ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (フランソワ・ブシャール、1695年)

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 『&bold(){ミシェル・ノストラダムス師の予言集}』(Les Prophéties de M. Michel Nostradamus)は、1695年に[[メス]]の[[フランソワ・ブシャール]]によっても出版された。18世紀末までにメスで出版されたノストラダムス関連書はこれ一冊である。 【画像】ブシャール版の扉に使われた木版画 ((画像の出典:Benazra [1990] p.636)) *正式名 -LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMUS. --Centuries VIII. IX. X. Qui n'ont encores jamais été imprimées. --A METZ, Chez FRANCOIS BOUCHARD, Imprimeur & Marchand Libraire, sur la Place S. Jacque, à la Bible d'or.1695. -ミシェル・ノストラダムス師の予言集 --未刊であった百詩篇第八・九・十巻 --メス、サン・ジャック広場に面し黄金の聖書の旗を掲げる印刷工・書肆フランソワ・ブシャールの工房にて。1695年 *内容  十二折版である。  まず、第二序文([[アンリ2世への手紙]])、百詩篇第8巻から第10巻([[補遺篇>Adiousté depuis l'impression de 1568.]]を含む)が収録されている。続いてアンリ4世宛ての献辞とともに[[六行詩集>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]が第11巻として収録され、通常は第11巻とされる四行詩2篇([[91番>百詩篇第11巻91番]]、[[97番>百詩篇第11巻97番]])は第12巻、第12巻とされる四行詩10篇は第13巻として収録されている((Benazra [1990] pp.275-276))(通常の第12巻は全11篇だが、おそらく[[百詩篇第12巻56番]]が欠けている)。 **特色  第二部のみの版は非常に珍しく、確実に実在したものに限れば、ほかには[[シルヴェストル・モロー]]が出版した二つの版しかない。もっとも、それらは六行詩などを含んでいないので、ブシャールの底本がモロー版以外であったことは疑いない。  にもかかわらず、なぜあえて第二部のみにしたのかはよく分からない。ページを減らすことで廉価にしようとしたものかもしれないし、あるいはきちんと二部構成で売られていたものの、前半が欠落して第二部のみが後の時代に製本し直されたのかもしれない。後述するように現存するのはわずか1冊なので、詳細な比較検討は無理である。 *所蔵先 -メス市立図書館 ---- #comment
 『&bold(){ミシェル・ノストラダムス師の予言集}』(Les Prophéties de M. Michel Nostradamus)は、1695年に[[メス]]の[[フランソワ・ブシャール]]によっても出版された。18世紀末までにメスで出版されたノストラダムス関連書はこれ一冊である。 #ref(1695.PNG) 【画像】ブシャール版の扉に使われた木版画 ((画像の出典:Benazra [1990] p.636)) *正式名 -LES PROPHETIES DE M. MICHEL NOSTRADAMUS. --Centuries VIII. IX. X. Qui n'ont encores jamais été imprimées. --A METZ, Chez FRANCOIS BOUCHARD, Imprimeur & Marchand Libraire, sur la Place S. Jacque, à la Bible d'or.1695. -ミシェル・ノストラダムス師の予言集 --未刊であった百詩篇第八・九・十巻 --メス、サン・ジャック広場に面し黄金の聖書の旗を掲げる印刷工・書肆フランソワ・ブシャールの工房にて。1695年 *内容  十二折版である。  まず、第二序文([[アンリ2世への手紙]])、百詩篇第8巻から第10巻([[補遺篇>Adiousté depuis l'impression de 1568.]]を含む)が収録されている。続いてアンリ4世宛ての献辞とともに[[六行詩集>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]が第11巻として収録され、通常は第11巻とされる四行詩2篇([[91番>百詩篇第11巻91番]]、[[97番>百詩篇第11巻97番]])は第12巻、第12巻とされる四行詩10篇は第13巻として収録されている((Benazra [1990] pp.275-276))(通常の第12巻は全11篇だが、おそらく[[百詩篇第12巻56番]]が欠けている)。 **特色  第二部のみの版は非常に珍しく、確実に実在したものに限れば、ほかには[[シルヴェストル・モロー]]が出版した二つの版しかない。もっとも、それらは六行詩などを含んでいないので、ブシャールの底本がモロー版以外であったことは疑いない。  にもかかわらず、なぜあえて第二部のみにしたのかはよく分からない。ページを減らすことで廉価にしようとしたものかもしれないし、あるいはきちんと二部構成で売られていたものの、前半が欠落して第二部のみが後の時代に製本し直されたのかもしれない。後述するように現存するのはわずか1冊なので、詳細な比較検討は無理である。 *所蔵先 -メス市立図書館 ---- #comment

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