予兆詩第138番

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予兆詩第138番(旧128番) 1566年10月について *原文 Jusqu'à ce mois durer la secheresse grande, A l'Itale & Provence : des fruits tous à demi: Le grand&sup(){1} moins d'ennemis : prisonnier de leur bande Aux escumeurs pirates&sup(){2}, & mourir l'ennemi. ((原文は Chevignard [1999] p.181 による。)) **異文 (1) grand 1566Br : Grand &italic(){T.A.Eds.} (2) pirates : Pyrates 1668P (注記1)1566Br は『[[1566年向けの暦>ALMANACH POVR L'AN M. D. LXVI.]]』の異文。この暦書は2箇所ずつ予兆詩が登場しているが、この詩については2つの原文の間に食い違いはない。 (注記2)この年向けの予兆詩は[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]の手稿『[[散文予兆集成>Recueil des Presages Prosaiques de M. Michel de Nostredame]]』で、しばしば1行10音綴りに書き直されているが、この詩は改変されていない。 *日本語訳 この月まで大旱魃が続く、 イタリアとプロヴァンスで。そのせいで果実は全て半分に。 敵たちの数は特に少ない。彼らの集団の囚人は、 略奪者たちや海賊たちへと。そして敵が死ぬ。 *信奉者側の見解  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は1566年10月に当てはめ、前半は文字通りイタリアとプロヴァンスで大旱魃があったこととした。3行目前半は新旧両宗派に分かれ争っていたギーズ家、モンモランシー家、シャチヨン家が和解したこととした。3行目後半から4行目後半はガレー船送りにされた囚人が海賊になることと解釈したが、具体的な史実とは対応させていなかった。4行目はトルコのことだろうとしていた((Chavigny [1594] p.158))。  手稿の書き込みを参照する限りでは、「敵が死ぬ」をトルコと結びつけたのは、この年にスレイマン大帝が歿したことと関連付けたもののようである((Chevignard [1999]))。 ---- #comment

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