化粧品とジャム論 (ヴォラン、1556年)

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 『[[化粧品とジャム論]]』は、1556年にも[[リヨン]]の[[アントワーヌ・ヴォラン]]によって再版された。 #ref(http://www42.atwiki.jp/nostradamus/?cmd=upload&act=open&page=%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0%E8%AB%96%20%28%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%80%811555%E5%B9%B4%29&file=1555opuscule%20lyon.PNG) 【画像】初版ないし1556年版の扉。説明は後述((画像の出典:[[http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nostradamus_Trait%C3%A9_des_Fardements.PNG?uselang=ja]]))。 *正式名 -Excellent & moult utile Opuscule à touts necessaire, qui desirent auoir cognoissance de plusieurs exquises Receptes, diuisé en deux parties. --La premiere traicte de diuerses façon de Fardemens & Senteurs pour illustrer & embellir la face. --La seconde nous monstre la façon & maniere, de faire confitures de plusieurs sortes, tant en miel, que succre, & vin cuict, le tout mis par chapitres, comme est fait ample mention en la Table. --Nouuellement composé par maistre Michel de Nostredame docteur en Medicine de la ville de Salon de Craux en Prouence, & de nouueau mis en lumiere. --A LYON --PAR ANTOINE VOLANT --M.D.LXVI -多くの魅力的な処方についての知識を得たいと思う全ての人々にとって優良かつ大変有益な二部構成の小論集 --第一論文は顔を麗々しく、一層美しいものにするための美顔料や香料の作り方 --第二論文は目次で多く言及されている通り、蜂蜜、砂糖、濃縮ワインなどをたっぷり使ったいくつかのジャムの作り方の手ほどきを示すもの --プロヴァンス州サロン・ド・クローに住む医学博士ミシェル・ド・ノートルダム師が新たに編纂し、新たに公刊されたもの --リヨンにて --アントワーヌ・ヴォランによる。 --1556年 *内容  [[1555年リヨン版>化粧品とジャム論 (ヴォラン、1555年)]]と全く同じで、第一部の第19章が第20章、第二部の第11章が第12章と、誤って書かれていることも一致している。ただし、この比較は後述のリヨン市立図書館の伝本を1556年版と見なしたものなので、仮にそれが1555年版なのだとすれば、この比較は意味をなさない。 *所蔵先 -大英図書館、リヨン市立図書館  リヨン市立図書館のものは Gallica で公開されているが、Gallica で1555年版として公開されているように、扱いに揺れがある。これは、年号のところに手書きの修正跡があり、本来の数字が見えなくなっているためである。 *復刻  [[ピーター・ラメジャラー]]の『[[書物占い師ノストラダムス>Nostradamus, Bibliomancer : the man, the myth, the truth]]』の付録CDには、全ページ分の画像データが収められている。ただし、Gallica で公開されている版と同じものである。 *ピュロン版  [[ロベール・ブナズラ]]はブリュネの書誌に基づき、1556年にアントワーヌ・ヴォランが出した1556年版とは別に、リヨンのジャン・ピュロンが出した1556年版に触れている((Benazra [1990] p.18))。  しかし、ブリュネの書誌では、あくまでもヴォランが出した版の印刷業者がピュロンだったと示してあるにすぎず、ピュロン単独版への言及はない((Jacques-Charles Brunet, &italic(){Manuel du Libraire et de l'Amateur de Livres - SUPPLEMENT - N-Z.}, 1878, col.37. なお、関連箇所としてBrunet, &italic(){Manuel du Libraire et de l'Amateur de Livres - NAA-RZA.}, 1863, col.107 も確認のこと。))。ブナズラは1556年版ヴォラン版に触れた際にブリュネには言及していないことからいっても、ヴォラン版の書誌情報を見間違えて、ピュロン単独版を想定してしまったものと思われる。 ---- #comment
 『[[化粧品とジャム論]]』は、1556年にも[[リヨン]]の[[アントワーヌ・ヴォラン]]によって再版された。 #ref(http://www42.atwiki.jp/nostradamus/?cmd=upload&act=open&page=%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0%E8%AB%96%20%28%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%80%811555%E5%B9%B4%29&file=1555opuscule%20lyon.PNG) 【画像】初版ないし1556年版の扉。説明は後述((画像の出典:[[http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nostradamus_Trait%C3%A9_des_Fardements.PNG?uselang=ja]]))。 *正式名 -Excellent & moult utile Opuscule à touts necessaire, qui desirent auoir cognoissance de plusieurs exquises Receptes, diuisé en deux parties. --La premiere traicte de diuerses façon de Fardemens & Senteurs pour illustrer & embellir la face. --La seconde nous monstre la façon & maniere, de faire confitures de plusieurs sortes, tant en miel, que succre, & vin cuict, le tout mis par chapitres, comme est fait ample mention en la Table. --Nouuellement composé par maistre Michel de Nostredame docteur en Medicine de la ville de Salon de Craux en Prouence, & de nouueau mis en lumiere. --A LYON --PAR ANTOINE VOLANT --M.D.LXVI -多くの至妙の製法についての知識を得たいと思う全ての人々にとって優良かつ大変有益な二部構成の小論集 --第一論文は顔を麗々しく、一層美しいものにするための美顔料や香料の作り方 --第二論文は目次で多く言及されている通り、蜂蜜、砂糖、濃縮ワインなどをたっぷり使ったいくつかのジャムの作り方の手ほどきを示すもの --プロヴァンス州サロン・ド・クローに住む医学博士ミシェル・ド・ノートルダム師が新たに編纂し、新たに公刊されたもの --リヨンにて --アントワーヌ・ヴォランによる。 --1556年 *内容  [[1555年リヨン版>化粧品とジャム論 (ヴォラン、1555年)]]と全く同じで、第一部の第19章が第20章、第二部の第11章が第12章と、誤って書かれていることも一致している。ただし、この比較は後述のリヨン市立図書館の伝本を1556年版と見なしたものなので、仮にそれが1555年版なのだとすれば、この比較は意味をなさない。 *所蔵先 -大英図書館、リヨン市立図書館  リヨン市立図書館のものは Gallica で公開されているが、Gallica で1555年版として公開されているように、扱いに揺れがある。これは、年号のところに手書きの修正跡があり、本来の数字が見えなくなっているためである。 *復刻  [[ピーター・ラメジャラー]]の『[[書物占い師ノストラダムス>Nostradamus, Bibliomancer : the man, the myth, the truth]]』の付録CDには、全ページ分の画像データが収められている。ただし、Gallica で公開されている版と同じものである。 *ピュロン版  [[ロベール・ブナズラ]]はブリュネの書誌に基づき、1556年にアントワーヌ・ヴォランが出した1556年版とは別に、リヨンのジャン・ピュロンが出した1556年版に触れている((Benazra [1990] p.18))。  しかし、ブリュネの書誌では、あくまでもヴォランが出した版の印刷業者がピュロンだったと示してあるにすぎず、ピュロン単独版への言及はない((Jacques-Charles Brunet, &italic(){Manuel du Libraire et de l'Amateur de Livres - SUPPLEMENT - N-Z.}, 1878, col.37. なお、関連箇所としてBrunet, &italic(){Manuel du Libraire et de l'Amateur de Livres - NAA-RZA.}, 1863, col.107 も確認のこと。))。ブナズラは1556年版ヴォラン版に触れた際にブリュネには言及していないことからいっても、ヴォラン版の書誌情報を見間違えて、ピュロン単独版を想定してしまったものと思われる。 ----

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