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予兆詩第142番(旧131番) 1567年1月について
*原文
Prisons, secrets ennuis, entre proches discorde.
La vie on donnera, par mal divers catarrhes.
La mort s'en ensuivra, poison fera concorde.
Frayeur, pœur, crainte grande, voyageant lairra d'[[arres]]. ((原文は Chevignard [1999] p.183 による。))
**異文
(1) ennuis : ennuits 1649Ca
(2) La vie : La v#e 1649Ca
(3) pœur : peur 1649Xa 1649Ca 1650Le 1668
(4) crainte : cainte 1649Xa
(注記1)この詩の初出である『[[1567年向けの暦>ALMANACH POVR L'AN M.D.LXVII.]]』は現存していないため、底本になっているのは1594JFである。
(注記2)[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]の手稿『[[散文予兆集成>Recueil des Presages Prosaiques de M. Michel de Nostredame]]』には、綴り直されたバージョンが収録されている。
(注記3)1649Ca の vie は i が逆に印字(#で代用)
*日本語訳
監獄、隠れた悲嘆、近親者の内での不和。
人々は命を与えるだろう。病による様々なカタル。
死が続き、毒が合意を生み出すだろう。
恐怖、怯え、大きな畏怖。彼は旅立ちに際し担保を残すだろう。
**訳について
4行目 lairra は laissera の語中音消失((Chevignard [1999]))。
*信奉者側の見解
[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は、1行目から3行目前半までは1567年の1年を通じた出来事とし、特にこの年の9月下旬に勃発した第二次ユグノー戦争とした。4行目前半は国内の不和が恐怖に繋がることをいったものだという((Chavigny [1594] p.160))。
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