Nostradamus: The illustrated Prophecies

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 『&bold(){ノストラダムス・解説された予言集}』(Nostradamus: The illustrated Prophecies.)は[[ピーター・ラメジャラー]]の著書。2003年にオールズフォード(Alresford)のジョン・ハント出版社(John Hunt Publishing Ltd.)から刊行された。 #amazon(1903816483) 【画像】『ノストラダムス・解説された予言集』扉(クリックするとAmazonのページに飛びます) *正式名 -Nostradamus: The illustrated Prophecies. --The new and authoritative translation to commemorate Nostradamus' 500th Anniversary. -ノストラダムス・解説された予言集 --ノストラダムス生誕500周年記念の新しい信頼できる翻訳 *内容  [[百詩篇集]]の対訳と解説である。  [[百詩篇第1巻1番]]から第4巻53番までは[[1555年版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)]]を、[[第4巻54番>百詩篇第4巻54番]]から第7巻42番までは[[1557年9月6日版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)]]を、[[第8巻1番>百詩篇第8巻1番]]から[[第10巻100番>百詩篇第10巻100番]]までは[[1568年版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]を、それぞれ底本にしている。  ほとんどの原詩の横には、現代フランス語での注記が添えられ、原文の校訂についての知識を提供してくれる。  全ての詩篇には韻文による英訳が付けられている。  解釈は歴史的な出典を重視するもので、[[ピエール・ブランダムール]]、[[ロジェ・プレヴォ]]ら、優れた歴史学者・古典学者らの解釈を参考にしつつ、『[[ミラビリス・リベル]]』の分析などに基づくラメジャラー自身の解釈も追加されている。  付録として第一序文(セザールへの手紙)と第二序文(アンリ2世への手紙)の英訳が収められている。 **コメント  従来、信奉者的な解釈をしていたラメジャラーが実質的に「転向」した最初の解釈書である。  『[[ミラビリス・リベル]]』決定論とでも言いたくなるほどに、そこからの影響を百詩篇の中に読み取っている姿勢については、賛否両論があるだろう。しかし、『[[ミラビリス・リベル]]』をはじめとする同時代の文献から多くの文例を訳出し、詩の情景との比較を試みている姿勢が、資料の充実に貢献している側面を持っている点については、評価に値するものと見なして差し支えないだろう。  当「大事典」における百詩篇集の解説に当たっても、主要な参考文献の一つとして利用させていただいている。  なお、公刊された文献の中で1557年9月6日版を底本の一つとしたのは、おそらくこの文献が初めてだったと思われる。 ---- #comment

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