Censuart

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 &bold(){Censuart} は語義の確定していない単語。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は censitaire (納税有権者)、つまり、選挙権を得るための税金が課されている土地を所有していた者と解釈した。 -[[エドガー・レオニ]]は copy-holder (謄本保有農)と英訳した。 -信奉者時代の[[ピーター・ラメジャラー]]は sangsue (蛭)と同一視していた。強引なようだが、1600Au では Sangsue が Censue と綴られており、全く的外れというわけではないのかもしれない。  参考のため、綴りが近いものを挙げておく。 -ラテン語では censor ないし censura が近い。censor は古代ローマの監察官のことで、censura は監察官の地位・職を指す((『羅和辞典』))。フランス語で監察官のことは censure という。 -古フランス語には censier (年貢徴収領主、年貢上納小作人)と同じ意味の censuaire という語があった((LAF))。 -プロヴァンス語の censuaire は「批判者」の意味である((LTDF))。 -イタリア語の censuàrio は「租税納入者」の意味である((新伊和辞典、白水社))。 *登場箇所 -[[六行詩2番]] -[[六行詩9番]] ---- #comment
 &bold(){Censuart} は語義の確定していない単語。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は censitaire (納税有権者)、つまり、選挙権を得るための税金が課されている土地を所有していた者と解釈した。 -[[エドガー・レオニ]]は copy-holder (謄本保有農)と英訳した。 -信奉者時代の[[ピーター・ラメジャラー]]は sangsue (蛭)と同一視していた。強引なようだが、1600Au では Sangsue が Censue と綴られており、全く的外れというわけではないのかもしれない。なお、DALFにはSangsueの綴りの揺れとしてのCensueが載っている((DALF, T.9))。  参考のため、綴りが近いものを挙げておく。 -ラテン語では censor ないし censura が近い。censor は古代ローマの監察官のことで、censura は監察官の地位・職を指す((『羅和辞典』))。フランス語で監察官のことは censure というが、16世紀には Censurat とも綴った((Huguet, T.2))。 -古フランス語には censier (年貢徴収領主、年貢上納小作人)と同じ意味の censuaire という語があった((LAF))。 -プロヴァンス語の censuaire は「批判者」の意味である((LTDF))。 -イタリア語の censuàrio は「租税納入者」の意味である((新伊和辞典、白水社))。 *登場箇所 -[[六行詩2番]] -[[六行詩9番]] ---- #comment

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