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『&bold(){パトリオット世紀末!~ノストラダムス・恐怖の大王ご光臨}』は、1994年に[[光栄>コーエー]]から出版された著書。編者の名義は「TEAMアンゴルモア」。ノストラダムスを題材に採った一種のパロディ本である。
*内容
カバーイラストはしりあがり寿。口絵のカラーイラストは高橋葉介、濱田マリ、西家ヒバリ。
第I章「カオスが街にやってくる」は、恐怖の大王の襲来にどう備えるかを扱っている。シェルターやノアの方舟の製作、恐怖の大王の撃退法などが述べられているが、明らかにジョークと分かるアイデアばかりである。
第II章「“恐怖の大王”をオトす!」では、恐怖の大王はどんな存在だと思うかなどについて、濱田マリ(歌手)、天野喜孝(イラストレーター)、水野美紀(女優)、天久正一(漫画家)にインタビューしている。その上で、世紀末のファッションやメイク、恐怖の大王への貢物や口説き文句をいろいろと挙げている。
第III章「世紀末メシアを探せ!」では、メシアの条件を検討した上で、「日本のメシア」として、中松義郎(発明家)、アジャ・コング(女子プロレスラー)、周富徳(中華料理人)、織田無道(住職)、宮路年雄(城南電機社長)にインタビューしている。
第IV章「未練バスターズ!」では、「食わずに死ねるか!」等、1999年までにしておきたいこと、行きたい場所などを特集している。
第V章「わたしの世紀末」では、浅草キッド(タレント)、篠原涼子(タレント)、いであつし(コラムニスト)、香山リカ(精神科医)にインタビューしている。
第VI章「オススメ世紀末スケジュール」では、どのように1999年を過ごすかについてチャート式で提案されている。
さらに巻末付録として、21世紀を迎えたらあけるようにという注意書きの付いた袋とじが収録されている。
(以上、一部のインタビュイーの肩書き・職業は、著書刊行時点のもの)
*コメント
単なるパロディ企画に過ぎない著書だが、統一性が全くない多彩なインタビュイーの顔ぶれだけは特筆に値する。日本の[[ノストラダムス現象]]の特異さを物語る一資料としては、一定の意味があるのかもしれない。
*書誌
:書名|パトリオット世紀末!
:副題|ノストラダムス・恐怖の大王ご光臨
:編者|TEAMアンゴルモア
:版元|光栄
:出版日|1994年12月30日
:注記|
**外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire)
:Titre|Patriot Seikimatsu!
:Sous-titre|Nostradamus Kyôfu no Daiô gokôrin (trad. / l'avènement d'un grand Roi d'effrayeur de Nostradamus)
:Editeur|TEAM Angolmois
:Publication|KOEI
:Lieu|Yokohama-shi, Japon
:Date|le 30 décembre 1994
:Note|Une sorte de parodie.
*外部リンク
-[[Amazonの商品ページ>>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877191445/sumaru-22/ref=nosim]]
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