危険。
悪疫の年、曇らされて動揺したものたちが
保つであろうものを保ち、大物たちには面白くない。
そして嘲弄する者たちの時期は過ぎ去るだろう。
[[64>予兆詩第64番]] 1561年1月について
生まれるものを持たず、赤子は出来事を手厳しく拒む。
遠征の恐怖、変化の拒絶。
境界の外から出でたもの。次いでその事柄に関する発見。
そして、満足しない者が襲われ、不明瞭な死を遂げる。
[[65>予兆詩第65番]] 1561年2月について
取られた物や囚われた者を、三倍の賠償金が止めない。
より深きへ置かれ、持ち上げられ、高座に就けられる。
攻囲の援軍、戦利品と歩兵中隊。
司祭が変わり、日曜説教に関しては平和であろう。
[[66>予兆詩第66番]](59) 1561年3月について
灰色の縄帯を締めている者が壁の下部に。
騎兵を抑えつつ、囚人が解放される。
視野から[[マルス]]と大鎌持ちが外れ、
外に置かれ、取り去られる。そして錯乱状態に。
[[67>予兆詩第67番]](60) 1561年4月について
時代が一掃される。悪疫の嵐。
[[バルバロイ]]の攻撃、激昂、侵略。
今月を通じて、際限のない災厄が我らに仕向けられる。
そして最も偉大な二人はあまり嘲弄されない。
[[68>予兆詩第68番]](61) 1561年5月について
長くない喜びが彼の仲間たちによって棄てられる。
悪疫の年に、最も偉大な者が襲われる。
善良な婦人はエリュシオンの野に。
そして、財物の大半は寒さで摘まれない。
[[69>予兆詩第69番]](62) 1561年6月について
彼らが遠くから駆けつけ、紛争は準備されない。
悲しい企て。醜悪なペストの瘴気。
全ての陣営の大物たちは悲嘆に暮れる。
そして十七は二十二を襲う。
[[70>予兆詩第70番]](63) 1561年7月について
彼は再び捕らわれ、明け渡され、災厄に怯える。
低き者による血。そして恐るべき面々。
最も知恵ある人々を無知な人々が怯えさせる。
喪失、憎悪、恐怖。哀れな女性が零落する。
[[71>予兆詩第71番]](64) 1561年8月について
死んで捕らわれ、閑居する者たちの変化が、
より一層近づく一方で遠ざかるだろう。
幽閉された者たちは荒れた納屋でひとまとめにされる。
長引く救いによって、最も強き者が驚かされる。
[[72>予兆詩第72番]] 1561年9月について
自由な西方、[[イギリス諸島]]。
認められた者は低きを通る、ついで高きを。
悲しい満足、反逆、コルシカ島、スコットランド人
そして、弔鐘が鳴る暑い夜に反逆する。
[[73>予兆詩第73番]](65) 1561年10月について
灰色たち、白たち、黒たち、煤けた者達、僧帽をかぶった者達が
自らの地位に再任され、解任され、叙任されるだろう。
夢想家たちは馬鹿にされたと思うだろう。
そして[[ウェスタリス]]たちは強力な焼き網に閉じ込められる。
[[74>予兆詩第74番]] 1561年11月について
バルバロイの旅からの帰還により
彼らはプロテスタントが入ることを褒め称えるだろう。
憎しみの謀略は稀だろう。
途上での死、地方での反逆者。
[[75>予兆詩第75番]] 1561年12月について
抑圧による大惨禍。
祝婚歌は悲しみと涙を転換する。
熱風、議会、畏怖と恐れ。
夜の寝台にて、丸腰で襲われた者。
[[76>予兆詩第76番]](66) 1562年について
冬季と春は良好で健やか、夏は凶。
乾燥する秋は有害、小麦は稀少。
ブドウ酒は十分。悪い双眼、事件、迫害された者。
戦争、叛乱、暴動につながる損害。
[[77>予兆詩第77番]](67) 1562年1月について
善に向けた隠された欲求が成就するだろう。
宗教、平和、愛、合意。
祝婚歌は全く同意されないだろう。
高貴な者たちは高く低く環状に置かれる。
[[78>予兆詩第78番]](68) 1562年2月について
指導者は剃髪たちのために、すぐに達することはないだろう。
勅令は変えられ、閉じこめられた者たちは楽になる。
偉大な死が発見される。何度も低い場所に立ち、
巣窟において覆い隠され、凍えさせられ、打たれる。
[[79>予兆詩第79番]](69) 1562年3月について
遠くから動かされ、遠くから近くへと脅かすだろう。
女性によって捕られ、囚われ、平穏になる。
人々が駆け引きするようには保てないだろう。
過ぎ去らない者が置かれ、激怒から魂を取り除く。
[[80>予兆詩第80番]](70) 1562年4月について
それは遠くから、動かすために蘇らせに来るだろう。
果てしない人々に対する無為な発見。
なすべきことのために悪事が誰からも認識されない。
厨房で死が見つけられて終えられる。
[[81>予兆詩第81番]](71) 1562年5月について
同意されたことは何もない。よりひどい一層の悪事と騒乱。
あるべきものとして、海と陸は静まる。
どんな取り決めも二重に価値はない。
不公正な者が会議で無効にすることを命じるだろう。
[[82>予兆詩第82番]](72) 1562年6月について
異常な出来事は恐るべきもので、信じられない!
[[テュポン]]は取るに足らぬ者たちを動揺させるだろう。
彼らはすぐ後に索条によって支えられる。
そして、大部分の者は野に追放される。
[[83>予兆詩第83番]](73) 1562年7月について
天からフランスに来て玉座についた正統な者が、
徳によって世界を平和にする。
より多くの血が撒き散らされ、ほどなく好機がめぐってくる。
それは鳥たちと火によるもので、蛆虫によるものではない。
[[84>予兆詩第84番]](74) 1562年8月について
色鮮やかな者たちとロバたちは満足しない。
そして[[アンドロギュノス]]によってすっかり快活になる。
大部分の人々は時機が来ていないことを悟る。
彼らのうちの数人は乏しい利益を得るだろう。
[[85>予兆詩第85番]](75) 1562年9月について
彼らは目一杯の力を取り戻すだろう。
合意すべき点のせいで、結び付けられはするが和合しない。
全てが疑われるが、剃髪たちにはまだしも信頼がある。
彼らのうちの数人は、群れに包囲される。
[[86>予兆詩第86番]](76) 1562年10月について
陸と海の教皇特使によって、
大いなるケープはすべてに満足する。
[[ロルヴァラン>Lorvarin]]は黙して耳を傾ける、
その意見に同意したくないであろう者の言うことに。
[[87>予兆詩第87番]](77) 1562年11月について
風が敵の軍勢を邪魔するだろう。
最大の問題が困難の前に置かれる。
毒のブドウ酒がグラスに注がれるだろう。
馬の大きな化石が災いなしに通過する。
[[88>予兆詩第88番]](78) 1562年12月について
結晶によって企ては打ち破られ、
ずっと前からの遊戯や饗宴が、より多く戻される。
もはや彼の食事は偉大な者たちの近くにはないだろう。
急なカタルに聖水を振りかける。
[[89>予兆詩第89番]](79) 1563年について
健やかな春、血、しかし動揺させられ、合意は何もない。
途切れることのない殺人、捕囚、死体、被疑者。
沢山の水とペスト、全体の中のごく僅か、角笛が鳴る。
捕虜、死体、逃走者、到着する大物、来た者。
[[90>予兆詩第90番]](80) 1563年1月について
多くの水と多くの死が多くの武器を駆り立てる。
合意は何もなく、偉大な者は囚われたままに。
それで、人の血が激怒し、激昂する。
遅れた悔悛者、ペスト、戦争、騒擾。
[[91>予兆詩第91番]](81) 1563年2月について
言葉の死が敵たちに近づく。
温和な者は平和に帰着させたがるだろう。
頑迷な者たちは袋をなくしたがるだろう。
捕虜たちは驚かされ、激昂が疑わしい者たちを害する。
[[92>予兆詩第92番]](82) 1563年3月について
近親者達の死は途切れることなく、父たちも母たちも死ぬ。
愁嘆に立ち会う女性たち。悪疫に満ちた光景。
偉大な者はもはやなく、すべてが終えられる。
平和の下で休息するが、一人残らず反対する。
[[93>予兆詩第93番]](83) 1563年4月について
君主たちは討論し、キリスト教国は動揺させられる。
外国の異教徒たちに、キリストの御座は不快にさせられる。
極めて悪いものが来る、非常によいものも。死すべき者が目撃される。
東方の死、ペスト、飢餓、悪しき条約。
[[94>予兆詩第94番]](84) 1563年5月について
大地が震える。殺された者、驚異、怪異。
無数の捕虜、作られた口実、行うこと。
海上を行くことで不運が生じるだろう。
高慢に対する高慢、偽造するための悪事。
[[95>予兆詩第95番]](85) 1563年6月について
低く強い不公正の者は迫害されるだろう。
浄化するための雹、宝、彫られた大理石。
一団の指導者は人々を死なせるべく殺戮するだろう。
そして刃で木に留められるだろう。
[[96>予兆詩第96番]](86) 1563年7月について
悪くないものによる許せない結末。
火、愁嘆はなく、教皇特使は外で困惑する。
一番傷ついた者に戦いが仕掛けられることはないだろう。
六月の終わり、糸は木で切られる。
[[97>予兆詩第97番]](87) 1563年8月について
善き者たちは協定によって狡猾に弱らせられる。
[[マルス]]と高位聖職者たちは一つになり、止めないだろう。
贈り物に惑わされた大物たちは体を切られる。
相応しい者も相応しくない者も、不当な財を差し押さえるだろう。
[[98>予兆詩第98番]](88) 1563年9月について
吉から凶へと時代は変わるだろう。
八月の協約、最も偉大な者たちの希望。
大いなる者たちの愁嘆、扉がなお一層傾くだろう。
剃髪たちは知識からも権力からも理解されない。
[[99>予兆詩第99番]](89) 1563年10月について
この月には諸悪が起こると疑うに十分である。
死、全てを瀉血すること、ペスト、飢餓、争い。
亡命に反対の人々は注意しに来るだろう。
監視する者のない偉人たちの人知れぬ死。
[[100>予兆詩第100番]](90) 1563年11月について
死によって死は咬む。会議。[[悪疫]]をもつ鳥たちの一群。
人々はマリウスを攻撃しあぐねるだろう。
[[デウカリオン]]は最後の騒擾を惹き起こす。
半ば死んだような若者たちのうちで慄く者はほとんどいない。
[[101>予兆詩第101番]](91) 1563年12月について
怒れる者による死が他の者たちを輝かせるだろう。
そして高所でいくつかの大きな悪事が偶発する。
悲しい着想が各々を害するためにやって来るだろう。
世俗的なものに品位があり、ミサは成功する。
[[102>予兆詩第102番]](92) 1564年について
豊年、雨、豊穣な小麦、憎しみ。
人々に喜び。王子たちや王たちは対立の中に。
群れは滅びる。人類の変転。
人々は傷つけられる。そして、皮下の毒。
[[103>予兆詩第103番]](93) 1564年1月について
時期は非常に移ろいやすく、不和があらわになる。
戦争の勧告、変化、捕虜、変化したもの。
偉大な女性は生きていない。企てられた物事。洪水による損失。
大いなる争い、最も偉大な者に向けて全てが整えられる。
[[104>予兆詩第104番]](94) 1564年2月について
大洪水。陰謀が企てられた死という噂。
世紀は刷新され、三人の偉大な者たちは大いに仲違いする。
煽動者たちによって、和解は悪化させられる。
妨げの雨。合意のための悪意ある勧告。
[[105>予兆詩第105番]](95) 1564年3月について
人々は王たちの間に憎悪が生じるのを見るだろう。
対立と戦争が始まる。
大きな諸変化、新しい騒擾が増大する。
平民の秩序が傷つけられることになるだろう。
[[106>予兆詩第106番]](96) 1564年4月について
秘密の陰謀を、民衆は企てる。
策略の露見が煽り立てる。
偉大な者たちに対する凶暴な野獣。
そして殺され、権力のない状態に置かれる。
[[107>予兆詩第107番]](97) 1564年5月について
変わりやすい時期、熱、ペスト、憔悴。
戦争、戦闘。偽りなしに悲嘆にくれた時代。
浸水。君主はより小さき者達に苛酷。
王たちと偉人たちに祝福、他の者たちは死を恐れる。
[[108>予兆詩第108番]](98) 1564年6月について
その場所からの火が置かれ、ペストと逃走が生じる。
移ろいやすい時期、風、三人の偉人たちの死。
天からの巨大な雷霆が剃髪たちの住処を喰らう。
死が近い老人、果樹園の中に木はほとんどない。
[[109>予兆詩第109番]](99) 1564年7月について
世界は脅威に晒され、王たちは祝福する。
剃髪たちは存在した限りでの助言を受け動揺させられる。
彼らにとっての教会と王たちが人々を苛立たせる。
後にある人はそれではなかったものを示すだろう。
[[110>予兆詩第110番]](100) 1564年8月について
洪水が近い、牛のペスト、新しい
宗派は衰える。人々に空虚な喜び。
法なき法により、証拠として前に置かれる。
餌、罠、そして脈を断つために欺かれる。
[[111>予兆詩第111番]](101) 1564年9月について
全てを水浸しにする。剃髪の女性に損失。
壁からの飛翔、死。全ての物財は豊富にある。
外套によって覆いから逃れるだろう。
新参たちと古参たちによって、運の向きが変わるだろう。
[[112>予兆詩第112番]](102) 1564年10月について
口と咽喉に火傷による膿疱ができる。
七人の偉人たちのうち五人を、咳と鼻炎が害する。
非常に長引く雨。水疱は致命傷にはならない。
万人を輝かせていた偉大な者が死ぬ。
[[113>予兆詩第113番]](103) 1564年11月について
火の騒ぎにより、偉人たちと老人たちは衰亡する。
ペストは鎮まる。より偉大な女性が生まれる。
祭壇のペストは隠された干し草を余り摘まない。
群れは死ぬ。司祭以外には豊穣な喜び。
[[114>予兆詩第114番]](104) 1564年12月について
祝祭での快活なひとときと甘美な熱狂。
三人、四人は興奮し、近くで死ぬ。
道が欠け、祝祭では半分もない。
七と三によって、そして気まぐれに巡る。
[[115>予兆詩第115番]](105) 1565年について
この年は去年よりも百倍悪くなる、
王国の最も偉大な方々や教会の最も輝ける方々にとっても。
尽き果てぬ諸悪は彼等の死、追放、壊された廃墟をもたらすだろう。
偉大な女性は死に瀕する。ペスト、雨、傷、雹、北風。
[[116>予兆詩第116番]](106) 1565年1月について
大雨、雪、さび病にかかった植物、大きな傷。
最も偉大な者たちに喜び。ペストは治まらない。
小麦と種子は多い。そしてより多くの群れが
準備されるだろう。反目は和らがない。
[[117>予兆詩第117番]](107) 1565年2月について
偉人たちの間で大きな不和が生じる、
長身の学者について。大きな事件が煽り立て、
新しい諸宗派を憎しみと不和の中におくだろう。
同時に戦争と諸変化が全ての人々を傷つけるであろう。
[[118>予兆詩第118番]](108) 1565年3月について
秘密の陰謀、危険な変化。
秘密裏に陰謀を企てる。
雨、大風、高慢な人々による災禍。
川は氾濫する、ペストにつながる動向。
[[119>予兆詩第119番]](109) 1565年4月について
ペストがはびこり、諸宗派は争いあう。
時節は穏やかで、冬はほとんど戻ってこない。
ミサと説教について、彼こそが深刻に討議する。
川は氾濫し、至る所に致命的な諸悪が。
[[120>予兆詩第120番]](110) 1565年5月について
零細な民衆には討論と喧騒によって、
そして女性たちや故人たちによって、大きな戦いがある。
偉大な女性の死を瘰癧患者たちは称える。
より偉大な婦人たちはその地から追い払われる。
[[121>予兆詩第121番]](111) 1565年6月について
男たちも女たちも伴侶に先立たれる。
偉大な君主たちの生命が危うくなる。
ペスト、鉄器、飢餓、大災禍が渾然となる。
諸変化による騒動。小さき者が大いなる者を刺激する。
[[122>予兆詩第122番]](112) 1565年7月について
雹、さび病、雨、そして大いなる災い。
女性たちを守ること、それらが騒ぎの元になるだろう。
多くの死、ペスト、鉄器、飢餓は憎しみによるものである。
天は照り返していると言われる状態になるだろう。
[[123>予兆詩第123番]](113) 1565年8月について
小麦は十分というには程遠いだろう。
死は非常に白い雪が降ることに寄り添う。
不毛、腐った小麦、多量の水。
偉大な者は負傷し、そのわきには何人かの死体がある。
[[124>予兆詩第124番]](114) 1565年9月について
果物、小麦、高木、低木はほとんどない。
大きな家禽と長身の者が刺激する、
世俗的なものも高位聖職者である仔獅子も。
[[トランダー>Tolandad]]が打ち負かし、長身の者たちは後退する。
[[125>予兆詩第125番]](115) 1565年10月について
全てが変えられ、一人が四人を迫害する。
病から脱し、死の影は大きく遠ざかる。
四人のうちの二人は、もはや討論しには来ないだろう。
亡命、崩壊、死、飢餓、困惑。
[[126>予兆詩第126番]](116) 1565年11月について
偉人達の数はもはやそれほど多くはないだろう。
大いなる諸変化、精神的な衝撃、鉄、ペスト。
見積もりはほとんどせずに、貸され、満足いくように支払われる。
対蹠の月、霜がひどく害する。
[[127>予兆詩第127番]](117) 1565年12月について
融和よりもむしろ霜と氷と艦隊。
高齢で品のある未亡人たち、火、悲嘆。
遊戯、娯楽、喜び。[[マルス]]は不和を呼び込むだろう。
何組かの結婚によって良い期待が。
[[128>予兆詩第128番]](118) 1566年について
最も偉大な者たちへ死、名誉の喪失、そして暴力。
信仰告白者たち、彼らの身分と彼らの宗派。
二つの大きな教会で様々な騒ぎと退廃。
諸悪が好戦的な隣人に。教会に隷従する者たちは頭がない。
[[129>予兆詩第129番]](119) 1566年1月について
損失と大打撃、そして暴力もないわけでない、
信仰の者たち全てへと、より甚だしきは宗教へと。
最も偉大な者たちは、生命、名誉、物財を失うだろう。
二つの教会とも、彼らの陰謀に切込みが。
[[130>予兆詩第130番]](120) 1566年2月について
二者へと、有害な大損失が強烈に生じる。
最も偉大な者は財と名誉と生命を失わせるだろう。
とても大きな騒動が駆け巡る。非常に憎らしい女性。
大病が存在し、ミサを説教は妬む。
[[131>予兆詩第131番]](121) 1566年3月について
諸教会の従者たちが、その領主たちを裏切るだろう。
土地を共有する別の領主たちも同じように。
説教とミサの隣人たちは彼ら同士で争うだろう。
暴動と騒動が増大する。多くの者が瀕死で横たわる。
[[132>予兆詩第132番]](122) 1566年4月について
大地は我々に全ての物財の豊かさをもたらすだろう。
フランスでは暴動を除けば戦争の喧騒はないが、
人殺しや道端での追い剥ぎは見られるだろう。
信仰はほとんどない。暑い熱。人々は動揺の中に。
[[133>予兆詩第133番]](123) 1566年5月について
人々の間には不和とむき出しの反目が。
イタリアの多くの部分では戦争と大君主たちの死が。
普遍的な災禍は、西方ではよりひどくなる。
時は良好で充実するが、酷く乾燥して涸らされる。
[[134>予兆詩第134番]](124) 1566年6月について
小麦はあまり豊かではない。他の果実は全て大量にある。
夏と春は雨がち。冬は長く、雪と氷が。
東方が武装するので、フランスはさらに増強する。
動物たちの死、たくさんの蜂蜜がその場所で攻囲された人々へ。
[[135>予兆詩第135番]](125) 1566年7月について
悪疫と火により、木々の実は滅びるだろう。
油が手に入る兆候は豊富にあるが、パテル・デニスはほとんどない。
偉人たちは死ぬが多くはない。異邦人たちは出発するだろう。
バルバロイの海の襲撃、そして前線の危機。
[[136>予兆詩第136番]](126) 1566年8月について
並外れた豪雨と豊富な物財で
家畜の価格は適正になる。だから女性たちは危険の外に。
しかし雹、雨、雷鳴で、フランスでは人々が打ちのめされる。
死によって彼らは働くだろう。つまり死が人々を正すのだ。
[[137>予兆詩第137番]](127) 1566年9月について
暴徒たちの死で戦闘と災厄は止む。
[[リベル・パテル]]は偉大だが、余り満ち溢れてはいない。
奸悪な者たちはより悪賢い者たちに捕らわれるだろう。
かつてないほどに勝ち誇るフランスが勝利するだろう。
[[138>予兆詩第138番]](128) 1566年10月について
この月まで大旱魃が続く、
イタリアとプロヴァンスで。そのせいで果実は全て半分に。
敵たちの数は特に少ない。彼らの集団の囚人は、
略奪者たちや海賊たちへと。そして敵が死ぬ。
[[139>予兆詩第139番]](129) 1566年11月について
敵はひどく怯えて[[トラキア]]に後退する、
悲鳴、怒号、掠奪、荒廃を残しつつ。
海と陸で喧騒が止む。宗教は生気を失う。
[[ユピテル主義者]]は潰走させられ、宗派全体が取り乱す。
[[140>予兆詩第140番]] 1566年12月について
[[マルス]]が武器を置くだろう。それでも司祭たちは余り満足しない。
説教の方にもミサの方にも教会の人々には不幸が。
ミサは上にあるだろう。万能にして唯一の神が、
万民をなだめるだろう。しかし大きな悲嘆がなくもない。
[[141>予兆詩第141番]](130) 1567年について
若い娘たちに死と病、風邪は
頭から双眼へと。陸の商人たちには不幸、
海のには不運。種蒔きは凶。ワインも霧のせいで。
油は潤沢。多雨と戦争が果実を傷める。
[[142>予兆詩第142番]](131) 1567年1月について
監獄、隠れた悲嘆、近親者の内での不和。
人々は命を与えるだろう。病による様々なカタル。
死が続き、毒が合意を生み出すだろう。
恐怖、怯え、大きな畏怖。彼は旅立ちに際し担保を残すだろう。
[[143>予兆詩第143番]](132) 1567年2月について
隠された敵と開示された敵のための監獄。
旅は続かないだろう。死に至る反目。
秘められた愛により公共の祝祭で三者は憎まれる。
壊れたものが崩される。水は喧騒を破砕するだろう。
[[144>予兆詩第144番]](133) 1567年3月について
公共の敵たち、婚礼と結婚。
その後で死、死者たちにより富んだ者。
偉大な友人たちは途中で姿を現す。
二つの宗派は隠語を使う。驚きのせいで悔悛は手遅れに。
[[145>予兆詩第145番]](134) 1567年4月について
大病により、宗教は疲弊させられる、
幼子たちや大使館の使節たちにとっても。
贈り物は相応しくない者に与えられ、新たな法は放棄される。
年老いた父たちの財産。王は良き地方に。
[[146>予兆詩第146番]](135) 1567年5月について
父から息子へとそれが近づく。行政官たちは厳格な者たちとの異名を取る。
敵たちが討議するなかで、大いなる婚礼は、
非難されるべき信仰のせいで、隠れた者たちによって前に置かれる。
良き友や女性たちは不平を言う者たちに対抗する。
[[147>予兆詩第147番]](136) 1567年6月について
財宝の形で父の遺産が発見される。
王たちと行政官たち、婚礼、敵たち、
悪意を持つ公衆、判事たち、市長。
死、怯えと恐怖。そして三人の大物が死ぬ。
[[148>予兆詩第148番]](137) 1567年7月について
またもや死が近づく。王の贈り物と遺産。
老朽によって崩れているものが建て直されるだろう。
若い相続人たちは遺産がないのではと疑う。
石膏像や厨房から財宝が発見される。
[[149>予兆詩第149番]](138) 1567年8月について
秘密の敵たちは投獄されるだろう。
王たちと行政官たちはそこに安全策を施すだろう。
多くの命に関わる脅威。双眼と鼻の健康と病気。
二人の偉人たちは悪い時に連れだってかなりの遠出をするだろう。
[[150>予兆詩第150番]](139) 1567年9月について
長きにわたる頭痛の種、婚礼、公共の敵。
高位聖職者と旅により、偉人の夢は恐怖に。
火と大崩壊、斜めの場所で発見されたもの。
露わになった急流によって、新しい過ちが出現する。
[[151>予兆詩第151番]](140) 1567年10月について
王たちと行政官たちは死者たちによって手を置く。
若い娘たちは病気に罹り、偉大な者たちの体は腫れ上がる。
まさしく物憂さと婚礼によって、敵たちは主人に隷属する。
公共の苦痛、作り手はひどく腫れ上がる。
[[152>予兆詩第152番]](141) 1567年11月について
大使館から帰還して、王からの贈り物は然るべき場に置かれる。
もはやすることはないだろう。ゆえに神の許へ召されるだろう。
より近き親類、友人たち、血を分けた兄弟たち
寝台と長椅子の近くで、突然の死が発見される。
[[153>予兆詩第153番]] 1567年12月について
幼子たち、兄弟姉妹たち、友人たちによって宝は見つかる。
若者、高位聖職者、教皇使節、旅。
病は女性を試すであろう、
死のせいで風貌が変わる前に。
[[154>予兆詩第154番]] この年の終わり
全ての身分と幾つかの党派に悲惨な状態が存するだろう。
兄弟姉妹の間で不和と反目。
宝と特権、頭数はより明確になる。
夏は乾燥し、その者は紐で死ぬ。
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