マナ

「マナ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

マナ」(2011/01/13 (木) 22:49:11) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 &bold(){マナ}は『旧約聖書』の「出エジプト記」に登場する食物の名。  「夕べになると、うずらが飛んできて宿営をおおった。また、朝になると、宿営の周囲に露が降りた。その降りた露がかわくと、荒野の面には、薄いうろこのようなものがあり、ちょうど地に結ぶ薄い霜のようであった。」(第16章13節、14節・口語訳)  「イスラエルの家はその物の名をマナと呼んだ。それはコエンドロの実のようで白く、その味は蜜を入れたせんべいのようであった。」(第16章31節・口語訳)((引用はいずれも『聖書』口語訳による。)) #ref(Manna_1591.jpg) 【画像】マナに関する木版画(1591年)((画像の出典:[[http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Manna_1591.jpg]]))  荒野のイスラエル人たちはそれによって飢えをしのいだ。神からの賜りものとされるが、本来の言及の中にはとりたてて奇跡と関連付けようとする意味合いはなかったらしい((関根正雄訳『出エジプト記』岩波文庫、p.157))。  シナイ半島ではギョリュウの葉の樹液ないし葉に付く虫の分泌液が夜に固まり、ベドウィンの食物の一つになっており、アラビア語で「マン」と呼ばれている((関根訳・前掲書、『聖書辞典』新教出版社))。  現代フランス語のマナ(manne)は、天からの賜り物の比喩でも使う。中期フランス語では「精神的な糧」の比喩として、古フランス語では「天気雨」の意味でも使われた((DMF, LAF))。 *ノストラダムス関連  [[詩百篇第10巻99番]]でのみ言及がある。 #amazon(4003380126) 【画像】関根正雄 訳 『旧約聖書 出エジプト記』岩波文庫 #amazon(4000261819) 【画像】旧約聖書翻訳委員会 『旧約聖書〈1〉』 ---- #comment
 &bold(){マナ}は『旧約聖書』の「出エジプト記」に登場する食物の名。  「夕べになると、うずらが飛んできて宿営をおおった。また、朝になると、宿営の周囲に露が降りた。その降りた露がかわくと、荒野の面には、薄いうろこのようなものがあり、ちょうど地に結ぶ薄い霜のようであった。」(第16章13節、14節・口語訳)  「イスラエルの家はその物の名をマナと呼んだ。それはコエンドロの実のようで白く、その味は蜜を入れたせんべいのようであった。」(第16章31節・口語訳)((引用はいずれも『聖書』口語訳による。)) #ref(Manna_1591.jpg) 【画像】マナに関する木版画(1591年)((画像の出典:[[http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Manna_1591.jpg]]))  荒野のイスラエル人たちはそれによって飢えをしのいだ。神からの賜りものとされるが、本来の言及の中にはとりたてて奇跡と関連付けようとする意味合いはなかったらしい((関根正雄訳『出エジプト記』岩波文庫、p.157))。  シナイ半島ではギョリュウの葉の樹液ないし葉に付く虫の分泌液が夜に固まり、ベドウィンの食物の一つになっており、アラビア語で「マン」と呼ばれている((関根訳・前掲書、『聖書辞典』新教出版社))。  現代フランス語のマナ(manne)は、天からの賜り物の比喩でも使う。中期フランス語では「精神的な糧」の比喩として、古フランス語では「天気雨」の意味でも使われた((DMF, LAF))。 *ノストラダムス関連  [[詩百篇第10巻99番]]でのみ言及がある。 #amazon(4003380126) 【画像】関根正雄 訳 『旧約聖書 出エジプト記』岩波文庫 #amazon(4000261819) 【画像】旧約聖書翻訳委員会 『旧約聖書〈1〉』 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: