予兆詩第151番

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予兆詩集第151番(旧140番) 1567年10月について *原文 Les Rois & magistrats&sup(){1} par les morts la main mettre. Jeunes filles malades, & des grands&sup(){2} le corps&sup(){3} enfle&sup(){4}. Tout par langueurs & nopces, ennemis serfs au maistre. Les publiques douleurs, le composeur&sup(){5} tout enfle&sup(){6}. ((原文は Chevignard [1999] p.188 による。)) **異文 (1) magistrats &italic(){conj.(BC)} : Magistrats &italic(){T.Eds.} (2) grands &italic(){conj.(BC)} : Grands &italic(){T.Eds.} (3) le corps 1594JF : corps &italic(){T.A.Eds.} (4) enfle : enflé 1650Le 1668 (5) composeur &italic(){conj.(BC)} : Composeur 1594JF 1605 1628 1649Xa, composent 1649Ca 1650Le 1668 (6) tout enfle : tout enflé 1650Le 1668 (注記1)この詩の初出である『[[1567年向けの暦>ALMANACH POVR L'AN M.D.LXVII.]]』は現存していないため、底本になっているのは1594JFである。 (注記2)[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]の手稿『[[散文予兆集成>Recueil des Presages Prosaiques de M. Michel de Nostredame]]』には、綴り直されたバージョンが収録されている。 *日本語訳 王たちと行政官たちは死者たちによって手を置く。 若い娘たちは病気に罹り、偉人たちの体は腫れ上がる。 まさしく物憂さと婚礼によって、敵たちは主人に隷属する。 公共の苦痛、作り手はひどく腫れ上がる。 **訳について  4行目の composeur は中期フランス語では composer (作詩する、作曲する、本を書く、活字を組むなど)や confectionner (料理する、服を仕立てるなど)をする人を指すので、非常に範囲が広い。「作り手」という上の訳はいかにも曖昧だが、文脈からそれ以上限定することは困難である。 *信奉者側の見解  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は、1行目と3行目をサン=バルテルミーの虐殺事件後のことと解釈した。2行目は時代が違うとして解釈を棚上げした。4行目の「作り手」はこの詩の作者であるノストラダムス自身が、この詩を書いていた1566年6月頃に水腫に悩まされていたこととした((Chavigny [1594] p.212))。 ---- #comment

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