予兆詩第148番

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予兆詩第148番(旧137番) 1567年7月について *原文 Encor la mort s'approche, don royal&sup(){1} & [[legat]]&sup(){2}. On dressera ce qu'est, par vieillesse&sup(){3}, en ruine. Les jeunes&sup(){4} [[hoirs>hoir]], de soupçon nul [[legat]]. Thresor trouvé en plastres & cuisine. ((原文は Chevignard [1999] p.186 による。)) **異文 (1) royal 1594JF : Royal &italic(){T.A.Eds.} (2) legat 1605 1649Xa : Legat &italic(){T.A.Eds.} (3) vieillesse 1594JF 1668 : veillesse &italic(){T.A.Eds.} (4) jeunes 1594JF 1668P : Ieunes &italic(){T.A.Eds.} (注記1)この詩の初出である『[[1567年向けの暦>ALMANACH POVR L'AN M.D.LXVII.]]』は現存していないため、底本になっているのは1594JFである。 (注記2)[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]の手稿『[[散文予兆集成>Recueil des Presages Prosaiques de M. Michel de Nostredame]]』には、綴り直されたバージョンが収録されている。 *日本語訳 またもや死が近づく。王の贈り物と遺産。 老朽によって崩れているものが建て直されるだろう。 若い相続人たちは遺産がないのではと疑う。 石膏像や厨房から財宝が発見される。 *信奉者側の見解  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は、1567年7月に当てはめ、1行目は第三次ユグノー戦争開戦(1568年8月)が近づいていたこととした。後半の若い相続人は、その戦いで1569年3月に命を落としたコンデ親王の子どもたちやナヴァル家の跡継ぎのこととした。2行目は分からないとして解釈していない ((Chavigny [1594] p.178))。 ---- #comment

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