Prophetie merueilleuse commençant ceste presente Année

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 『&bold(){今年に始まり、夥しい死を招いた年と言われることになる1568年閏年まで続く驚異の予言}』(Prophetie merueilleuse commençant ceste presente Année, & dure iusques en l'An de grand' Mortalité, que l'on dira M.d.lxviij. An de Bissexte.)は、1566年から1567年頃に[[パリ]]の[[ギヨーム・ド・ニヴェール>ギヨーム・ニヴェール]]によって出版されたミシェル・ド・ノストラダムス([[ノストラダムス2世]])の著書。 【画像】扉((画像の出典 : SWANN [2007])) *正式名 -Prophetie merueilleuse commençant ceste presente Année, & dure iusques en l'An de grand' Mortalité, que l'on dira M.d.lxviij. An de Bissexte. --PAR MI. DE NOSTRADAMVS. --A PARIS, --Par Guillaume de Nyuerd, Imprimeur & Libraire, tenant sa boutique ioignant le pont aux Musniers vers le Chastellet. --Auec priuilege du Roy. -今年に始まり、夥しい死を招いた年と言われることになる1568年閏年まで続く驚異の予言 --Mi. ド・ノストラダムスによる --パリにて、 --パリ裁判所界隈のポン・ト・ミュニエに隣接する店舗を持つ印刷業者・書肆ギヨーム・ド・ニヴェールによる。 --国王の特認とともに。 *内容  八つ折版で20葉の文献である。散文で予言が綴られ、欄外に要約的な見出しが付けられている。 *所蔵先 -[[フランス国立図書館]]、サント=ジュヌヴィエーヴ図書館  ほかにかつて[[ダニエル・ルソ]]が私蔵していた版があり、2007年のオークションで[[マリオ・グレゴリオ]]が落札した。 *刊行年  扉に刊行年の表示はなく、中に転載されている特認の抜粋にも日付は無い。19世紀の書誌学者ブリュネは、この文献の初めの方に「去る1565年」(l'an passé 1565)とあることから1566年とし、[[ミシェル・ショマラ]]や[[ピエール・ブランダムール]]もそれを支持した((Chomarat [1989] no.76, Brind’Amour [1993] pp.491-492))。[[ロベール・ブナズラ]]は1567年としたが、いずれにしても「今年から1568年まで」と扉にある以上、1566年か1567年の刊行であろうことは疑いないだろう。  なお、ショマラはフランス国立図書館の伝本を1560年の刊行として別に扱っていたが((Chomarat [1989] no.44))、根拠が全く分からない。そこで援用されているチオラネスコの書誌にしても1566年として扱っており、何らかの誤認の可能性があるように思われる。 *再版  [[ピエール・ブランダムール]]は、『[[予言あるいはその年の四季の驚異の転回>Prophetie, ou Revolution Merveilleuse des quatre saisons de l'an (1567)]]』(1567年)をこの本の再版と位置付けている((Brind’Amour [1993] pp.491-492))。 ---- #comment
 『&bold(){今年に始まり、夥しい死を招いた年と言われることになる1568年閏年まで続く驚異の予言}』(Prophetie merueilleuse commençant ceste presente Année, & dure iusques en l'An de grand' Mortalité, que l'on dira M.d.lxviij. An de Bissexte.)は、1566年から1567年頃に[[パリ]]の[[ギヨーム・ド・ニヴェール>ギヨーム・ニヴェール]]によって出版されたミシェル・ド・ノストラダムス([[ノストラダムス2世]])の著書。 #ref(1566Pmerveilleuse.PNG) 【画像】扉((画像の出典 : SWANN [2007])) *正式名 -Prophetie merueilleuse commençant ceste presente Année, & dure iusques en l'An de grand' Mortalité, que l'on dira M.d.lxviij. An de Bissexte. --PAR MI. DE NOSTRADAMVS. --A PARIS, --Par Guillaume de Nyuerd, Imprimeur & Libraire, tenant sa boutique ioignant le pont aux Musniers vers le Chastellet. --Auec priuilege du Roy. -今年に始まり、夥しい死を招いた年と言われることになる1568年閏年まで続く驚異の予言 --Mi. ド・ノストラダムスによる --パリにて、 --パリ裁判所界隈のポン・ト・ミュニエに隣接する店舗を持つ印刷業者・書肆ギヨーム・ド・ニヴェールによる。 --国王の特認とともに。 *内容  八つ折版で20葉の文献である。散文で予言が綴られ、欄外に要約的な見出しが付けられている。 *所蔵先 -[[フランス国立図書館]]、サント=ジュヌヴィエーヴ図書館  ほかにかつて[[ダニエル・ルソ]]が私蔵していた版があり、2007年のオークションで[[マリオ・グレゴリオ]]が落札した。 *刊行年  扉に刊行年の表示はなく、中に転載されている特認の抜粋にも日付は無い。19世紀の書誌学者ブリュネは、この文献の初めの方に「去る1565年」(l'an passé 1565)とあることから1566年とし、[[ミシェル・ショマラ]]や[[ピエール・ブランダムール]]もそれを支持した((Chomarat [1989] no.76, Brind’Amour [1993] pp.491-492))。[[ロベール・ブナズラ]]は1567年としたが、いずれにしても「今年から1568年まで」と扉にある以上、1566年か1567年の刊行であろうことは疑いないだろう。  なお、ショマラはフランス国立図書館の伝本を1560年の刊行として別に扱っていたが((Chomarat [1989] no.44))、根拠が全く分からない。そこで援用されているチオラネスコの書誌にしても1566年として扱っており、何らかの誤認の可能性があるように思われる。 *再版  [[ピエール・ブランダムール]]は、『[[予言あるいはその年の四季の驚異の転回>Prophetie, ou Revolution Merveilleuse des quatre saisons de l'an (1567)]]』(1567年)をこの本の再版と位置付けている((Brind’Amour [1993] pp.491-492))。 ---- #comment

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