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『&bold(){イエス・キリスト紀元1567年向けの占筮と多くの予言}』(Prognostication, Et Amples Predictions, pour l'an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept)は、1566年頃にパリの[[ギヨーム・ド・ニヴェール>ギヨーム・ニヴェール]]によって出版されたミシェル・ド・ノストラダムス([[ノストラダムス2世]])の著書。
【画像】扉((画像の出典:[[http:/www.propheties.it/]]))
*正式名
-PROGNOSTICATION, ET AMPLES Predictions, pour l'an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept. An Embolismal.
--A MONSEIGNEUR Francois Duc d'Alencon.
--PAR MI DE NOSTRADAMVS
--La forte race Bazanée / Veut ouurir les portes d'arein : / Mais vne heureuse destinée / Rompt le fil de son vain dessein.
--A PARIS,
--Par Guillaume de Nyuerd, Imprimeur & Libraire.
--AVEC PRIVILEGE DV ROY.
-閏月のあるイエス・キリスト紀元1567年向けの占筮と多くの予言
--アランソン公フランソワ殿下へ。
--Mi. ド・ノストラダムスによる。
--「黒ずんだ肌の強き民族が / 青銅の門を開きたがる。/ だが幸運な巡り合わせが / その無為な企ての糸を断ち切るだろう」
--パリにて、
--印刷業者・書肆ギヨーム・ド・ニヴェールによる。
--国王の特認とともに。
Embolismal は、古フランス語の Embolismel と同じだろうと思われるが、これは「閏月のある」の意味である((LAF))。太陰暦が登場してくるのは不自然なので単なる「閏年」の意味かもしれないが、閏年は1568年であって1567年ではない。
*内容
40ページの文献である。
最初に1566年8月末日付の特認の抜粋が掲載されている。
続いて、アランソン公フランソワ([[アンリ2世]]の四男)に宛てた日付のない献辞が収録されている。この献辞に、[[ジャン・デュペーブ]]が指摘したことで知られるようになった((Dupèbe [1983] p.115))、「(私が本家ノストラダムスの)弟子であると自ら認めることを何ら恥じるものではありません」という言葉が出てくる。日付はない。
本編は全般的な占筮と月ごとの占筮、そして1567年の日食についての占筮で構成されている。いずれも散文だが、月ごとの占筮は冒頭に四行詩が掲載されている。扉の四行詩がそうであるように、本編に見られる四行詩に、ノストラダムス作品と一致するものはない。
*所蔵先
-ヴォルフェンビュッテル州立ヘルツォーク・アウグスト図書館
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『&bold(){イエス・キリスト紀元1567年向けの占筮と多くの予言}』(Prognostication, Et Amples Predictions, pour l'an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept)は、1566年頃にパリの[[ギヨーム・ド・ニヴェール>ギヨーム・ニヴェール]]によって出版されたミシェル・ド・ノストラダムス([[ノストラダムス2世]])の著書。
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【画像】扉((画像の出典:[[http://www.propheties.it/]]))
*正式名
-PROGNOSTICATION, ET AMPLES Predictions, pour l'an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept. An Embolismal.
--A MONSEIGNEUR Francois Duc d'Alencon.
--PAR MI DE NOSTRADAMVS
--La forte race Bazanée / Veut ouurir les portes d'arein : / Mais vne heureuse destinée / Rompt le fil de son vain dessein.
--A PARIS,
--Par Guillaume de Nyuerd, Imprimeur & Libraire.
--AVEC PRIVILEGE DV ROY.
-閏月のあるイエス・キリスト紀元1567年向けの占筮と多くの予言
--アランソン公フランソワ殿下へ。
--Mi. ド・ノストラダムスによる。
--「黒ずんだ肌の強き民族が / 青銅の門を開きたがる。/ だが幸運な巡り合わせが / その無為な企ての糸を断ち切るだろう」
--パリにて、
--印刷業者・書肆ギヨーム・ド・ニヴェールによる。
--国王の特認とともに。
Embolismal は、古フランス語の Embolismel と同じだろうと思われるが、これは「閏月のある」の意味である((LAF))。太陰暦が登場してくるのは不自然なので単なる「閏年」の意味かもしれないが、閏年は1568年であって1567年ではない。
*内容
40ページの文献である。
最初に1566年8月末日付の特認の抜粋が掲載されている。
続いて、アランソン公フランソワ([[アンリ2世]]の四男)に宛てた日付のない献辞が収録されている。この献辞に、[[ジャン・デュペーブ]]が指摘したことで知られるようになった((Dupèbe [1983] p.115))、「(私が本家ノストラダムスの)弟子であると自ら認めることを何ら恥じるものではありません」という言葉が出てくる。日付はない。
本編は全般的な占筮と月ごとの占筮、そして1567年の日食についての占筮で構成されている。いずれも散文だが、月ごとの占筮は冒頭に四行詩が掲載されている。扉の四行詩がそうであるように、本編に見られる四行詩に、ノストラダムス作品と一致するものはない。
*所蔵先
-ヴォルフェンビュッテル州立ヘルツォーク・アウグスト図書館
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